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1/30今回は「ちょっと大きめのフィット」に関するお話を、筆者が2000年代初めから2006年まで所有していたフィアット車「ブラーヴァ」の思い出とともにお届けする。
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2/30「フィアット・ティーポ」。2021年シエナの販売店で撮影。
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3/30「ブラーヴァ」は全長×全幅×全高=4190✕1755✕1415mmの5ドアハッチバック車だった。第2次世界大戦前にフィアットが開発したスキーリゾート、セストリレを訪れたとき。
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4/30わが家が選んだのは1998年製の75HPターボディーゼルで、グレードは「SX」という標準仕様だった。チェントロスティーレ・フィアット(フィアット・スタイリングセンター)によるエクステリアデザインは、さりげなくモダンであった。
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5/30シエナでは、普段は市壁の外に路上駐車していた。
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6/30フランスで。スーパーマーケットで買い物を済ませた女房と。ラゲッジルーム形状は実用的で、大型スーツケース2つを苦もなく飲み込んだ。
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7/30シエナにまだ少なかったコイン洗車場にて。
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8/30わが家にとって「ブラーヴァ」は、イタリアでの初めてのエアコン付き車でもあった。夏、コルシカ島の海岸で。
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9/30東欧旅行前、イタリア国境近くの宿で。
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10/30フランスのベーカリー&菓子店で。
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11/30かつて救援してくれたロードサービスのおじさんが、後日オイル交換も引き受けてくれた。
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12/30民間車検場で排ガスの検査中。
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13/30高い効果を念じながらディーゼル用添加剤を注入する。
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14/30こんな災難も降りかかった。ホイールキャップの盗難事件発生。
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15/30動揺する筆者を落ち着かせるように、カー用品店のリーナさんはホイールキャップのカタログを開いた。
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16/30同じホイールキャップはすぐ店頭にあった。パーツ在庫が豊富なのも、イタリアにおけるフィアットのありがたさ。頼まなくても、店員のおじさんが装着をかって出てくれた。
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17/30崖の脇に駐車していて、土砂崩れに遭ったことも。
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18/30シエナ郊外アンプニャーノ飛行場に向かう途中で。
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19/30モンテカルロで。F1モナコGPのコースをたどったとき。
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20/30ジュネーブモーターショーに向かう途中、モンブラントンネルを抜けたフランス側で。
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21/30自分での洗車もそれなりに楽しかった。
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22/30ナンバーのAV871WWは「AV(アダルトビデオ)見て鼻息ブーブー!」と語呂合わせで記憶していた。ミラノにて。
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23/30フィアットの歴史的工場を再開発したリンゴット・ビルの下で。
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24/30手放すときオドメーターは13万kmを刻んでいた。
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25/30購入日に訪れたスタンゲリーニの旧本社。建物の一部を成す「FIAT」ロゴに注目。
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26/30以下2点はファクトリーフォトから。「ブラーヴァ」のダッシュボード。
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27/30シートのテキスタイルは、当時のフィアットらしいモダンかつ上品なものだった。
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28/30キーはリモコン式でこそなかったが、持っているとうれしくなるしゃれたデザインであった。
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29/30スペアタイヤの中に収まるように設計されたジャッキとツールセット。これもロビンソン氏が考案したものという。
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30/30シエナ郊外で。たとえ遠方旅行でなくても、どこか幸せな気分になれるクルマだった。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、25年間にわたってリポーターを務めあげる。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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