-
1/27「マセラティ・グレカーレ ジョルジェッティ・エディション」。2025年4月7日、マセラティ・ミラノ・ショールームで。
-
2/27ホイールは21インチで、グロッシー(ツヤあり)ブラック✕グレーの仕上げが施されている。やや見にくいが、ブレーキキャリパーは、コッパー(銅)色で、「fuoriserie」の文字が刻まれている。
-
3/27最大のスペクタクルともいえるインテリア。(photo:Maserati)
-
4/27シート地には、ジョルジェッティのウール製4本糸(デニム、ホワイトメランジ、ブラック、コッパー)の生地が用いられている。
-
5/27グレーブルーの風合いをもつ木材がセンターコンソール、ダッシュボード、ステアリングホイールなどに用いられている。
-
マセラティ グレカーレ の中古車webCG中古車検索
-
6/27ドアの内張りにも同じ木材が。
-
7/27後席をのぞくと、ジョルジェッティのトラベルセット「タリーナ」が載っていた。
-
8/27クラウス・ブッセ氏はドイツ出身。英コヴェントリー大学のトランスポーテーション・デザイン科を1995年に卒業後、メルセデス・ベンツ、クライスラーを経て2015年からFCAヨーロッパのデザイン責任者に就任。「マセラティMC20」「アルファ・ロメオ・トナーレ」、2019年のコンセプトカー「フィアット・チェントヴェンティ」などの開発に参画。2015年からマセラティのデザイン責任者を務めている。
-
9/27「グレカーレ ジョルジェッティ・エディション」のスケッチ。(photo:Maserati)
-
10/27「グレカーレ ジョルジェッティ・エディション」のスケッチ。(photo:Maserati)
-
11/27マセラティでチーフマーケティングオフィサーを務めるジョヴァンニ・ペロシーノ氏。
-
12/27サイドシルにはイタリア語で「ふたつのアイコン、ひとつのビジョン」を意味する文字が。
-
13/27天井の内張りには、後述するジョルジェッティのカーペット「ネオメリス」と似た波模様が、レーザーカットで施されている。
-
14/27「ネオメリス」のパターンは後席上にも及ぶ。「ドイツのメーカーだったら直線で描いてしまうでしょう」とブッセ氏。
-
15/27ヘッドレストは、アルカンターラ地の上に木製のトライデントが。これもジョルジェッティのレーザーカッティング技術で実現した。
-
16/27「ジョルジェッティ マセラティ・エディション」のソファ「セイドン」。Seidonとはギリシア神話におけるポセイドンの別名で、ローマ神話のネプチューン、すなわちマセラティのシンボルである三叉(さんさ)の矛の持ち主である。カーペット「ネオメリス」とともに。
-
17/27ジョルジェッティのジョヴァンニ・デル・ヴェッキオCEO。フィレンツェの少量生産スポーツカーブランド「エルミーニ」の会長も兼ねている。
-
18/27ジャンカルロ・ボージオ氏によるジョルジェッティ マセラティ・エディションのイメージスケッチ。(photo:Maserati)
-
19/27ドイツにおける水の妖精の名前をとった「ローレライ」。マセラティのラジエーターグリルに見られる“ウーゴラ”をかたどっているのがわかる。
-
20/27アンプトーテムの「シビリア」。スマートフォンやタブレットを上部に立てると、電源を使わずに音を拡散する。サウンドホールは、マセラティのフロントフェンダーに設けられた3連の穴にインスパイアされたという。
-
21/27ソファ「ネレイデ」。Nereideとはギリシア神話にある海の妖精(ニンフ)のひとり。
-
22/27「ネレイデ」のクッションの裏側に施された通気口は、「グレカーレ ジョルジェッティ・エディション」の天井に施されたパターンと同じである。
-
23/27以下は、ジョルジェッティのショールームで。サイドテーブル「プロト」。レザー製マットはマグネットで付けられている。マテリアルがむき出しになった姿から、伝説のレーシングモデル「バードケージ61」を思い出す人も多かろう。
-
24/27ジョルジェッティのショールームの吹き抜けに描かれた模様。マセラティのフロントフェンダーに開けられたスリーホールも表現されている。
-
25/27スツール「テティ」。ここでも“ウーゴラ”のパターンが反復されている。
-
26/27タグはジョルジェッティの標準コレクションが木製なのに対し、「マセラティ・エディション」には特製のプレートが与えられる。なお2025年4月現在、いずれのプロダクトも価格は要問い合わせとなっている。
-
27/27「マセラティ・グレカーレ ジョルジェッティ・エディション」。マセラティ・ミラノ・ショールームで。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
マセラティ グレカーレ の中古車webCG中古車検索
マッキナ あらモーダ!の新着記事
-
