日産ノート オーラNISMO(後編)
2022.03.27 池沢早人師の恋するニューモデル 電動パワートレインを搭載する「日産ノート オーラNISMO」の走りを高く評価した、漫画『サーキットの狼』の作者・池沢早人師。多くのスポーツカーを知る、レース経験も豊富な漫画界のレジェンドに「本気で欲しい」と思わせた、そのポイントを聞いた。気になるのは“音”
「日産ノート オーラNISMOは、車両価格が286万9900円であることを考えると文句なしに総合ポイントが高く、特にオプション装備である専用のRECAROスポーツシートはすばらしい!」とコメントした池沢早人師先生。だが、気になるところもあるという。
走りは高評価ですね。
「以前にも言いましたが、ステアリングの遊びと旋回時のロールがちょっと大きめですよね。でもそれは僕がソリッドなスポーツカーに慣れすぎてるだけ(笑)ともいえるし、感覚の問題でもあるでしょう」
なるほど。サスペンションは専用チューンですが、もともとはBセグのコンパクトハッチですしね。
「ただ、高速コーナーでロールを感じても“不安”はまったくないんですよ。ターンインの段階で進入角度が決まれば、あとは自信を持って踏んでいけます。タイヤのグリップもかなりいいですし、ワインディングロードでの運転は楽しいのひとことです」
採用されたタイヤは、205/50ZR17サイズの「ミシュラン・パイロットスポーツ4」です。気になる点はそれぐらいですか?
「そうですね。まぁ。ターンパイクの上りではもう少しパワーが欲しくなりますが、搭載モーターのパフォーマンスを考えればそれはもうしかたのないところですしね。このクルマのパワーユニットは……」
パワーユニット自体はノーマルのノート オーラと同じで、発電用のエンジンが最高出力82PSの1.2リッター直3。フロントの駆動用モーターが136PSですね。ちなみに車両重量は1260kgです。
「えっ? ほぼEVみたいなクルマで1260kgって、ずいぶん軽いじゃないですか! がんばっている感じがします」
そのほかに気になる点は?
「うーん、強いて言えば“音”ですかね。電動車なのでこれを言ってしまっては反則のような気もしますが、とにかく音がそそらないんです」
![]() |
![]() |
![]() |
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!
-
日産ノート オーラNISMO(FF)【試乗記】 2021.12.17 試乗記 日産自慢の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した、チューンドコンプリートカー「ノート オーラNISMO」に試乗。本籍地をサーキット1丁目1番地とするレース屋NISMOの名を冠する、その走りとはいかなるものか。
-
-
日産ノートAUTECHクロスオーバーFOUR(4WD)【試乗記】 2021.11.26 試乗記 AUTECHブランドが掲げる「プレミアムスポーティー」と、SUVの機能やスタイルを融合させたという日産のコンパクトモデル「ノートAUTECHクロスオーバー」。SUVテイストをまぶしたその新種の走りを、ロングドライブで確かめた。
-
スズキVストローム800DE(6MT)【レビュー】 2023.3.13 試乗記 注目の新型アドベンチャーバイク「スズキVストローム800DE」に、イタリア・サルデーニャで試乗。盛り上がりを見せるセグメントの“ど真ん中”にスズキが投じた一台は、市街地でストレスなく、峠道やオフロードでは爽快に楽しめる、まさに万能マシンに仕上がっていた。
-
フォルクスワーゲン・ゴルフR(4WD/7AT)【試乗記】 2023.3.10 試乗記 300PSオーバーの高出力エンジンとトルクベクタリング機構付きの4WDシステムを組み合わせた、新しい「フォルクスワーゲン・ゴルフR」。速さ、操作性、乗り心地と、従来型から全方位的に進化を遂げた新型は、まさに万能マシンと表すべきクルマに仕上がっていた。
-
フェラーリ・プロサングエ(4WD/8AT)【海外試乗記】 2023.3.8 試乗記 フェラーリ初の4ドア・4シーターモデル「プロサングエ」に、冬のアルプス山麓で試乗。一部から「SUVの跳ね馬なんて……」と懐疑的な目で見られていたマラネッロの新作は、V12フェラーリの血統を確かに受け継ぐ、由緒正しきスーパースポーツに仕上がっていた。