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2/192020年から2022年まで3年連続で輸入SUVカテゴリーにおいて登録台数第1位を獲得した「フォルクスワーゲンTクロス」。2024年7月にマイナーチェンジモデルの導入が発表された。
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3/19X型デザインのコンビランプやリニューアルされたバンパーが目を引く「Tクロス」のリアビュー。今回はトップグレードに位置づけられる「TクロスTSI Rライン」に試乗した。車両本体価格は389万5000円。
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4/19フロントグリルに「R」のエンブレムが輝く「TSI Rライン」。「TSIスタイル」以上のグレードには、「Tクロス」では初となるLEDマトリクスヘッドライト「IQ.LIGHT」が標準で装備される。フロントフォグランプが廃止となり、バンパーのデザインも見直されている。
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5/19ボディーカラーは新色となる写真の「グレープイエロー」と、同じく新色の「クリアブルーメタリック」、「キングズレッドメタリック」を加えた全8色から選択できる。「TSIアクティブ」以外のモデルには、シルバーのルーフレールが標準で装備される。
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6/19「TクロスTSI Rライン」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4135×1785×1580mm、ホイールベース=2550mm。他グレードよりも車幅は25mm広い設定だ。車重は1260kgと発表されている。
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7/19ダッシュパッドにソフトな素材を採用することで質感が向上したインテリア。「TクロスTSI Rライン」ではカーボン調の加飾を採用し、スポーティーな雰囲気を演出している。
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8/19センターディスプレイが流行のタブレットスタイルになり、見やすくなった。写真は走行モード選択画面を表示した様子。画面サイズは9.2インチで、タッチスクリーンの反応もスピーディーだった。
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9/19従来モデルと同じく、独立型のタッチ式エアコン操作パネルをセンターコンソールに配置。全車に2ゾーンフルオートエアコンが標準で装備される。
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10/19プラットフォームは従来型と同じく、「ポロ」でも使用される「MQB」。以前は3気筒エンジン特有のノイズや振動が気になったが、最新版ではエンジンがスムーズさを増し、ノイズや振動もだいぶ抑え込まれた印象だ。
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11/191リッター直3ターボエンジンは最高出力116PS/5500rpm、最大トルク200N・m/2000-3500rpmを発生。従来型は最高出力の発生回転数が5000-5500rpmとなっていた。
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12/19総出力が300Wで、8チャンネル6スピーカーの“beatsサウンドシステム”パッケージは、「TクロスTSI Rライン」において6万6000円となる有償オプションアイテム。
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13/19後席を使用する通常時の荷室容量は455リッター。後席の背もたれを前方に倒すと荷室容量を最大1281リッターに拡大できる。床面の高さは2段階の調整式で、写真は下段にセットした様子。
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14/19今回の試乗車では「TクロスTSI Rライン」専用となる10本スポークデザインホイールに、215/45R18サイズの「ピレリ・チントゥラートP7」タイヤが組み合わされていた。
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15/19ヒーターを内蔵する「スポーツコンフォートシート」は、「TクロスTSI Rライン」専用となるアイテム。「R」エンブレムの刺しゅうと格子模様のシート表皮が特徴だ。
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16/19背もたれに60:40の分割可倒機構が組み込まれたリアシートは、前後140mmのスライドが可能。センターコンソールの後端に充電用USB Type-Cポートが備わるのも便利だ。
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17/19マイナーチェンジ前のモデルは足まわりに硬さがあったが、最新モデルでは215/45R18サイズのタイヤが装着される「TSI Rライン」でも、十分快適なレベルに仕上がっていた。
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18/19フォルクスワーゲンTクロスTSI Rライン
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生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
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