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2/20今回は北海道にあるトヨタ自動車の士別試験場で「クラウン クロスオーバー」の雪上性能を試した。
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3/20「クロスオーバーRS」のパワートレインは2.4リッターターボエンジンをベースとした「デュアルブーストハイブリッド」。リアモーターを含めたシステム出力は349PS。
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4/20「RS」以外のモデルには2.5リッターのシリーズパラレルハイブリッド(いわゆる「THS II」)を搭載。リアモーターを含めたシステム出力は234PS。
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5/20タイヤはすべてのモデルがブリヂストンの「ブリザック」を履いていた。21インチ車が最新の「VRX3」で19インチ車はひと世代前の「DM-V3」だった。
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6/20まずは「クロスオーバーRS」でハンドリングコースへ。FFベースには違いないが、クラウン クロスオーバーは全車が4WDだ。
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7/20最高出力80.2PSを生み出す「クロスオーバーRS」のリアモーターは水冷式。これによって高出力を連続的に使えるようにしている。
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8/20高い速度を保ったまま左コーナーへ。全車に標準装備の「DRS」=後輪操舵が効いている。
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9/20かなり滑りやすい路面のはずなのだが、内側の雪壁にぴたりと沿うように走れる。
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10/20路面状況の識別にはフロントのカメラも活用。雪上と判断するとリアアクスルにトルクを多めに配分し、安定感を高めている。
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11/20「RS」と同じ21インチタイヤを履いた「クロスオーバーG」でハンドリングコースへ。パワーはRSに劣るものの、同じように正確に周回できた。
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12/20グレードを問わず最低地上高は145mm。先代よりも10~15mm高くなっているが、無理はできない数値だ。
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13/20「DRS」による後輪の舵角は最大4度。60km/h付近を境に前輪との同位相と逆位相を使い分ける。
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14/20ドライブモードの切り替えによって後輪を滑らせながらのコーナリングもできる。
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15/20ハイパワーな「RS」はもちろんのこと、2.5リッターハイブリッド車でも後輪を滑らせながらのドライブが楽しめる。
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16/20かつてのトヨタ車とは異なり、VSCがある程度の横滑りを許容してくれる。ただし、アングルがつきすぎた場合は即座に介入してスピンを未然に防いでくれる。
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17/20ゲレンデで出くわす「クラウン クロスオーバー」は侮らないほうがいい。
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18/20トヨタ・クラウン クロスオーバーRS“アドバンスト”
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19/20トヨタ・クラウン クロスオーバーG“アドバンスト・レザーパッケージ”
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20/20トヨタ・クラウン クロスオーバーG“アドバンスト”

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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