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1/17スバルの群馬製作所で行われた、新オフセット前面衝突試験のデモンストレーションの様子。50km/hといえば一般道を流す程度の車速だが、それでも衝撃はすさまじく、試験車両の「フォレスター」は宙に浮かんばかりだった。
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2/17衝突試験のデモンストレーションに供された「スバル・フォレスター」。本取材会の後、2026年5月28日に2025年度のJNCAPで「ファイブスター大賞」を獲得したことが正式に発表された。
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3/17スバルの安全技術開発に関する取り組みを説明する、商品革新本部の藤居拓也プロジェクトゼネラルマネージャー。
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4/17新しいオフセット前面衝突試験は、より「自動車同士の正面衝突事故」を想定したものとなっている。テスト内容としては、試験車両とアルミハニカム製のデフォーマブルバリアを備えた総重量1200kgの台車を、50km/hで対面走行させ、試験自動車の運転席側(全幅の50%)を衝突させるというものだ。
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5/17衝突によって変形した台車のデフォーマブルバリア。バリアには実際の自動車のように、変形とともに荷重が増加する(奥側が固くなっており、つぶれるほど荷重が増える)よう設計されている。その形状の変化から、衝突相手のクルマに対する加害性についても評価できるのだ。
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6/17デモンストレーション直後の試験車両の様子。すさまじい衝撃でフロントセクションは大破しているが、キャビンの形状は保たれている。
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7/17キャビンやドアまわりについては、衝突の衝撃でドアが開かないようにする(乗員が放出されないようにするため)のと同時に、事故後には極力きちんとドアが開くよう、各部が設計されている。スムーズな乗員救助を可能にするためだ。
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8/17エアバッグが展開した車内の様子。インストゥルメントパネルまわりの形状も保たれており、筆者が懸念していたヒザまわりも含めて、生存スペースは確保されていた。
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9/17JNCAP2025の「フルラップ前面衝突」に供された「フォレスター」。この試験では、コンクリー卜の障壁に車速50km/hで衝突させるのだが、フォレスターはそこでも高い安全性能を示した。
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10/17「ファイブスター大賞」とは、要は「その年にJNCAPで試験された車両のなかでも、最も成績が高かったクルマ」に与えられる賞だ。2020年に、それぞれ個別に表彰されていた衝突安全、予防安全の大賞が統合され、かつ事故自動通報装置の評価も組み込むかたちで誕生した。
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11/17スバルは「レヴォーグ」(2020年度)、「レガシィ アウトバック」(2021年度)、「クロストレック/インプレッサ」(2023年度)、そして今回の「フォレスター」(2025年度)と、過去に5度も「ファイブスター大賞」を獲得している。
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12/17長年にわたり、安全性能の開発に積極的に取り組んできたスバル。JNCAPでは現在の表彰制度が始まる前にも、多数のクルマが「衝突安全性能評価大賞」などを獲得してきた。写真はスバルにとって最初の“JNCAP大賞”受賞車である3代目「インプレッサ」(2007年度受賞)。
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13/17今回のデモで紹介された衝突安全性の高さに加え、「アイサイト」に代表される充実した予防安全・運転支援システム、操縦安定性や操作応答性の高さ、そして視界の広さや見切りのよさ等々、スバルはとにかく、クルマの安全性にこだわりを持つメーカーだ。
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14/17スバルは戦前の中島飛行機を起源とする自動車メーカーであり、それゆえ自動車事業への参入当初より、安全に関する取り組みに積極的だった。
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15/171958年に登場した「スバル360」のころより、安全に関する規制がないなかでも自主的に衝突実験を行ってきたというから驚きだ。
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16/17現行型「フォレスター」に装備される「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」。展開範囲を従来より400mm拡大することで、サイクリストの頭部衝突エリアをカバー。事故時の致命傷リスクを軽減する設計となっている。
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17/17JNCAP2025において、衝突安全、予防安全の両方で高い評価を獲得した「スバル・フォレスター」。前者の恩恵にあずかるのはできれば避けたいところだが、未来というのはなにが起きるかわからないもの。安全なクルマを選ぶのに越したことはないだろう。

玉川 ニコ
自動車ライター。外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、自動車出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。愛車は「スバル・レヴォーグSTI Sport R EX Black Interior Selection」。
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