第40回:雨とタイヤと忘れ物

2021.05.07 バイパーほったの ヘビの毒にやられまして
ようやくタイヤを新調した「ダッジ・バイパー」。どうでもいいけど、“タイヤ込みのクルマの写真”って、どうしてこんなに撮るのが難しいんだろう?
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ついにタイヤを新調した「ダッジ・バイパー」で、春の武蔵野→小金井ツアーを敢行! 排気量8リッターのマッスルカーと「ニットー・インヴォ」の相性は? そもそもなんで行き先が小金井なの? 春の嵐もなんのその、デトロイト産の毒ヘビが関東を縦断する。

新たな「バイパー」の相方は「ニットー・インヴォ」。グリップ力の高さと快適性の両立をうたう欲張りな一品だが、その登場は2006年と古い。
新たな「バイパー」の相方は「ニットー・インヴォ」。グリップ力の高さと快適性の両立をうたう欲張りな一品だが、その登場は2006年と古い。拡大
ドゥカティの新型バイク「ムルティストラーダV4」。最近はこういうアドベンチャーツアラーも、すっかりあか抜けたよね。昔はラリーマシンそのまんまのナリだったのに。
ドゥカティの新型バイク「ムルティストラーダV4」。最近はこういうアドベンチャーツアラーも、すっかりあか抜けたよね。昔はラリーマシンそのまんまのナリだったのに。拡大
公私においてお世話になっているアライのヘルメットとタイチの手袋、そしてデグナーの……なんて言ったらいいの、これ。ズダ袋? ちなみにウエアはパワーエイジです。
公私においてお世話になっているアライのヘルメットとタイチの手袋、そしてデグナーの……なんて言ったらいいの、これ。ズダ袋? ちなみにウエアはパワーエイジです。拡大
忘れ物ご一行が流れ着いた、宇都宮線の終点・小金井駅。某文春系メディアのせいで、かいわいでは「何もない駅」「寝過ごしたものを絶望させる駅」として有名になってしまった駅である。
忘れ物ご一行が流れ着いた、宇都宮線の終点・小金井駅。某文春系メディアのせいで、かいわいでは「何もない駅」「寝過ごしたものを絶望させる駅」として有名になってしまった駅である。拡大

忘れ物は何ですか?

賞味期限切れの発覚から4カ月もの放置ののち、ようやくニットー・インヴォにタイヤを履き替えたのが前回のお話。今回は、その使用感をお届けしたい。ちょうどタイヤを交換した翌日、武蔵野→小金井を往復するという、まことインプレに好適な用事があったのだ。

ここで「いや、小金井って武蔵野の隣じゃねえか。徒歩でも行けるわ!」と思ったアナタ、落ち着きたまへ。ここで言う小金井とは、東京都小金井市のことではない。栃木県下野市小金井のことである。せっかくの初春の週末に、なぜそんなところに行かねばならなかったのか。それを説明するためには、3月11日まで時計の針を戻さねばなるまい。

その日、栃木某所でドゥカティの試乗会(その1その2)を取材した記者は、小山駅から東京へと電車で戻っていた。普段なら社用車や撮影車、あるいはカメラマン氏のクルマで一緒に往復するところだが、このときは諸般の都合でそれがならなかったのだ。別に“鉄男”でもない記者にとっては、これだけでも十分に罰ゲームだった。

しかも不運は続くもので、大宮での人身事故により電車が1時間立ち往生。かつ行き先が新宿(湘南新宿ライン)から上野(宇都宮線)に変更されてしまったのだ。武蔵野暮らしの記者としては度し難い遠回りであり、加算された時間と+αの乗り換えに、神田に着くころにはすっかりヘロヘロ。そして懐かしの中央線に乗らんとして、ようやく気づいたのである。上野での乗り換えの際、ヘルメットとグローブをズダ袋ごと電車に置き忘れたことを。慌てて駅の窓口に駆け込んだものの、そんな忘れ物は見つかっていないとのこと。一行は誰の目にも留まることなく、ひっそりと上野で折り返し、小金井へと旅立っていったのだった。

かくして記者は、貴重な休日をつぶし、宇都宮線の終点駅までそれらを迎えに行くことになったのである。

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