ポルシェ911ターボ(前編)
2021.08.08 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師が最高出力580PSを誇る「ポルシェ911ターボ」に試乗。かつて自身初のポルシェとなった名車930型911ターボとは何が異なり、また何が“同じ”だったのだろうか?第一印象はイマイチ?
最新のポルシェ911ターボから、「これはある意味、“無敵なクルマ”かもしれないですね!」とコメントしつつ、満面の笑みで降りてきた池沢早人師先生。ここであえて紹介するまでもなく、漫画界のレジェンドにして元JGTCレーサーでもある。
3.8リッター水平対向6気筒エンジンに、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーを組み合わせたパワーユニットは、最高出力580PS、最大トルク750N・m(オーバーブースト時)を発生。スーパーカーブームの時代、小さなカーマニアたちに“ポルシェターボ”と呼ばれた、若き日のレジェンドの愛車930型の初代911ターボのDNAは、果たして現代の992型911ターボにも受け継がれているのだろうか。
「今日は自宅から911ターボに乗って箱根まで来たわけですが、都内の環状八号線を走っているときの印象は、正直あまり良くはなかったんです。僕にとって初のポルシェだった930型911ターボと比べると値段は3倍ですが、でも乗り味は930のターボのほうが良かったよなぁ……みたいな」
一般道で乗るぶんには足が硬すぎる、ということですか?
「はい。環八を走るぶんにはちょっと硬くなっちゃってますよね。まぁ580PSにも達したパワーに見合う足にするためには仕方のない話なんですが。でも環八から東名高速に上がって高速クルージングをし始めると、足の硬さはほぼ気にならなくなり、そして箱根のワインディングロードに入ると……」
入ると?
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