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1/25清水草一氏が「俺のデザイン・オブ・ザ・イヤー」に選んだ一台がこちら! 「BMW X2」である。
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2/25「X2」の3面図。BMWが擁するクーペSUV……バイエルン風にいうところのSAC 3兄弟の末弟にあたるモデルだ。でっかいキドニーグリルに、流麗……とはちょっと言えないサイドビュー、そして超肉厚なお尻がチャームポイント。
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3/25かつて清水少年が憧れたという「日産スカイライン2000ターボRS」。6代目スカイラインに設定された2リッターターボエンジン搭載車だ。写真は豪華仕様の「RS-X」(1983年)。
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4/25ほった「西部警察の『日産ガゼール』って、初代(1979-1983)の『2000XE-II』ですよね?」
清水「そうだよ。『X2』を薄く伸したら、そんなイメージになると思わない?」
ほった「あー……はいはい。形そのものというより、ちょっとイビツなイメージが似てるってことですよね」 -
5/25後続車を威圧するリアまわり。特撮ロボットのジェット噴射口、あるいは排熱口を思わせるバンパーの造作だが……これがまさかの完全なダミー! 穴が貫通しているわけでも、空力的な機能を有しているわけでもない、まったくのハッタリなのだ。
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6/25見よ! この「BMW X2」の光り輝くキドニーグリルを!
ほった「……って言うほどには目立ちませんね」
清水「まぁ『XM』や『7シリーズ』ほどじゃないよね。悔しいけど」 -
7/25こちらは「XM」の光るキドニーグリル。
ほった「『XM』は左右2つのリングが光るかたちなんですね」
清水「なんで他のモデルもこれにしなかったんだろう? こっちの光り方のほうが、『あ、キドニーグリルだ! BMWだ!』ってわかると思うのに」 -
8/25鼻先に、光るキドニーをいただいてばく進する「740i」。サードパーティーのアフターパーツから始まり、メーカーが純正アクセサリーを用意するようになり、だんだんと“素の状態”からカーデザインに取り入れられるようになってきたグリルのイルミネーション。今まではただ“光る”というだけだったが、今後はクルマのデザインやブランド性を主張するものになっていくのかもしれない。(写真:荒川正幸)
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9/25ほった「しかもこのクルマ、けつアゴなんですよ」
清水「け、けつアゴ? ……本当だ。バンパーが2つに割れてる」 -
10/25「ジャパンモビリティショー2023」の会場に展示された「BMW X2」。
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11/25思えばこれが、実は「X2」の世界初公開だった。
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12/251986年に登場した7代目「日産スカイライン」の高性能グレード「GTS」(写真上)。清水氏のいう「GTS-R」は、後期型で登場したグループAのホモロゲーションモデルで、可変フロントスポイラーを固定化し、リアに大型スポイラーを装着していた(同下)。
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13/25清水「……まぁ、形はよくはなかったんだけどね。6代目のR30(写真)も、7代目のR31も」
ほった「後ろが収束してないってやつですね。そのうち、『スカイライン』もテーマに挙げてやりたいですねぇ」 -
14/252018年登場の初代「X2」。クーペSUVというよりは、コンパクトワゴン/ハッチバックとSUVのハーフのような感じで、他に類を見ない独創的で新しいカタチをしていた。
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15/25オラオラ系のクーペSUVというカルチャーを全身で体現した「BMW X6」。「X2」の大兄貴である。
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16/25「X2」のサイドビュー(上)。ドアパネルに入るかすかな陰影に注目。
渕野「この辺りは、前後で相関関係になるようにデザインされているんですね。スケッチ(下)を参考にすると、よりわかりやすいですが」
清水&ほった「このクルマを見てそんなところに気がつくの、渕野さんだけです」 -
17/25電気自動車「iX」の後ろ姿。
清水「アイアンマンにそっくり。マーベルに訴えられたら勝ち目はないな」
渕野「反射板の辺りを突き出して強調してるのは、マフラーを主張するエンジン車の名残みたいですよね。EVなのに」
ほった「ちなみにこれ、『2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー』の、『デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー』受賞車です」
渕野&清水「……」
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18/252024年11月に日本でお披露目された、新型「BMW X3」。岩から彫刻刀で削り出したようなデザインが特徴的。
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19/25非M系のモデルのお尻はご覧のとおり。バンパー下部は黒い装飾で覆われていて、マフラーは見えない。
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20/25全体にはスッキリしているのに、細部が異常に凝っているのが新型「X3」の特徴。テールランプもご覧のとおりだ。
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21/25「BMW X2」のデザインスケッチ。
清水「なんだか、スゴいことになっちゃってるね」
ほった「『ドラゴンボール』で悟空がブチ切れたときみたいですね」 -
22/25「BMW X2」(上)と、より世代の新しい「X3」(下)のインストゥルメントパネルまわり。クリスタルとイルミネーションがきらめくインテリアは、今後BMWの各車種に展開されていく……のだろうか?
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23/25「メルセデス・ベンツEクラス」のインテリア。
ほった「……まぁ、光りもののセンスはベンツもビーエムも一緒って感じですね」 -
24/25BMWのライバルである、メルセデス・ベンツの「Eクラス」などもグリルは光るが……。
清水「BMWの『7』とか『XM』あたりと比べると、なんだか気が引けてるね」
ほった「まぁメルセデス・ベンツは、グリル自体が特別な形をしているわけじゃないですからね」 -
25/25ほった「このドイツ製高級車の華美主義ってのは、どこまで突き進むんですかね?」
清水「案外、アッサリしぼんじゃうかもしれないね……。買うなら今だよ!」

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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