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2/25「マセラティMC20チェロ」は、先行デビューしたMRスーパースポーツ「MC20」のオープントップバージョン。電動開閉式のルーフは12秒でキャビン後方に収納される。
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3/25優れた断熱性を誇るルーフは、高分子分散液晶(PDLC)技術を生かしたガラス製。電子的に透明または曇りガラスの状態(写真)をつくり出せる。
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4/25ガラストップを透明にした状態。ルーフを閉じていても乗員が空を感じられるようにする仕組みだ。
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5/25スイッチ類を最小限に抑えたシンプルな造形のインテリア。12個のスピーカーで構成されるSonus Faber(ソナス・ファベール)のプレミアムサウンドシステムが備わる。
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6/25ルーフは、開閉動作も透過度の切り替えもセンターモニター上のメニュー操作でおこなう。
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7/25試乗車は、「プリマセリエ ローンチ エディション」と呼ばれる発売記念モデル。専用の装飾としてエンジンフードに添えられる巨大なトライデントは、ルーフ開閉時に御旗のごとく立ち上がる。
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8/25ドアは斜め上方に開くタイプ。写真のように左右方向にも大きく広がるため、駐車・降車の際は側方の障害物などへの注意が必要だ。
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9/25試乗車のシートカラーは「アイス」と呼ばれるさわやかな白。プレミアムレザーとアルカンターラで仕立てられている。
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10/25バスタブ型のカーボンモノコックを採用するスポーツカーとしては、サイドシルは低め。それでも、跳ね上げ式ドアを開き切ることができない状況では乗り降りに苦労することになる。
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11/25ボディー剛性についてはクーペとの明確な差は感じない。車両重量は、クーペに対して65kg増しとなっている。
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12/25最高出力630PSのV6ターボエンジンは、3000rpmで最大トルク730N・mを発生する。0-100km/h加速は2.9秒という俊足ぶりだ。
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13/25センターコンソールには(写真左上から右下に向かって)走行モードのセレクター、変速方式の切り替えスイッチ(自動/手動)、リバースボタン、ウィンドウの開閉スイッチが並ぶ。
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14/25ダイヤル式の走行モードセレクターは上面がタッチパネルになっている。表面をフリックする(指先でなでる)と画面がサスペンションの設定画面(写真)へと切り替わる。
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15/25試乗車はダイヤモンドカットの20インチホイールとブリヂストンの「ポテンザ スポーツ」を装着していた。フロントのリフトアップシステムも用意される。
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16/25車検証や取扱説明書が入る程度ながら、フロントボンネット下には写真のような収納スペースが確保されている。
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17/25「MC20チェロ」はとても乗りやすいスーパースポーツといえる。ルーフを開放し快音に包まれたなら、クーペ「MC20」とは異なる魅力に納得すること請け合いだ。
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18/25始動スイッチは、ステアリングホイールのセンター左下にレイアウトされている。同右下にはローンチコントロールボタンが備わる。
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19/25助手席前方には、イタリアのトリコロールとともに「MC20」のロゴが添えられる。車名の“MC”は「マセラティ コルセ」を、“20”はMC20のデビューイヤー「2020年」を示している。
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20/25リアの荷室容量は150リッター。たっぷりとはいえないが、「2人で1泊旅行する程度の荷物」は積める広さだ。
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21/25特別色「アクアマリーナ」をまといカーボンパーツをフル装備、電動の快適装備も満載した「プリマセリエ ローンチ エディション」の価格は4438万円。素のモデル(3385万円)に対して1053万円高となっている。
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22/25マセラティMC20チェロ プリマセリエ ローンチ エディション
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23/25メーターパネルは液晶表示。グラフィックは走行モードに連動して切り替わる。
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24/25エンジン回転計を中心に据えた「スポーツ」モードのメーター画面。ブレーキペダルとアクセルペダルの開度も視覚化される。
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25/25「コルサ」モードではエンジン回転計が横一文字のグラフ状になる。ラップタイムも計測できる。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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