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2/20HEVより2カ月遅れの、2023年3月に発表・発売された「プリウス」のPHEVモデル。グレードは最上級の「Z」のみとなる。
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3/20PHEV化に際してのスイッチ類の造設、ディスプレイの表示機能の追加を除くと、インテリアの仕様はHEVの「Z」と基本的に共通。ただし、こちらのインフォテインメントシステムには、通信ができない環境でも使用できる車載ナビを搭載した、「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」が標準装備される。
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4/20PHEV専用デザインの19インチアルミホイール。タイヤサイズは195/50R19が標準で、試乗車には高い操縦安定性と低燃費性能がうたわれる、「ヨコハマ・ブルーアースGT」が装着されていた。
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5/20充電口は左のリアフェンダーパネルに配置。長さ7.5mの充電ケーブルに加え、ここからバッテリーの電気を取り出す際に用いる、専用変換アダプター「ヴィークルパワーコネクター」も標準装備される。
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6/20オプションのソーラー発電システムは、BEV走行距離にして年間でおよそ1200km分に相当する電力を生成できる。ただし、装備すると車重は20kg重くなる。
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7/20ソーラー発電システムの稼働状態は12.3インチのセンターディスプレイで確認が可能。自宅などでの充電スケジュールの設定も、こちらのディスプレイで操作する。
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8/20外装では先述の専用アルミホイールに加え、金属調シルバー塗装のフロントロアグリルや、グレースモークのリアコンビランプ、専用バッジなどがPHEVの特徴。また細かいところでは、ヘッドランプがアダプティブハイビームシステム(AHS)となっている。
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9/20シート表皮は合成皮革で、運転席にはメモリー機能付きの8way電動調整機構を装備。また運転席・助手席ともにシートヒーターとベンチレーション機能が標準で備わっている。
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10/20バッテリーの搭載位置は、従来型の荷室床下から新型では後席座面下に変更。マスの集中とパッケージの高効率化を実現している。
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11/20バッテリーの制御を切り替えたり、BEV走行モードを選択したりするのに用いる「EV/HVモード切替スイッチ(バッテリーチャージモード機能付き)」と「AUTO EV/HVモードスイッチ」は、センターコンソールの右側に追加されている。
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12/20従来モデルより加速性能と快適性が大幅に向上していた新型「プリウス」のPHEVモデル。同じ60系プリウスのHEVと比べても、そのパフォーマンスには明確な違いが感じられた。
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13/20交通環境や気分に応じてパワートレインの制御を切り替えられるドライブモードセレクター。HEVの上級グレードと同じく、「ECO」「NORMAL」「SPORT」「CUSTOM」の4つの走行モードが用意される。
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14/20ラゲッジスペースはHEVのスペアタイヤ装着車と同じく高床仕様となっている。荷室容量は、低床仕様のHEVが410~422リッターとなっているのに対し、PHEVでは345リッターに減じている(いずれもVDA値)。
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15/20新型「プリウス」のPHEVのハイブリッド燃料消費率は、WLTCモード計測で26.0km/リッター。30.3km/リッターだった従来型と比べると、ちょっと寂しい数字だ。プリウスにはやはり、燃費も頑張ってほしい。
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16/20トヨタ・プリウスZ プラグインハイブリッド
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渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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