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2/192024年10月に登場したスズキのコンパクトSUV「フロンクス」。「扱いやすいクーペスタイルSUV」をコンセプトとし、力強さや上質さを追求したというデザインと、取り回しのしやすさ、快適な室内空間などを兼ね備えた新ジャンルのモデルと紹介される。
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3/19「スズキ・フロンクス」には、FF車と4WD車が設定される。いずれも自然吸気の1.5リッター直4ガソリンエンジンとマイルドハイブリッド機構を組み合わせたパワートレインに、6段ATを採用。今回は車両本体価格273万9000円の4WD車に試乗した。
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4/19大型のフロントグリルや2段のヘッドランプ、フロントからフェンダーに続く立体的な造形などで個性を演出。ランプ類は上部に備わるのがLED式のデイタイムランニングランプ兼ポジション/ターンランプ、下部に備わるのがハイ/ロービームとなる。
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5/19バックドアが大きく傾斜したクーペライクなフォルムと横一文字のテールランプが目を引く「フロンクス」のリアビュー。外板色は、写真の「セレスティアルブルーパールメタリック」を含む4色のモノトーン仕様に、ブラック2トーンルーフ仕様を5種類加えた全9種類が用意される。
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6/19「フロンクス」は、スズキがインドで生産し2016年から2020年まで日本で販売していた「バレーノ」と同じ「ハーテクト」のBプラットフォームをベースに開発された。サスペンションはフロントがマクファーソン式、リアがトーションビーム式となる。
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7/19切削加工&ブラック塗装の16インチアルミホイール(5穴)に、195/60R16サイズのタイヤを標準装備。今回の試乗車は「グッドイヤー・アシュアランス トリプルマックス2」タイヤを組み合わせていた。
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8/19全車共通となるブラックとボルドーの2トーンでコーディネートされたインテリア。各部に高輝度シルバー塗装やパールブラック塗装を施すことで質感の向上が図られている。ダッシュボードの中央上部に、9インチのタッチ式ディスプレイを配置する。
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9/19ボディーサイズは全長×全幅×全高=3995×1765×1550mm、ホイールベースは2520mm。前後のオーバーハングを切り詰めた、ショート&ワイドなディメンションが特徴だ。最低地上高は170mmとされている。
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10/19マイルドハイブリッド機構付きの1.5リッター直4自然吸気ガソリンエンジンに6段ATを組み合わせる「フロンクス」のパワートレイン。FF車のエンジンが最高出力101PSであるのに対して、4WD車は最高出力が99PSに抑えられている。
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11/19コンバイナー式のヘッドアップディスプレイを標準で搭載。表示のパターンは「タコメーター」「交差点案内」「瞬間燃費」「運転支援機能」の4種類から選択できる。
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12/19オーソドックスなレバー式のシフトセレクターを採用。ステアリングホイールにはシフトパドルも備わり、簡単に手動変速が行えるようになっている。
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13/19フロンクスは普通に走るにはもちろん十分だが、高速追い越しや上り坂などで、アンダーパワーを感じる瞬間もある。マイルドハイブリッドは燃費特化タイプなので、モーターアシスト効果を体感できるほどでもない。
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14/19荷室床面を取り外した際の容量は290リッター。床面は2段階の調整式で、フロアボードを二つ折りにして立てかけて使用することもできる。写真は床面を上部にセットした様子。荷室の開口幅は970mm、同開口高は560mm確保されている。
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15/19シート表皮にはボルドーとブラックのレザー調素材と、ブラックのファブリックを採用。座面と背もたれの中央部分にファブリックが用いられている。フロントシートにはシートヒーターが標準で装備される。
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16/19フロントシートと同じくボルドーとブラックでカラーコーディネートされたリアシート。前後乗員間距離は885mmも確保されているので、後席の足もとは広々としている。背もたれには60:40の分割可倒機構が備わる。
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17/19運転支援システムの充実も「フロンクス」のセリングポイント。歩行者・自転車・自動二輪車を検知し、交差点での衝突回避支援にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や全車速追従機能・停止保持機能付きアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能なども標準で装備される。
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18/19スズキ・フロンクス
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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