-
1/23
-
2/23フェラーリ初の4ドア・4シータースポーツとして、2022年9月に世界初公開された「プロサングエ」。他のフェラーリの12気筒モデルと同じく、年間の生産数は限られており、発表直後に数年分の生産計画台数がプレオーダーで埋まってしまったという。
-
3/23インストゥルメントパネルまわりは、運転席側のメーターナセルに倣うように、助手席側のダッシュボードを隆起させた“デュアル・コックピット”デザインが特徴。センターモニターはないが、助手席側にも10.2インチのディスプレイが用意される。
-
4/23昨今のフェラーリではおなじみの、フルデジタルのドライバーインフォメーションディスプレイ。インフォテインメントシステムのインターフェイスとしての役割も担っており、携帯端末のミラーリングにも対応している。
-
5/23サイドビューでは、長いノーズと、ぎゅっと後ろに寄せられたコンパクトなキャビンの組み合わせが特徴。理想的な空力特性と高い冷却性能を実現するべく、開発に際してはCFD(数値流体力学)を用いたシミュレーションが何千回(!)も行われた。
-
フェラーリ の中古車webCG中古車検索
-
6/23適度なホールド性と快適な座り心地を併せ持つフロントシート。車内空間はいかにもフェラーリ然としたスポーティーかつシックな趣で、車形からも察せられる、高いアイポイントとの組み合わせがユニークだ。
-
7/23リアシートは左右独立式の2座。個別にリクライニングなどの調整が可能で、ヒーター/ベンチレーション機能なども用意されている。
-
8/23リアのセンターコンソールには、後席用エアコンのコントローラーを装備。アームレストの下は収納スペースとなっており、試乗車には2口のUSBポートと携帯端末のワイヤレスチャージャーが備わっていた。
-
9/23「フェラーリ史上最大」とうたわれるラゲッジスペースの容量は473リッター。後席は可倒機構付きで、荷室側のボタンによって格納・展開できる。
-
10/23極力後ろ寄りに搭載されたエンジンに、ユニークな4WD機構、トランスアクスルレイアウトのドライブトレインなどにより、「プロサングエ」は49:51の前後重量配分を実現している。
-
11/23エンジンには「エンツォ」からの流れをくむF140系の6.5リッターV12を採用。前軸へ駆動力を伝えるトランスファーはエンジンの前方に備わっており、そのぶんエンジンを後ろ寄りに、バルクヘッドにめり込むように積むことができた。
-
12/23リアビューのアクセントにもなっている、カーボン製のディフューザーと左右4本出しのマフラー。巨大な12気筒自然吸気エンジンを搭載する「プロサングエ」だが、アクセルを踏み込まなければ、エンジン/エキゾーストサウンドは存外に紳士的だ。
-
13/23足まわりには、各輪の油圧ダンパーそれぞれに48Vの電動アクチュエーターを備えたアクティブサスペンションを採用。既存のシステムより高い周波数で伸縮を制御し、コーナーではロールを抑え、連続するバンプに際しても、タイヤを適切に路面に接地させることができる。
-
14/23サスペンション特性は「マネッティーノ」と連動して変更されるほか、ドライバーが任意で調整することもできる。
-
15/23ホイールは前が22インチ、後ろが23インチと特大サイズ。試乗車にはミシュランの高性能スポーツタイヤ「パイロットスポーツ4 S」が装着されていた。
-
16/23ダッシュボードに貼られた車名のバッジ。「Purosangue(プロサングエ)」とは、イタリア語で“サラブレッド”や“純血”を意味する言葉だ。
-
17/234ドア・4シーターの大柄なボディーでありながら、フェラーリの12気筒GTとしてふさわしい運動性能を実現している「プロサングエ」。この走りへのこだわりこそが、この異形のフェラーリを、フェラーリたらしめているのだろう。
-
18/23フェラーリ・プロサングエ
-
19/23
-
20/23
-
21/23
-
22/23
-
23/23

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
フェラーリ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
-
BYDシーライオン6(FF)【試乗記】 2025.12.10 中国のBYDが日本に向けて放つ第5の矢はプラグインハイブリッド車の「シーライオン6」だ。満タン・満充電からの航続距離は1200kmとされており、BYDは「スーパーハイブリッドSUV」と呼称する。もちろん既存の4モデルと同様に法外(!?)な値づけだ。果たしてその仕上がりやいかに?
新着記事
-
NEW
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】
2025.12.17試乗記「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。 -
NEW
人気なのになぜ? アルピーヌA110」が生産終了になる不思議
2025.12.17デイリーコラム現行型「アルピーヌA110」のモデルライフが間もなく終わる。(比較的)手ごろな価格やあつかいやすいサイズ&パワーなどで愛され、このカテゴリーとして人気の部類に入るはずだが、生産が終わってしまうのはなぜだろうか。 -
NEW
第96回:レクサスとセンチュリー(後編) ―レクサスよどこへ行く!? 6輪ミニバンと走る通天閣が示した未来―
2025.12.17カーデザイン曼荼羅業界をあっと言わせた、トヨタの新たな5ブランド戦略。しかし、センチュリーがブランドに“格上げ”されたとなると、気になるのが既存のプレミアムブランドであるレクサスの今後だ。新時代のレクサスに課せられた使命を、カーデザインの識者と考えた。 -
車両開発者は日本カー・オブ・ザ・イヤーをどう意識している?
2025.12.16あの多田哲哉のクルマQ&Aその年の最優秀車を決める日本カー・オブ・ザ・イヤー。同賞を、メーカーの車両開発者はどのように意識しているのだろうか? トヨタでさまざまなクルマの開発をとりまとめてきた多田哲哉さんに、話を聞いた。 -
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】
2025.12.16試乗記これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。 -
GRとレクサスから同時発表! なぜトヨタは今、スーパースポーツモデルをつくるのか?
2025.12.15デイリーコラム2027年の発売に先駆けて、スーパースポーツ「GR GT」「GR GT3」「レクサスLFAコンセプト」を同時発表したトヨタ。なぜこのタイミングでこれらの高性能車を開発するのか? その事情や背景を考察する。
注目の記事
-
品質の高さと確かな保証でカーライフに寄り添う「レクサス認定中古車CPO」。その魅力を探る。 特集 -
フルモデルチェンジで全方位に進化した人気のコンパクトカー「MINIクーパー5ドア」の魅力に迫る。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキングプロサングエ






























