-
1/132020年10月30日に発売されたホンダ初の本格電気自動車(BEV)「ホンダe」。都市部での利用を想定したコンパクトなBEVとして登場した。上級グレードの「アドバンス」(写真)の車両本体価格は495万円。
-
2/13ボディーサイズは全長×全幅×全高=3895×1750×1510mm、ホイールベースは2530mmで、新開発のリアモーター・リアドライブのBEV専用プラットフォームを採用。4.3mという小さな最小回転半径と、後輪駆動ならではの走りもセリングポイントとされた。
-
3/13ダッシュボードに12.3インチのモニターを2枚並べた「ワイドスクリーンHonda CONNECTディスプレイ」を配置。クラウドとAI技術を活用した対話型のインフォテインメントシステム「Hondaパーソナルアシスタント」を組み込んでいた。
-
4/13「ホンダe」は欧州への輸出用も含め、埼玉の寄居工場(写真)で全数が生産された。デビュー時にアナウンスされた国内販売計画は年間1000台だったが、実質3年間での累計登録台数は1800台弱にとどまった。
-
5/13初代「シビック」を思わせるキュートなエクステリアデザインは、デビュー当時かなり話題になった。世界的なデザインアワード「レッド・ドット・デザイン賞」でプロダクトデザインの最高賞も獲得している。
-
ホンダ ホンダe の中古車webCG中古車検索
-
6/13170万画素の高精細カメラを用いたサイドカメラミラーシステムを搭載。天候に影響されにくい視界の提供と、Aピラーまわりの視野拡大を意図して採用したという。
-
7/13充電に要する時間は3.2kWまでのAC充電で9.6時間以上、6.0kWまでのAC充電で5.2時間以上。CHAdeMO規格の急速充電器を用いれば30分で202kmまで走行可能距離を回復できるという。
-
8/13床下に配置されたリチウムイオンバッテリーの容量は35.5kW。一充電走行可能距離は、「アドバンス」グレードで259km(WLTCモード値)と発表された。
-
9/13リビングをイメージしたという明るく広々とした車内。ぬくもりのある自然な風合いのウッド調パネルを採用し、スイッチ類を極限まで減らすことでシンプルなデザインと人にやさしい操作性を実現したという。開放的なガラスルーフも全車に標準で装備される。
-
10/13本田技研工業の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドが2023年5月に発表した新型BEV「e:Ny1」。ホンダの新しいBEVブランド「e:N」シリーズの欧州市場向けモデルだ。
-
11/1315.1インチサイズのタッチスクリーンをダッシュボードセンターに配置。メーターパネルには10.2インチの液晶ディスプレイが用いられる。
-
12/13ホンダが「e:NアーキテクチャーF」と呼ぶ、新しいプラットフォームを採用する「e:Ny1」。正味容量61.9kWhのバッテリーを床下に搭載し、約412kmの一充電走行距離を誇る。
-
13/13このままなら、RRレイアウトや前後重量配分50:50、前引きタイロッドといったハードウエア上の特徴は「ホンダe」の一代限りで終わってしまう。必要以上に凝ったクルマをつくり、すぐにやめてしまうのはホンダの伝統か?

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
ホンダ ホンダe の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
米国に130億ドルの巨額投資! 苦境に立つステランティスはこれで再起するのか? 2025.10.31 ジープやクライスラーなどのブランドを擁するステランティスが、米国に130億ドルの投資をすると発表。彼らはなぜ、世界有数の巨大市場でこれほどのテコ入れを迫られることになったのか? 北米市場の現状から、巨大自動車グループの再起の可能性を探る。
-
なぜ“原付チャリ”の排気量リミットは50ccから125ccになったのか? 2025.10.30 “原チャリ”として知られてきた小排気量バイクの区分けが、2025年11月生産の車両から変わる。なぜ制度は変わったのか? 新基準がわれわれユーザーにもたらすメリットは? ホンダの新型バイク発売を機に考える。
-
クロスドメイン統合制御で車両挙動が激変 Astemoの最新技術を実車で試す 2025.10.29 日本の3大サプライヤーのひとつであるAstemoの最先端技術を体験。駆動から制動、操舵までを一手に引き受けるAstemoの強みは、これらをソフトウエアで統合制御できることだ。実車に装着してテストコースを走った印象をお届けする。
-
デビューから12年でさらなる改良モデルが登場! 3代目「レクサスIS」の“熟れ具合”を検証する 2025.10.27 国産スポーツセダンでは異例の“12年モノ”となる「レクサスIS」。長寿の秘密はどこにある? 素性の良さなのか、メーカー都合なのか、それとも世界的な潮流なのか。その商品力と将来性について識者が論じる。
-
自動車大国のドイツがNO! ゆらぐEUのエンジン車規制とBEV普及の行方 2025.10.24 「2035年にエンジン車の新車販売を実質的に禁止する」というEUに、ドイツが明確に反旗を翻した。欧州随一の自動車大国が「エンジン車禁止の撤廃に向けてあらゆる手段をとる」と表明した格好だが、BEVの普及にはどんな影響があるのか?
新着記事
-
NEW
ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(前編)
2025.11.2ミスター・スバル 辰己英治の目利き長年にわたりスバル車の走りを鍛え、STIではモータースポーツにも携わってきた辰己英治氏。今回、彼が試乗するのは「ホンダ・シビック タイプR」だ。330PSものパワーを前輪駆動で御すハイパフォーマンスマシンの走りを、氏はどう評するのか? -
これがおすすめ! 東4ホールの展示:ここが日本の最前線だ【ジャパンモビリティショー2025】
2025.11.1これがおすすめ!「ジャパンモビリティショー2025」でwebCGほったの心を奪ったのは、東4ホールの展示である。ずいぶんおおざっぱな“おすすめ”だが、そこにはホンダとスズキとカワサキという、身近なモビリティーメーカーが切り開く日本の未来が広がっているのだ。 -
第850回:10年後の未来を見に行こう! 「Tokyo Future Tour 2035」体験記
2025.11.1エディターから一言「ジャパンモビリティショー2025」の会場のなかでも、ひときわ異彩を放っているエリアといえば「Tokyo Future Tour 2035」だ。「2035年の未来を体験できる」という企画展示のなかでもおすすめのコーナーを、技術ジャーナリストの林 愛子氏がリポートする。 -
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】
2025.11.1試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。 -
小粒でも元気! 排気量の小さな名車特集
2025.11.1日刊!名車列伝自動車の環境性能を高めるべく、パワーユニットの電動化やダウンサイジングが進められています。では、過去にはどんな小排気量モデルがあったでしょうか? 往年の名車をチェックしてみましょう。 -
これがおすすめ! マツダ・ビジョンXコンパクト:未来の「マツダ2」に期待が高まる【ジャパンモビリティショー2025】
2025.10.31これがおすすめ!ジャパンモビリティショー2025でwebCG編集部の櫻井が注目したのは「マツダ・ビジョンXコンパクト」である。単なるコンセプトカーとしてみるのではなく、次期「マツダ2」のプレビューかも? と考えると、大いに期待したくなるのだ。



























