海外でも人気を博すコダワリのコンパクトクロスオーバー
【徹底解説】新型スバル・クロストレック
2023.04.14
ニューモデルSHOWCASE
取り回しのしやすいボディーサイズに、スバルならではの質の高い走り、先進運転支援システム(ADAS)「アイサイト」の採用と、さまざまな魅力が詰まった「スバル・クロストレック」。その特徴を、グレード構成や装備、価格、燃費性能と、全方位的に徹底解説する。
今や本家「インプレッサ」を超える人気者に
スバル・クロストレックは、日本でこれまで「XV」と呼ばれてきたクロスオーバーSUVの後継機種である。エクステリアやインテリアの基本デザインを同世代の「インプレッサ」と共有するという手法も、XV時代と変わりない。
スバルのXVといえば、2010年に国内で発売された3代目インプレッサの派生モデル「インプレッサXV」が元祖。続く2012年には4代目インプレッサをベースとした2代目が登場して、このモデルからXVという独立機種あつかいとなった。ちなみに北米では、このモデルから「XVクロストレック」という車名が与えられている。
新型クロストレックは、始祖であるインプレッサXVから数えて4世代目にあたる。これまでは日本以外にも豪州や欧州でXVを名乗っていたが、今回を機にグローバルで商品名をクロストレックに統一したというわけだ。この車名は“クロスオーバー”と“トレッキング”を組み合わせた造語で、「カジュアルなトレッキングシューズのように、街なかからアウトドアまでシーンを選ばず、どんな場所にもマッチするクルマ」といった意味が込められているという。
クロストレックとインプレッサは、スバルの自社製モデルとしてはもっともコンパクトで手ごろなエントリー商品である。両車は今回も基本的に同じ開発チームで、ほぼ同時並行で開発されたという。
クローバルでの販売台数は、インプレッサから独立した最初のモデル=先々代の時点ですでにインプレッサをおよそ6:4の比率で上回っていたが、その差は年を追うごとに拡大。先代におけるXV/クロストレックのグローバル販売台数は、インプレッサの5倍以上になっているらしい。
それでも、わが日本市場では伝統的なハッチバック/セダンのインプレッサの人気がまだ比較的高かったが、傾向としてはグローバルの流れと同じ。日本自動車販売協会連合会が公表している「乗用車ブランド通称名別」の登録台数は、XVとインプレッサをひとくくりにして“インプレッサ”として公表しているので分かりにくいが、先代の実績では、日本でもXVの販売台数のほうが多くなっているそうだ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【ラインナップ】
1.6リッターモデルを廃止し、新たにFFを設定
国内におけるクロストレックのラインナップはシンプルだ。パワーユニットは北米では排気量2リッター、ないし2.5リッターの純エンジン車も用意されるが、国内では「e-BOXER」を名乗る2リッターハイブリッドのみ。
つまり、先代XVにあった1.6リッターの純エンジン車は廃止となった。そのかわり……という意味もあってか、これまでなかったFF(2代目以降のXVは4WDのみ)を追加して、同グレードの4WDより22万円安い価格設定としている。
装備グレードについては、従来の「S」や「L」「アドバンス」といった区分けにかえて、手ごろな「ツーリング」と上級の「リミテッド」という2グレード構成となった。さらに、どちらのグレードにもFFと4WDがあるので、仕様の選択肢は都合4種類となるが、いずれにしても先代よりは選択肢は明らかに減った。
上級仕様のリミテッドは、ツーリングに対して、大径18インチホイールやステアリング連動のフルLEDヘッドライト、そして内外装のダークグレーメッキ加飾などが追加されるほか、11.6インチの縦型センターディスプレイ、ADASの追加機能、電動シートなどが標準装備される。
【主要諸元】
グレード名 | ツーリング | ツーリング | リミテッド | リミテッド | |
基本情報 | 新車価格 | 266万2000円 | 288万2000円 | 306万9000円 | 328万9000円 |
駆動方式 | FF | 4WD | FF | 4WD | |
動力分類 | ハイブリッド | ハイブリッド | ハイブリッド | ハイブリッド | |
トランスミッション | CVT | CVT | CVT | CVT | |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 | 5名 | |
WLTCモード燃費(km/リッター) | 16.4 | 15.8 | 16.4 | 15.8 | |
最小回転半径 | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m | |
エンジン | 形式 | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC |
排気量 | 1995cc | 1995cc | 1995cc | 1995cc | |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 107[145]/6000 | 107[145]/6000 | 107[145]/6000 | 107[145]/6000 | |