第932回:参加者9000人! レトロ自転車イベントが教えてくれるもの 2025.10.16 イタリア・シエナで9000人もの愛好家が集うレトロ自転車の走行会「Eroica(エロイカ)」が開催された。未舗装路も走るこの過酷なイベントが、人々を引きつけてやまない理由とは? 最新のモデルにはないレトロな自転車の魅力とは? 大矢アキオがリポートする。
-
第931回:幻ですカー 主要ブランド製なのにめったに見ないあのクルマ 2025.10.9 確かにラインナップされているはずなのに、路上でほとんど見かけない! そんな不思議な「幻ですカー」を、イタリア在住の大矢アキオ氏が紹介。幻のクルマが誕生する背景を考察しつつ、人気車種にはない風情に思いをはせた。
-
第930回:日本未上陸ブランドも見逃すな! 追報「IAAモビリティー2025」 2025.10.2 コラムニストの大矢アキオが、欧州最大規模の自動車ショー「IAAモビリティー2025」をリポート。そこで感じた、欧州の、世界の自動車マーケットの趨勢(すうせい)とは? 新興の電気自動車メーカーの勢いを肌で感じ、日本の自動車メーカーに警鐘を鳴らす。
-
第929回:販売終了後も大人気! 「あのアルファ・ロメオ」が暗示するもの 2025.9.25 何年も前に生産を終えているのに、今でも人気は健在! ちょっと古い“あのアルファ・ロメオ”が、依然イタリアで愛されている理由とは? ちょっと不思議な人気の理由と、それが暗示する今日のクルマづくりの難しさを、イタリア在住の大矢アキオが考察する。
-
第928回:「IAAモビリティー2025」見聞録 ―新デザイン言語、現実派、そしてチャイナパワー― 2025.9.18 ドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティー」を、コラムニストの大矢アキオが取材。欧州屈指の規模を誇る自動車ショーで感じた、トレンドの変化と新たな潮流とは? 進出を強める中国勢の動向は? 会場で感じた欧州の今をリポートする。
新着記事
-
NEW
自動車大国のドイツがNO! ゆらぐEUのエンジン車規制とBEV普及の行方
2025.10.24デイリーコラム「2035年にエンジン車の新車販売を実質的に禁止する」というEUに、ドイツが明確に反旗を翻した。欧州随一の自動車大国が「エンジン車禁止の撤廃に向けてあらゆる手段をとる」と表明した格好だが、BEVの普及にはどんな影響があるのか? -
ホンダ・ヴェゼルe:HEV RS
2025.10.23画像・写真本田技研工業は2025年10月23日、SUV「ホンダ・ヴェゼル」の新たなスポーティーグレード「ヴェゼルe:HEV RS」を発表した。専用のドレスアップが施された外装・内装を写真で紹介する。 -
伝統と革新に満ちたコンパクトカー「MINI COOPER 5-DOOR」で行こう!
2025.10.23進化したMINIのゴーカート・フィーリング<AD>世界中に熱狂的なファンを持つ、コンパクトな人気モデル「MINI」。なかでも5ドアの「MINIクーパー」は、今では主流といえるほど支持されている。どんなところが多くの人を引きつけるのか、試乗してその魅力を探った。 -
座ったままで移動できるホンダの「UNI-ONE(ユニワン)」でモビリティーが変わる?
2025.10.23デイリーコラムホンダの着座型電動ハンズフリーパーソナルモビリティー「UNI-ONE(ユニワン)」の法人向け販売がスタートした。車いすやシニアカーとは異なるユニワンの特徴と、その使用によって広がるモビリティーの可能性について考えた。 -
マツダ・ロードスターSレザーパッケージVセレクション(前編)
2025.10.23あの多田哲哉の自動車放談トヨタで「86」や「スープラ」といったスポーツカーを開発してきた多田哲哉さん。今回は、今や日本を代表するスポーツカーのひとつとなった「マツダ・ロードスター」に試乗し、クルマづくりについて語る。 -
第933回:先進の多機能アイウエア“AIグラス”は普及するか? その鍵は「フィアット・パンダ」に!
2025.10.23マッキナ あらモーダ!ガジェット好きの間で話題の未来型多機能アイウエア、AIグラス。大流行した際の“ファッションかぶり”が気になるが、それでもこのアイテムは普及するか? 爆発的に売れたイタリアのクルマを例に検証する。
注目のキーワード
注目の記事
-
ルノーは燃費だけのハイブリッドはつくらない。最新の「ルーテシア」をドライブした。 特集 -
クルマ好きなら試してみたい旬のタイヤとアクセサリー。webCGのイチオシはこれだ! 特集 -
この冬注目のオールシーズンタイヤと最新スタッドレスタイヤをwebCGが独自にリポート。 特集 -
圧巻のタフネスとキャパシティー。MTBのトップライダーを支える「ディフェンダー130」の活躍に迫る。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキンググレカーレ






























