『CAR GRAPHIC』2022年6月号発売 2台のV6フェラーリを堪能
2022.04.29 From Our Staff『CG』6月号の巻頭特集は、フェラーリが開発した新旧V6ミドシップスポーツです。新設計の120度V型6気筒ツインターボエンジンを採用した最新プラグインハイブリッドスポーツ「フェラーリ296GTB」と、65度V型6気筒エンジンを搭載した「ディーノ246GT」に試乗しました。(CG編集部)
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跳ね馬のV6がつくる時代
フェラーリ296GTB。2021年6月に発表された、このまったく新しいミドシップスポーツに、スペイン・アンダルシアのワインディングロードとモンテブランコ・サーキットで試乗しました。
296GTBは、フェラーリの市販車で初となる、後輪駆動のプラグインハイブリッドカーです。エンジン(内燃機関)は完全新設計のV型6気筒ツインターボ。理想的な120度という広いバンク角をもち、そのバンク内側に排気系と2基のターボを配置した“ホットインサイドV”と呼ばれるレイアウトを採用し、2992ccの排気量から最高出力663PSを発生します。さらに、このエンジンに同167PSを発生するアキシャル・フラックスモーターを組み合わせ、計830PSのシステム最高出力を後輪のみに伝えます。
新たなパワーユニットを搭載するシャシーも新しくなり、ホイールベースはこれまでのV8モデルが2650mmだったのに対して2600mmと、50mm短くなりました。パワーユニットもシャシーも、正常進化というよりまさに一新という言葉がふさわしい296GTB。実際にステアリングを握ると、どのような走りが楽しめるのでしょうか。
296GTBに続くのが、かつてフェラーリV6をミドシップしたディーノです。フェラーリのミドシップストラダーレの始祖となったこの小さなベルリネッタに国内で試乗して、その魅力をあらためて味わいました。こちらもあわせてお楽しみください。
フェラーリの新旧V6の次は、いま最も注目されている電気自動車(EV)の特集です。「フィアット500e」「シトロエンE-C4」「ボルボC40リチャージ」「BMW iX3」の4台を一気乗りでテスト。さらにJARI(日本自動車研究所)の高速周回路に持ち込み、CGの伝統でもある計測も行いました。EV特集には、「メルセデス・ベンツEQE」や「日産アリア」、「テスラ・モデル3」も登場。こちらも見逃せません。
試乗記のコーナーにも注目モデルが登場します。今月号では「ポルシェ911 GT3」もJARIに持ち込み計測しました。写真も迫力満点で、読み応え、見応えたっぷりです。さらに、マセラティの新SUV「グレカーレ」にはミラノで試乗しました。スーパースポーツ「MC20」に搭載されたネットゥーノV6から派生したエンジンを積む「グレカーレ トロフェオ」と、最もベーシックな「グレカーレGT」を紹介しています。
そのほかにも、幕張で開催された「オートモビル カウンシル」のリポートや、日本のモータースポーツレジェンド・高橋国光さんをしのぶメモリアルページなど、読み応えある一冊となっています。人気の連載もお見逃しなく。CG6月号は定価1300円です。デジタル版は、Amazon/Kobo/BookLive!/ブックパス/SonyReaderStore/Fujisanで購読できます。お近くの書店や、オンライン書店でお買い求めください。
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『CAR GRAPHIC』2022年6月号
発行所:株式会社カーグラフィック
定価:1300円
A4判変型・200ページ
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