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1/11今回は「トヨタ・クラウン クロスオーバー」に乗って首都高に出撃。2025年は昭和元年から100周年、個人的には免許を取って45周年ということで、令和の時代にマッチしそうなオッサンカーマニアの愛車について考えてみた。
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2/11「クラウン クロスオーバー」(写真右)は、“ちょいワル特急”こと愛車のセダン「プジョー508」(同左)とサイズやファストバック系のスタイルがかなり近い。ただし、シートの着座位置はクラウン クロスオーバーのほうが圧倒的に高く、高齢者が乗りやすい。それは思わず「うわ、ラク~」と口走ってしまうほどである。
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3/111979年に登場した6代目「クラウン」。その昔は一般市民が憧れる最高峰モデルであり、オッサンのステータスシンボルであった。クラウンと聞いてオーソドックスな3ボックスセダンのスタイルを思い出す方は、漏れなく仲間です。
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4/11今回試乗した「クラウン クロスオーバー」(写真右)はスポーティーな「RS」系ではなく、普通の2.5リッター直4のオッサンハイブリッドと、4WDの「E-Four」を組み合わせた「Z」グレード。車両本体価格は595万円である。
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5/11「クラウン クロスオーバー」でレインボーブリッジを渡っていたら、「パオーン」という快音を響かせる「レクサスLC」にぶち抜かれた。さすがトヨタの5リッターV8はいい音がする。
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6/11最高出力481PSの5リッターV8を積む、オッサンカーマニア的に超どストライクの「レクサスIS500」。購入を検討するために近所のレクサスディーラーに向かったが、通常販売枠も抽選とのことであえなく撃沈した。
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7/11いつもの首都高・辰巳PAに到着。グラサンかけて「クラウン クロスオーバー」のオッサンハイブリッドに乗ってるオレって、どんなふうに見えるんだろうと少し心配になった。
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8/11この日は日曜日のせいか、辰巳PAに到着するとカーマニアたちがたくさん集まっていた。駐車スペースにはアルファ・ロメオの「ジュリア」や「156」、「スカイラインGT-R」の姿も。オッサンのなかのオッサンカー「クラウン クロスオーバー」もその車列に加わった。
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9/11マニアっぽいクルマを見るとついうれしくなり、わざわざ赤い「アルファ・ロメオ・ジュリア」と黄色い「ホンダN-ONE RS」の間に駐車。どっちもマニアど真ん中じゃなく、微妙に外してるところがイイ!
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10/11ファストバックスタイルの「クラウン クロスオーバー」だが、実はゴルフバッグ3つが収まる容量450リッターの独立したトランクを有している。トヨタが「セダンとSUVを融合させたクロスオーバーモデル」と呼ぶのも納得である。(写真=池之平昌信)
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11/11かつての愛車だった欧州のオシャレ牛丼カー「ランチア・デルタ1.6マルチジェット」。1.6リッター直4ディーゼルを搭載しているのも超どストライクで、私はこのデルタを“スーパー節約号”と命名した。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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