-
1/161973年の「パサート」、1974年の「ゴルフ」に続くフォルクスワーゲンの水冷エンジン搭載車として1975年に登場した「ポロ」。1974年に発表された「アウディ50」の姉妹車という位置づけだった。
-
2/16「ポロ」の最新モデルは2017年に登場した6代目(写真右)で、現在販売されているのは2022年にマイナーチェンジが行われた改良型。1975年に初代モデルがデビューして以来50年にわたり進化を続け、これまでに世界で累計2000万台を販売したという。
-
3/16直線基調のシンプルな2ドアハッチバックモデルとして販売が開始された初代「ポロ」。デビュー当初は最高出力40PSの0.9リッターの直4エンジンを搭載していた。
-
4/16初代「ポロ」のインテリア。全長3.5mのコンパクトなボディーに大人4人と荷物を搭載できるスペースを確保し、「Small on the outside. Big on the inside.(コンパクトなボディーサイズと広々とした室内)」がうたい文句だった。
-
5/16ドイツ・ウォルフスブルクのフォルクスワーゲン本社工場に設けられた「ポロ」の生産ライン。初代モデルは1981年までに110万台が生産されたという。
-
フォルクスワーゲン の中古車webCG中古車検索
-
6/16全長を3.66mに拡大した第2世代の「ポロ」が1981年に登場。フォルクスワーゲンが「スクエアバック」と呼ぶ、2ドアのミニステーションワゴン風にデザインされたフォルムが特徴だった。
-
7/162代目「ポロ」のインテリア。初代モデルのデザインを立体的に進化させたインストゥルメントパネルが採用された。
-
8/16ノッチバックスタイルを採用し、「ポロ」の派生モデルとして登場した「フォルクスワーゲン・ダービー」。写真は2代目で、1984年に車名が「ポロ クラシック」に変更された。当時のインポーターであったヤナセによって、日本にも少数が正規輸入された。
-
9/16“ハッピーフェイス”と呼ばれる親しみやすいフロントマスクや丸みを帯びたフォルムが特徴の3代目「ポロ」は、1994年にデビューした。
-
10/16エアバッグやシートベルトテンショナーなどを採用し、安全性の向上も図られた3代目「ポロ」のインテリア。
-
11/162001年のフルモデルチェンジによって誕生した4代目「ポロ」。丸目4灯の愛らしいフロントマスクが目を引いた。
-
12/164代目「ポロ」のマイナーチェンジモデルに追加設定された「クロスポロ」。SUV風味をトッピングしたクロスオーバーモデルとして人気を博した。
-
13/162009年にデビューした5代目「ポロ」。デュアルクラッチギアボックスの「DSG」がポロとして初めて搭載された。販売台数は歴代最高の630万台を記録した。
-
14/16Cセグメントモデルと比べても見劣りしないくらいの高級感が漂う5代目「ポロ」のインテリア。ステアリングにはチルトのほかにテレスコピック調整も付き、“小さなゴルフ”といえるほどの進化を遂げた。
-
15/166代目「ポロ」は2018年3月に上陸。2024年4月には高性能モデル「ポロGTI」の誕生25周年記念特別仕様車「エディション25」(写真)も発売された。
-
16/162023年3月に発表された新型電気自動車「ID.2all」のコンセプトモデル。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4050×1812×1530mmで、フロントに最高出力226PSのモーターを搭載し前輪を駆動する。当初は内燃機関搭載の「ポロ」に代わるモデルと目されたが、ポロに置き換わるとしてもそれはまだ先の話になりそうだ。

生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
フォルクスワーゲン の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
狙うは「N-BOX」超え 新型「ルークス」は日産の復活に向けた号砲か?NEW 2025.9.25 フルモデルチェンジで4代目に進化した「日産ルークス」の評判がよさそうだ。2025年8月に車両概要が先行公開され、同年9月には価格も発表。あとは正式発売を待つばかり。ライバルとして立ちはだかる「ホンダN-BOX」を超えられるか。
-
メルセデスとBMWのライバルSUVの新型が同時にデビュー 2025年のIAAを総括する 2025.9.24 2025年のドイツ国際モーターショー(IAA)が無事に閉幕。BMWが新型「iX3」を、メルセデス・ベンツが新型「GLC」(BEV版)を披露するなど、地元勢の展示内容はモーターショー衰退論を吹き飛ばす勢いだった。その内容を総括する。
-
世界中で人気上昇中! 名車を生かしたクルマ趣味「レストモッド」の今を知る 2025.9.22 名車として知られるクラシックカーを、現代的に進化させつつ再生する「レストモッド」。それが今、世界的に流行しているのはなぜか? アメリカの自動車イベントで盛況を目にした西川 淳が、思いを語る。
-
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか? 2025.9.19 中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか?
-
建て替えから一転 ホンダの東京・八重洲への本社移転で旧・青山本社ビル跡地はどうなる? 2025.9.18 本田技研工業は東京・青山一丁目の本社ビル建て替え計画を変更し、東京・八重洲への本社移転を発表した。計画変更に至った背景と理由、そして多くのファンに親しまれた「Hondaウエルカムプラザ青山」の今後を考えてみた。
新着記事
-
NEW
200台以上のロイヤルエンフィールドが箱根に集結! 「One Ride 2025」の会場より
2025.9.25画像・写真バイクメーカーのロイヤルエンフィールドが、ファンイベント「One Ride 2025」を世界的に開催! グローバルで4万人以上のファンが参加し、日本でも13のエリアでミーティングが催された。200台以上が集った関東エリアの会場の様子を、写真でリポートする。 -
NEW
メルセデス・ベンツS580 4MATICロング ナイトエディション
2025.9.25画像・写真2025年9月25日、内外装をブラック系のダークカラーでコーディネートした特別な「メルセデス・ベンツSクラス」が発表された。20台限定で販売される同モデル、「S580 4MATICロング ナイトエディション」の姿を写真で紹介する。 -
NEW
トヨタ・クラウン エステートRS(前編)
2025.9.25あの多田哲哉の自動車放談「クラウン」らしからぬデザインや4車種展開などで大いに話題となった、新世代のトヨタ・クラウン。そのうちの一台「クラウン エステート」に、元トヨタの車両開発者である多田哲哉さんが試乗した。 -
NEW
第929回:販売終了後も大人気! 「あのアルファ・ロメオ」が暗示するもの
2025.9.25マッキナ あらモーダ!何年も前に生産を終えているのに、今でも人気は健在! ちょっと古い“あのアルファ・ロメオ”が、依然イタリアで愛されている理由とは? ちょっと不思議な人気の理由と、それが暗示する今日のクルマづくりの難しさを、イタリア在住の大矢アキオが考察する。 -
NEW
狙うは「N-BOX」超え 新型「ルークス」は日産の復活に向けた号砲か?
2025.9.25デイリーコラムフルモデルチェンジで4代目に進化した「日産ルークス」の評判がよさそうだ。2025年8月に車両概要が先行公開され、同年9月には価格も発表。あとは正式発売を待つばかり。ライバルとして立ちはだかる「ホンダN-BOX」を超えられるか。 -
NEW
新型「フェラーリ849テスタロッサ」発表イベントの会場から
2025.9.24画像・写真V8ツインターボエンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた、フェラーリの新たなフラッグシップスーパースポーツカー「849テスタロッサ」。東京・高輪で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。