-
1/18
-
2/18今回の試乗車は「トヨタGRヤリス」の最上級グレード「RZ“ハイパフォーマンス”」の6段MTモデル。車両本体価格は498万円ながら、豊富なオプションによってこの試乗車の価格は562万8450円に達していた。
-
3/18破損しても全体を交換しなくて済む3ピース構造のフロントバンパーを採用したほか、メッシュ類をすべてスチール製に変更。いずれもレースの現場からのフィードバックを受けての改良だという。
-
4/18左右がひとつながりになったリアコンビランプは最新型=“進化型”であることをアピール。スポイラーとバンパーを交換しやすくするため、ハイマウントストップランプとバックアップランプもここに統合された。
-
5/181.6リッター3気筒ターボエンジンは最高出力304PS、最大トルク400N・mへとパワーアップ。排気音がより勇ましくなったように感じられた。
-
トヨタ GRヤリス の中古車webCG中古車検索
-
6/18運転席側のダッシュボードがググッとせり出し、スタンダードな「ヤリス」とは別物に。これもモータースポーツの現場からのフィードバックに基づく進化であり、シートベルトでシートにくくり付けられてもスイッチ類に手が届きやすくなった。
-
7/18タッチスクリーンの搭載位置を下げ、ルームミラーの位置を後ろに移動し、前方視界を拡大。これもまた現場からの声に基づいた改善だ。
-
8/18タッチスクリーンやエアコンのパネルはドライバー側に15度傾けてレイアウトされている。ドライバーにとっては改善だが、助手席側からは操作しづらくなった。でもそれでいい。
-
9/18スポット溶接の打点数や構造用接着剤の塗布面積の増加によってボディー剛性を強化。ボディーとショックアブソーバーの締結ボルトは1本から3本に増えている。
-
10/18シート高はこれまでよりも25mm下げられ、ヘルメット着用時の居住性を向上。左右のシート間にあった「Developed For FIA World Rally Championship」のプレートがなくなっている。
-
11/18後席は2人掛けで閉所感がすごい。背もたれが倒せるので、トラックデーのタイヤ置き場としては重宝することだろう。
-
12/18シフトセレクターの操作感は良好。「iMT」スイッチを押すと自動ブリッピング機能がアクティブになるほか、発進時にエンジン回転を少し上げてくれるようになる(エンストしない)。
-
13/18フロント:ストラット、リア:マルチリンクの足まわりは路面からの当たりをソリッドに伝える。乗り心地ははっきり悪い。
-
14/18前後駆動力配分をコントロールするダイヤルに加えて、6段MT車にもドライブモードセレクターが搭載された。モードは「カスタム」「スポーツ」「ノーマル」「エコ」に加えて、GPSの判定によって特定の場所でのみアクティブになる「サーキット」モードもある。
-
15/18荷室の容量は174リッター。後席の背もたれを倒すと225/40ZR18(標準サイズ)のタイヤが4本収納できる。
-
16/18写真前方の赤いコールドエアインテークとサブラジエーターが「クーリングパッケージ」としてオプション設定されている。
-
17/18トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”
-
18/18

今尾 直樹
1960年岐阜県生まれ。1983年秋、就職活動中にCG誌で、「新雑誌創刊につき編集部員募集」を知り、郵送では間に合わなかったため、締め切り日に水道橋にあった二玄社まで履歴書を持参する。筆記試験の会場は忘れたけれど、監督官のひとりが下野康史さんで、もうひとりの見知らぬひとが鈴木正文さんだった。合格通知が届いたのは11月23日勤労感謝の日。あれからはや幾年。少年老い易く学成り難し。つづく。
トヨタ GRヤリス の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
トヨタ・カローラ クロスZ(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.10 「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジモデルが登場。一目で分かるのはデザイン変更だが、真に注目すべきはその乗り味の進化だ。特に初期型オーナーは「まさかここまで」と驚くに違いない。最上級グレード「Z」の4WDモデルを試す。
-
ホンダ・レブル250 SエディションE-Clutch(6MT)【レビュー】 2025.9.9 クラッチ操作はバイクにお任せ! ホンダ自慢の「E-Clutch」を搭載した「レブル250」に試乗。和製クルーザーの不動の人気モデルは、先進の自動クラッチシステムを得て、どんなマシンに進化したのか? まさに「鬼に金棒」な一台の走りを報告する。
-
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】 2025.9.8 「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。
-
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】 2025.9.6 空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。
-
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】 2025.9.4 24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。
新着記事
-
NEW
トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”【試乗記】
2025.9.12試乗記レースやラリーで鍛えられた4WDスポーツ「トヨタGRヤリス」が、2025年モデルに進化。強化されたシャシーや新しいパワートレイン制御、新設定のエアロパーツは、その走りにどのような変化をもたらしたのか? クローズドコースで遠慮なく確かめた。 -
NEW
新型スーパーカー「フェノメノ」に見る“ランボルギーニの今とこれから”
2025.9.12デイリーコラム新型スーパーカー「フェノメノ」の発表会で、旧知の仲でもあるランボルギーニのトップ4とモータージャーナリスト西川 淳が会談。特別な場だからこそ聞けた、“つくり手の思い”や同ブランドの今後の商品戦略を報告する。 -
NEW
思考するドライバー 山野哲也の“目”――BMW M5編
2025.9.11webCG Moviesシステム最高出力727PS、システム最大トルク1000N・mという新型「BMW M5」に試乗した、レーシングドライバー山野哲也。規格外のスペックを誇る、スーパーセダンの走りをどう評価する? -
日々の暮らしに寄り添う新型軽BEV 写真で見る「ホンダN-ONE e:」
2025.9.11画像・写真ホンダの軽電気自動車の第2弾「N-ONE e:(エヌワンイー)」の国内販売がいよいよスタート。シンプルさを極めた内外装に、普段使いには十分な航続可能距離、そして充実の安全装備と、ホンダらしい「ちょうどいい」が詰まったニューモデルだ。その姿を写真で紹介する。 -
オヤジ世代は感涙!? 新型「ホンダ・プレリュード」にまつわるアレやコレ
2025.9.11デイリーコラム何かと話題の新型「ホンダ・プレリュード」。24年の時を経た登場までには、ホンダの社内でもアレやコレやがあったもよう。ここではクルマの本筋からは少し離れて、開発時のこぼれ話や正式リリースにあたって耳にしたエピソードをいくつか。 -
ポルシェ911カレラT(前編)
2025.9.11谷口信輝の新車試乗製品の先鋭化に意欲的なポルシェが、あえてピュアな楽しさにこだわったというモデル「ポルシェ911カレラT」。さらなる改良を加えた最新型を走らせた谷口信輝は、その仕上がりにどんなことを思ったか?