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2/27「ポルシェ911」のデビュー60周年を記念して、世界限定1963台で販売される「911 S/T」。現行世代922型で最軽量となる車体や、最高出力525PSのエンジンなどにより“純粋なドライビングプレジャー”が追求されている。
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3/27フロントまわりのデザインは「911 GT3」系と共通。ボンネットには空力性能を高めるエアアウトレットが設けられている。
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4/27リアには、「ポルシェ911」の誕生60周年を祝したエンブレムが装着される。また「ヘリテージデザインパッケージ」装着車では、写真のように「PORSCHE」ロゴの色がゴールドとなる。
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5/27リアエンドには、ガーニーフラップ付きの自動展開式リアスポイラーを装備。リアバンパー下端のディフューザーと合わせ、走行時のダウンフォースを向上させる。
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6/27「911 S/T」には、リムのトップに特徴的なマーキングが施された「GTスポーツステアリングホイール」が装着される。
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7/27トランスミッションは6段MTのみ。そのギア比は、ハードコアモデル「911 GT3」よりもクロスレシオとなっている。
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8/27シフトレバー手前の小物入れスペースにも「911 S/T」のロゴが添えられる。
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9/27助手席前方には、シリアルナンバー入りの「911」ロゴを装着。特別なモデルであることがアピールされる。
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10/27リアには「911 GT3 RS」と同じ4リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。シングルマスフライホイール採用の軽量クラッチが組み合わされている。
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11/27軽量化を追求した「911 S/T」では、ボンネット、フェンダー、ドア、ルーフなどの外装パネルが軽量高剛性なCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製となっている。
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12/27内装で特徴的なのは、CFRPの骨格を持つフルバケットシート。ほかに4Way電動調節機構付きの「スポーツシートプラス」が選択できる。
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13/27後席は軽量化のために省かれる。オプションとして、写真のようにロールケージを組み込むことができる。
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14/27「911 S/T」用の軽量鍛造マグネシウムホイール。写真の標準色のほか、3色(プラチンシルバー、サテンダークシルバー、サテンブラック)の仕上げが選択できる。
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15/27「911 S/T」が0-100km/h加速に要する時間は3.7秒。トップスピードは300km/hと公表されている。
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16/27グリーンのアクセントカラーが特徴的なメーターパネル。エンジン回転計の目盛りは1万rpmまで刻まれており、「911」伝統の“5連メーター表示”に切り替え可能だ。
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17/27「911 S/T」のロゴマークはそこかしこに。写真はサイドシル部分のもの。
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18/27快適性とスポーティーさの両立を掲げる「911ターボ」に対し、「911 S/T」では純粋なドライビングプレジャーの提供が最重要課題とされている。
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19/27リアのハイマウントストップランプ付近には車名ロゴのエンブレムが備わる。
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20/27シートを含むインテリアカラーは、試乗車の「ブラック×コニャック」(写真)のほか、ブラック単色も選べる。
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21/27走行中の「911 S/T」の車内は、野太いエキゾーストサウンドに包まれる。同モデルでは軽量化の一環として、遮音材やドライバーアシスタンスシステムの一部が省かれている。
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22/27992型「911」のなかで「911 S/T」は、「後輪操舵のない、ダブルウイッシュボーンのフロントアクスルとマルチリンクのリアアクスルを組み合わせた唯一のモデル」となっている。
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23/27ドア開閉用のプルループは、ナイロン製が標準。「ヘリテージデザインパッケージ」を選ぶと、クラシックコニャックのセミアニリンレザー仕立て(写真)となる。
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24/27「ヘリテージデザインパッケージ」装着車では、シートのセンターが、クラシックコニャックにブラックのピンストライプをあしらったファブリックに変更される。
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25/27「911 S/T」の購入者を対象に、ポルシェデザインのスペシャルウオッチ「クロノグラフ1 - 911 S/T」も販売される。コーティングのないチタンケースや、実車のメーターと同じグリーンの数字が特徴で、価格は205万4800円。試乗に際しては筆者もこの限定ウオッチをはめて、つかの間のオーナー気分を満喫した。(写真:著者提供)
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26/27「911 S/T」の国内価格は、現行型911では最高額となる4118万円。受注は2023年8月から始まっている。
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27/27ポルシェ911 911 S/T

西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
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