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2/23アウディとポルシェが共同開発したBEV専用プラットフォームをベースとする、4ドアの高性能スポーツモデル「e-tron GT」。今回の試乗車は、2024年6月(日本導入は2025年8月)のマイナーチェンジで追加されたハイエンドモデル「RS e-tron GTパフォーマンス」だ。
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3/23インテリアでは、各所に再生素材や天然素材を用いた表皮を採用。生産段階における環境負荷の低減を図っている。
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4/23本国仕様の受電能力は、聞いて驚け320kW! 日本仕様も、プレミアムチャージングアライアンス等で設置される最高出力150kWの急速充電器の恩恵を、フルに受けることができる。
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5/23新採用のオプション装備も今回の改良のトピック。「スマートパノラミックルーフ」はポリマー分散液晶(PDLC)を用いたガラスルーフで、写真のとおり透明/不透明の切り替えができる。採光のパターンは4種類用意される。
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6/23動力性能はもちろん、航続距離の拡大も改良モデルのトピック。従来型の「RS e-tron GT」は534kmだったが、「RS e-tron GTパフォーマンス」では、バッテリーの容量アップと電費の改善により、631kmにアップしている。(いずれもWLTCモード)
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7/23スポーティーなドライブモードを一発で呼び出せる「RSボタン」と、10秒にわたり最高出力を70kW高める「BOOSTボタン」を備えたステアリングホイール。今回の改良により、上下がフラットな形状となった。
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8/23高速走行時の安定性を高める、可動式のリアスポイラー。普段はトランクフードに格納されており、車速や走行モードに応じて自動で展開。センターディスプレイでの操作により、手動で展開/格納することもできる。
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9/23エアサスペンションに電気油圧式アクチュエーターを組み合わせたアクティブサスペンションには、ドアの開閉に合わせて車高を昇降させる「エレベーテッドエントリー」機能も採用。車高の低いクルマにつきものの、乗降時の負担を緩和してくれる。
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10/23今回の改良では、フロントシートに備わるヘッドレスト下の開口部の形状を変更し、照明付きロゴを備えた一体型インレイを採用。試乗車には「RS performanceデザインパッケージ」に含まれる「スポーツシートプロ」が装備されていた。
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11/23「e-tron GT」に使われる「J1アーキテクチャー」は、床面全体に敷き詰めるのではなく、後席の足元を避けてバッテリーを搭載している点が特徴。後席にしっかりひざを折って座れる空間を設けることで、低い車高と後席の居住性を両立している。
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12/23標準仕様のタイヤサイズは前:245/45R20、後ろ:285/40R20だが、試乗車はオプションの21インチホイールと前:265/35R21、後ろ:305/30R21サイズのタイヤを装着していた。その内側に見えるカーボンセラミックブレーキもオプション装備である。
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13/23ドライブモードは「エフィシェンシー」「コンフォート」「ダイナミック」と、カスタマイズモードの「RS1」「RS2」、そして「RSパフォーマンス」の6種類から選択が可能。RSパフォーマンスはサーキットやワインディングロードを想定したセットアップで、サスペンションやエアロダイナミクスに加え、アンチスリップやトルクベクタリング、バッテリー冷却の制御も切り替わる。
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14/23トランクルームの容量は、前が77リッターで後ろが350リッター。「S e-tron GT」のリアトランクは405リッターだが、そちらも「テクノロジーパッケージ」を選択すると350リッターに減少する。
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15/23高いパフォーマンスに加え、クルマの状態を感じ取れるインフォメーションやドライブフィールも備えていた「RS e-tron GTパフォーマンス」。こうした点は、長きにわたりクルマをつくってきた、既存の自動車メーカーならではのアドバンテージといえるだろう。
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16/23アウディRS e-tron GTパフォーマンス
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渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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