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 188[19.2]/4000 | 188[19.2]/4000 | 188[19.2]/4000 | 188[19.2]/4000 | |
過給機 | なし | なし | なし | なし | |
燃料 | レギュラー | レギュラー | レギュラー | レギュラー | |
モーター | 最高出力 (kW[PS]) | 10[13.6] | 10[13.6] | 10[13.6] | 10[13.6] |
最高トルク (N・m[kgf・m]) | 65[6.6] | 65[6.6] | 65[6.6] | 65[6.6] | |
寸法・重量 | 全長 | 4480mm | 4480mm | 4480mm | 4480mm |
全幅 | 1800mm | 1800mm | 1800mm | 1800mm | |
全高 | 1575mm | 1575mm | 1575mm | 1575mm | |
ホイールベース | 2670mm | 2670mm | 2670mm | 2670mm | |
車両重量 | 1540kg | 1590kg | 1560kg | 1610kg | |
タイヤ | 前輪サイズ | 225/60R17 | 225/60R17 | 225/55R18 | 225/55R18 |
後輪サイズ | 225/60R17 | 225/60R17 | 225/55R18 | 225/55R18 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【パワートレイン/ドライブトレイン】
「e-BOXER」は基本的に従来モデルを踏襲
新型クロストレックのパワートレインは、先述のように従来の1.6リッターが姿を消して、2リッターのe-BOXERのみに統一。そのかわりかどうかはともかく、従来どおりの4WDに加えてFFも用意された。変速機は従来どおりの「リニアトロニック」、すなわちチェーン駆動のCVT一択である。
e-BOXERの仕組みを見ると、エンジンと変速機の間に最高出力13.6PS、最大トルク65N・mという比較的低出力のモーターを挟み込み、駆動アシストや回生充電を担わせるというもの。機構的にはパラレル方式のハイブリッドとなる。
核となるボクサーエンジン=2リッター水平対向4気筒直噴ユニットの最高出力と最大トルクは、145PS/6000rpmと188N・m/4000rpm。前記のモーター性能や荷室下に搭載されるリチウムイオン電池の容量(4.8Ah)、そしてシステム電圧(118V)など、数値で表されるパワートレイン関連の性能値はほぼすべて、先代や「フォレスター」用のそれから変わっていない。
e-BOXERの駆動主体はあくまでエンジンなので、走行感覚はいわゆるマイルドハイブリッドに近い。ただし、e-BOXERは変速機とモーターの間に加えてモーターとエンジンの間にもクラッチを備えており、低負荷走行時にはモーターとエンジンを切り離してモーターのみによるEV走行も可能なのが、通常のマイルドハイブリッドとのちがいだ。しかしシリーズハイブリッド走行はできない仕組みなので、EV走行の範囲はあくまで限定的ではある。
このように新型クロストレックのe-BOXERは、基本構造や、数値で表現できる基本的性能は既存のそれと変わりない。しかし、高剛性液封エンジンマウントの採用や、オイルパンの改良によるクランクシャフト付近の剛性アップ、CVTの振動・フリクション低減、エンジン始動時の回転数やクラッチ制御の見直しなどで、これまでよりスムーズな走行感覚を得ているという。また、燃費も先代のe-BOXERと比較すると、同じ4WDの比較で15.0km/リッターから15.8km/リッターへと改善。新規追加されたFFの燃費は16.4km/リッターとなっている(数値はすべてWLTCモード)。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【ボディーサイズ/デザイン】
これまでと変わらぬボディーサイズに見る“最適解”
先代のXV(インプレッサも含む)は、今日における自社製スバル車に共通の土台となっている「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を、最初に採用したクルマだった。その後、SGPはフォレスター、「レヴォーグ」「WRX」「アウトバック」に採用されて一巡した。
新型クロストレックの車体は、全長が4480mm、全幅が1800mm、全高はシャークフィンアンテナやルーフレールを省略すれば1550mmという“立体駐車場対応”サイズで、シャークフィンアンテナつきは1575mm、ルーフレールをつけると1580mmとなる。いずれにしても、先代と比較して全長は5mm短く、全幅はまったく同寸、全高もほぼ同等。2670mmというホイールベースや200mmという最低地上高も変わっていない。
こうしたディメンションに加えて、新型クロストレックもSGPを土台としていることから、一部には「これはビッグマイナーチェンジでは?」との声があるのも事実だ。しかし、SGPはもともとシリーズ開発として、プラットフォームそのものが各モデルの開発ごとにアップデートされていく設計思想である。よって新型クロストレックには、構造用接着剤の塗布範囲拡大や、サブフレームおよびフロントシートの取り付け剛性強化、フルインナーフレーム構造の導入、デュアルピニオン式パワーステアリングおよび電動ブレーキブースターの採用など、その後の開発で得られた知見や新技術がすべて投入されている。とくにフルインナーフレーム構造を採用したということは、少なくとも上屋設計は先代とは別物である。これは掛け値なしのフルモデルチェンジというべきだろう。
