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2/192024年2月に上陸した、プラグインハイブリッドシステムを搭載する高性能SUV「メルセデスAMG GLC63 S Eパフォーマンス」。今回はソリッドなフォルムをよりスポーティーに強調する「グラファイトグレー」の外板色をまとった車両に試乗した。
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3/19「GLC63 S Eパフォーマンス」は、メルセデスAMGのF1マシン譲りとされる高度な駆動システムを採用する「GLC」のトップパフォーマンスモデル。車両本体価格は1780万円。
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4/192リッター4気筒ターボエンジンとリアアクスルを直接駆動する電気モーター、容量6.1kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーなどで構成されたハイブリッドパワートレインを搭載。680PSのシステム最高出力を誇る。
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5/19「GLC63 S Eパフォーマンス」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4750×1920×1635mmで、ホイールベースは2890mm。車両重量は2350kgと発表されている。
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6/19「AMGライドコントロールサスペンション」や「AMGアクティブライドコントロール」、リアアクスルステアリングなどで強化される「GLC63 S Eパフォーマンス」のシャシー。最低地上高は標準仕様車の180mmから130mmへと低められている。
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7/19「M139」と呼ばれるAMGの2リッターエンジンは、ひとりのマイスターが一基のエンジンを手作業で組み立てる「One man, One engine」というAMGの流儀で製造されている。エンジンには、組み立て担当者の名前入りプレートが貼られる。
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8/19普通充電口を左リアフェンダーに配置。容量6.1kWhのバッテリーは、F1由来の技術でつくられた「AMGバッテリー」と呼ばれるもの。非導電性の液体をベースとする冷却液を循環させて、560個のセルすべてを個別に直接冷却するユニークな方式を採用している。
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9/19ハイグロスクロームの縦ルーバーを備えたフロントグリルやフロントスポイラーリップはAMGモデルの専用アイテム。今回の試乗車にはオプションの「AMGカーボンパッケージ」が備わり、ただならぬオーラを放っていた。
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10/19鍛造の「21インチAMGアルミホイール(RWL)」は、「AMGカーボンパッケージ」に含まれるオプションアイテム。今回の試乗車はフロントに265/40ZR21、リアに295/35ZR21サイズの「コンチネンタル・スポーツコンタクト7」タイヤを組み合わせていた。
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11/19AMG専用ドライブコントロールスイッチ付きのスポーティーな「AMGパフォーマンスステアリング」やカーボンのダッシュボードパネルなどが目を引くインテリア。64色から選択可能なアンビエントライトも備わっている。
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12/19「AMGパフォーマンスステアリング」の左右スポーク下部に、「AMGドライブコントロールスイッチ」が配置されている。走行モードや各設定をワンタッチで呼び出すことができる。
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13/19駆動システムとトランスミッションのレスポンス、ステアリング特性、サスペンションの減衰特性、サウンドなどの主要なパラメーターが変更される「AMGダイナミックセレクト」を搭載。写真は8種類の走行モードのなかから、最強モードの「RACE」を選択した様子。
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14/19ヘッドレスト一体型のスポーティーなシートは、「AMGパフォーマンスパッケージ」に含まれるアイテム。表皮はグレーのステッチが入ったナッパレザーで、内装色はブラックのみの設定となる。
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15/19前席と同様となるデザインモチーフの表皮で仕立てられた後席。座面から天井までの高さは1005mmで、大人がゆっくりとくつろげるスペースが確保されている。背もたれには40:20:40の分割可倒機構が組み込まれている。
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16/19標準仕様車の荷室容量が620〜1680リッターであるのに対して、PHEVの「GLC63」では470〜1530リッターと少し狭い。床下にバッテリーを搭載するため、サブトランクの設定はない。充電用ケーブルは、写真のコンパクトな専用バッグに収められている。
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17/19リアモーターは定格出力109PS、ピーク出力204PS(最大10秒間)を発生。リアアクスルのスリップ量が増えた場合には、プロペラシャフトを介して駆動力をフロントアクスルにも伝達し、4輪のトラクションバランスを高めるようになっている。
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18/19メルセデスAMG GLC63 S Eパフォーマンス
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生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
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