-
1/20
-
2/20最新の「トヨタGRヤリス」が発売されたのは2025年5月6日のこと。トヨタでは2024年の改良時と同様に“進化型”と呼んでいる。
-
3/20今回の試乗車は最上級グレード「RZ“ハイパフォーマンス”」の8段ATモデル。お値段は533万円と相応に高価ではあるものの、このご時世に改良前から据え置きということに驚く。
-
4/20新開発のオプション「エアロパフォーマンスパッケージ」が設定されているが、基本デザインの変更はなし。フロントバンパーは破損時のメンテナンス性を考慮して左右と真ん中のスリーピース構造を採用している。
-
5/201.6リッター3気筒ターボの「G16E-GTS」を搭載。最高出力304PS、最大トルク400N・mを生み出す。
-
トヨタ GRヤリス の中古車webCG中古車検索
-
6/20シャシーや足まわりのボルトを変更し、それに合わせてサスペンションの設定を変更。コントロール性とともに乗り心地の向上を図っている(実際に乗り味はだいぶ良くなった)。
-
7/20「GRヤリス」専用に仕立てたダッシュボードは最新型でも健在。こうして見るとドライバーのため(だけ)の空間であることがよく分かる。
-
8/20「RZ“ハイパフォーマンス”」のシート表皮はスエード調のブランノーブ。シート自体の厚みがたっぷりで掛け心地はよい。
-
9/20「RZ“ハイパフォーマンス”」にはもともとだが、アダプティブクルーズコントロールやレーントレーシングアシストなどの先進運転支援装備が全モデルに標準装備となった。
-
10/20よりリニアな操舵感を求めて電動パワーステアリングの制御を変更。「RZ“ハイパフォーマンス”」ではサーキットを攻め込むことを念頭に限界域での速さとコントロール性を重視した設定としている。
-
11/20縦引き式のサイドブレーキ(13万2000円)はステアリングホイールのすぐ左、ドライバーにほど近いところにレイアウト。今回はAT車だったので問題なかったが、場所的にMT車での操作性がちょっと気になる。
-
12/20もともとのサイドブレーキがあった場所はブーツの合皮を残したままでスリット状の収納に。ホールド性が高いばかりか傷の心配も不要で、スマートフォン置き場としての新たな提案となる予感。
-
13/20AT車はフットレストのサイズが拡大。少しワンオフ感の漂う質感だが、滑り止めのスリット加工もきちんと施されている。
-
14/20ATモデルはギアセレクトを最適化するなどしてよりスポーツ走行に適した制御に。もともとデビュー時から「世界一の変速速度」をうたっていたが、もう一段上のレベルを目指している。
-
15/20センターコンソールの前端にはドライブモード用のトグルと4WDの前後トルク配分用のダイヤルを搭載。たびたび操作するものではないが、縦引きサイドブレーキがあるとアクセスしにくい。
-
16/20ドライブモードはご覧の4種類で、なんと「エコ」も設定されている。
-
17/20荷室の容量は174~737リッター。ボディーサイズ的に多くは望めないポイントだ。
-
18/20荷室の床下にはインタークーラー用ウオータースプレーのタンクを搭載している。
-
19/20トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”
-
20/20

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
トヨタ GRヤリス の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
トヨタ・カローラ クロスZ(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.10 「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジモデルが登場。一目で分かるのはデザイン変更だが、真に注目すべきはその乗り味の進化だ。特に初期型オーナーは「まさかここまで」と驚くに違いない。最上級グレード「Z」の4WDモデルを試す。
-
ホンダ・レブル250 SエディションE-Clutch(6MT)【レビュー】 2025.9.9 クラッチ操作はバイクにお任せ! ホンダ自慢の「E-Clutch」を搭載した「レブル250」に試乗。和製クルーザーの不動の人気モデルは、先進の自動クラッチシステムを得て、どんなマシンに進化したのか? まさに「鬼に金棒」な一台の走りを報告する。
-
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】 2025.9.8 「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。
-
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】 2025.9.6 空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。
-
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】 2025.9.4 24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。
新着記事
-
NEW
トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”【試乗記】
2025.9.12試乗記レースやラリーで鍛えられた4WDスポーツ「トヨタGRヤリス」が、2025年モデルに進化。強化されたシャシーや新しいパワートレイン制御、新設定のエアロパーツは、その走りにどのような変化をもたらしたのか? クローズドコースで遠慮なく確かめた。 -
NEW
新型スーパーカー「フェノメノ」に見る“ランボルギーニの今とこれから”
2025.9.12デイリーコラム新型スーパーカー「フェノメノ」の発表会で、旧知の仲でもあるランボルギーニのトップ4とモータージャーナリスト西川 淳が会談。特別な場だからこそ聞けた、“つくり手の思い”や同ブランドの今後の商品戦略を報告する。 -
NEW
思考するドライバー 山野哲也の“目”――BMW M5編
2025.9.11webCG Moviesシステム最高出力727PS、システム最大トルク1000N・mという新型「BMW M5」に試乗した、レーシングドライバー山野哲也。規格外のスペックを誇る、スーパーセダンの走りをどう評価する? -
日々の暮らしに寄り添う新型軽BEV 写真で見る「ホンダN-ONE e:」
2025.9.11画像・写真ホンダの軽電気自動車の第2弾「N-ONE e:(エヌワンイー)」の国内販売がいよいよスタート。シンプルさを極めた内外装に、普段使いには十分な航続可能距離、そして充実の安全装備と、ホンダらしい「ちょうどいい」が詰まったニューモデルだ。その姿を写真で紹介する。 -
オヤジ世代は感涙!? 新型「ホンダ・プレリュード」にまつわるアレやコレ
2025.9.11デイリーコラム何かと話題の新型「ホンダ・プレリュード」。24年の時を経た登場までには、ホンダの社内でもアレやコレやがあったもよう。ここではクルマの本筋からは少し離れて、開発時のこぼれ話や正式リリースにあたって耳にしたエピソードをいくつか。 -
ポルシェ911カレラT(前編)
2025.9.11谷口信輝の新車試乗製品の先鋭化に意欲的なポルシェが、あえてピュアな楽しさにこだわったというモデル「ポルシェ911カレラT」。さらなる改良を加えた最新型を走らせた谷口信輝は、その仕上がりにどんなことを思ったか?