ルノー・メガーヌ ルノースポール トロフィーEDC(後編)
2021.09.12 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師によるルノーのホットハッチ「メガーヌ ルノースポール トロフィーEDC」の試乗リポート後編。公道での乗り味と、このクルマは果たして誰にオススメなのかについて、より詳しく語ってもらった。パワーを存分に引き出せる
「以前所有していたメガーヌ ルノースポール(以下R.S.)トロフィーEDCはサーキットのスポーツ走行でタイヤがバースト寸前になってしまったが、峠道で乗るぶんには非常に気持ちのいい、走る喜びがビンビンに感じられるクルマでした」と、同車を評価した池沢早人師先生。
ワインディングロードをメインステージとするなら、文句ナシといったところでしょうか。
「はい。300PSぐらいのクルマのなかでは極めてポテンシャルが高く、速いクルマだと思います。速いというか、正確には『十分に楽しめるクルマ』でしょうか」
確かに走りは楽しいです。
「BMWの『M4』やポルシェの『911ターボ』あたりの500PS超級になってくると、サーキット以外ではどう考えても(パワーを)使い切れないじゃないですか? でもメガーヌR.S.トロフィーであれば、全パフォーマンスを引き出してワインディングロードを楽しめそうな気になります。なんといいますか、『おいしいものを全部食べ尽くせる!』みたいな感覚ですよね」
500PSオーバーになると……。
「すごくおいしいのでしょうが、そもそも食べられません……。みたいな感じになりますからね」
でも、逆にメガーヌR.S.トロフィーEDCのダメなところ、あるいはイマイチな点などはないのでしょうか?
「うーん、やっぱりタウンスピードでの乗り心地が硬いという点は、リアルスポーツであれば問題ないのかもしれませんが、メガーヌのような実用的なハッチバック車に期待する乗り心地としては、ちょっとどうかなと思いますよね……」
![]() |
![]() |
![]() |
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!