ポルシェ911カレラ(後編)
2020.09.04 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師の連載企画第2回は、「ポルシェ911カレラ」(992型)の試乗リポート後編。最新の911は、自然吸気フラット6を搭載する愛車「911カレラS」(991型前期)からどう進化していたのか。オーナーだからこその評価を聞いた。シャシーの進化に興味津々
自身もポルシェ911カレラS(991型前期)に乗る、漫画界のレジェンドにして元JGTCレーサー、池沢早人師先生。箱根のワインディングロードでステアリングを握った最新世代の911カレラ(992型)は、池沢先生いわく「音もエンジンパワーもブレーキも素晴らしい」と大絶賛の嵐。だがその他の点についてはどうなのか? 話の続きをお聞きした。
「今回の試乗前に最も興味があったのは、実はフロントのトレッド拡大についてなんですよ。今、SUPER GTはもちろんDTMでも多くのマシンがフロントのトレッドを広げてるじゃないですか? 回頭性とコーナリングスピードを追求した結果で、ポルシェも992型で早速そのトレンドを市販車に取り入れたわけですよね。フロントからの見た目もワイドになって迫力が増していますし、実際のハンドリングへの効果はどんなものなのか、一番のポイントとして興味津々だったんですよね」
なるほど。では結論として、992型のフロントトレッド拡大の効果のほどは?
「素晴らしいのひとことですね。もともと991型の操舵感は、思ったところにフロントタイヤをもってこれるようなコントロール性と、適度な重さの手ごたえが気持ちよかったのですが、992型ではそれがよりいっそう強まっていますね。特に俊敏性とリニアな反応、この2つにドライバーの口元を緩ませるぐらい磨きがかかりました。フロントトレッドを拡大したのは“大正解”だと思いますよ。いや、本当に素晴らしい」
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