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1/128年ぶりにフルモデルチェンジを行い、3代目に進化した「ホンダ・フリード」が間もなく正式発売される。開発のグランドコンセプトは「“Smile”Just Right Mover~こころによゆう 笑顔の毎日」とされている。
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2/122連のデイタイムランニングランプ/ターンシグナルランプが目を引く新型「フリード」のフロントマスク。最新のハイブリッドユニット「e:HEV」を搭載するために、フロントオーバーハングは40mm長くなっている。
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3/12プラットフォームは先代型の進化版。Aピラーの角度も変わっていない。エクステリアデザインでは、「年代や性別を問わず、すべての人がどんなシーンでも安心して快適に過ごせることを目指した」という。
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4/123代目「フリード」では、上質で洗練されたデザインの「エアー」と、力強く遊び心にあふれる「クロスター」(写真)の2種類をラインナップ。クロスターは前後フェンダーにクラッディングが追加され、全幅が1720mmとなる。
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5/123代目「フリード」の開発責任者を務めた本田技研工業 電動事業開発本部 BEV開発センターの安積 悟(あづみ さとる)さんに「トヨタの『シエンタ』をどれくらい意識していますか?」とずばり聞いてみた。
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6/12取り出しやすさを追求したトレーをダッシュボード下部に配置。バイザーレスのメーターナセルを組み込んだ水平基調のインストゥルメントパネルや、現行型「フィット」と同様の2本スポークのステアリングホイールも、新型「フリード」における特徴になっている。
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7/12リビングライクな素材コーディネートを採用したと紹介される「フリード エアーEX」のインテリア。シートの表皮には、はっ水・はつ油機能のある「FABTECT(ファブテクト)」が用いられている。
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8/123人掛けのセカンドシートは「フリード エアー」にのみ設定される。ベンチタイプのシートは、オムツ替えなどのためにフラットな空間がほしいという人に選ばれているという。センタータンクレイアウトの「フィット」や「ヴェゼル」とは異なり、このセカンドシート付近の床下に燃料タンクが配置されている。
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9/12新型「フリード」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4310×1695×1755mm、ホイールベース=2740mm。従来型比で全長が45mm延ばされている。
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10/12液晶ディスプレイの左右にインジケーターを配置する「フィット」と同タイプのメーターパネルを採用。先代モデルがインパネの上部に設置するオンダッシュボードタイプであったのに対して、新型「フリード」では一般的なステアリングホイールの奥に配置されるタイプに変更された。
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11/122人掛けとなる「フリード エアー」のサードシート。左右のトリムにドリンクホルダーが備わる。リアクオーターウィンドウの面積を拡大し、明るく開放的な空間演出を行っている。
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12/12セカンド/サードシートを折りたたんだ7人乗り仕様の荷室。新開発のサードシートは、跳ね上げ機構の刷新と前代モデルよりも左右それぞれ1.3kg軽量化されたことにより、収納・固定がより簡単に行えるようになった。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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