先代からサイズを大きく変えていないのは、このコンパクトさこそがXV/クロストレックの商品性のキモであり、メイン市場の北米を含めて、サイズアップの要望はほとんどなかったからだそうだ。
いっぽうで、デザインについては「控えめすぎる」との声があったという。それもあって新型クロストレックでは、尻上がりのベルトラインと、逆にリアに向けて下降していくルーフラインの組み合わせで躍動的な前傾姿勢を表現。フェイスデザインやホイールアーチ、ルーフレールなどでにぎやかなガジェット感を演出している。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【インテリア/荷室/装備】
端々に見る細かな改良・改善の跡
インテリアデザインはまったく新しい。11.6インチの縦型センターディスプレイ(リミテッドに標準、ツーリングはメーカーオプション設定)を中心としたレイアウトはいかにも最新のスバルらしい。ただ、メーターパネルがフル液晶ではなくアナログ式となるのは、安価なエントリーモデルゆえだろう。
新型クロストレックでは「頭部の揺れの低減」をテーマに疲れにくい走りを追求しており、そのためにフロントシートやシートレールを新設計したほか、静粛対策も徹底。さらに、スタイリッシュなプロポーションとしつつも、前方や斜め後方の視界は先代と同等レベルを確保したという。
プラットフォームの基本構造や車体サイズ、ホイールベースなどは先代をほぼ踏襲するだけに、室内空間も先代とほぼ同等……というか、絞り込まれたキャビンや下降するルーフライン、新開発フロントシートなどの影響もあってか、後席ヘッドルームや前後ショルダールーム、荷室容量などはわずかに狭くなっている。
もっとも、実際の使い勝手が大きく後退したわけではない。室内寸法の縮小はわずかだし、荷室はフル乗車時の容量こそ先代より25リッター小さい315リッターとなったものの、マウンテンバイク(前輪を外して積む)2台、82リッターのスーツケース3個、ゴルフバッグ3個といったリアルな積載性能は先代と同等レベルを維持している。また、リアドアを開けたときのサイドシルプレートなどは、ルーフレール上の荷物の積み下ろし作業をしやすいよう、踏み台としての安定性を高めた形状にするなどの工夫を施している。
最新の11.6インチ縦型ディスプレイは、レヴォーグやWRX、アウトバックに引き続いての採用だが、今回から内蔵ナビゲーション機能が強化されたほか、スマホとの連携も進化している。とくに「Android Auto」使用時の表示がこれまで上半分までだったのが全画面表示となり、より操作性を向上させた点は、当該スマホユーザーには朗報だ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
【バイヤーズガイド】
オプションを個別に盛るぐらいなら……
新型クロストレックの価格はもっとも安価なFFのツーリングで266万2000円。220万円のスタート価格だった先代XVと比較すると、ずいぶん値上がりしているのは事実だが、ツーリングが4WDでもなんとか200万円台におさめられているのは評価したい。
FFと4WDの価格差は先述のとおり22万円で、ツーリングとリミテッドの価格差は40万7000円である。ツーリングとリミテッドを比較すると、この価格差で、内外装の各部にダークメッキ加飾が追加され、ホイールが大径化し(17インチ→18インチ)、フルLEDヘッドライトやアルミペダル、フロントのパワーシートが標準装備となり、シート表皮が少し豪華になる。
このほかにも、リミテッドでは11.6インチ縦型センターディスプレイや、ADAS「アイサイト」の追加機能(アダプティブヘッドライト、デジタルマルチビューモニター、ドライバーモニタリングシステムなど)などが装備されるほか、コネクテッドサービス「スターリンク」にも標準で対応する。また先代XVでは、一部グレードの4WD車で路面に応じて走破性を高める「X-MODE」が省かれたりもしていたが、新型クロストレックでは両グレードともX-MODEを標準装備する。
細かい加飾装備以外の大半の機能装備は、安価なツーリングにもメーカーオプションで追加することは可能だが、それらをすべてトッピングするなら、最初からリミテッドを選んだほうがお得である。少なくとも、11.6インチの縦型センターディスプレイは内装デザイン的にも追加したいところだが、そこにADAS機能をフルで引き出す「アイサイトセイフティプラス」を加えようとすると、実際にはルーフレールや電動シート、前席シートヒーター/ステアリングヒーターなどもすべて抱き合わせで注文するしかない設定になっているのが少しもどかしい。
個人的には、よほど硬派なアウトドア趣味をお持ちでなければ、上級グレードのリミテッドをあえてFFで乗るのが、意外にお買い得なチョイスと思う。最低地上高が200mmあるので、普段使いで遭遇する程度の不整路ならほとんど困らないからだ。また、サンルーフ派のみなさんは、電動サンルーフが選べるのが上級のリミテッドのみとなっている点も要注意である。
(文=佐野弘宗/写真=スバル、向後一宏、webCG/編集=堀田剛資)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
-
【徹底解説】レクサスLBX 2024.4.2 レクサスから、全長4.2mを切るコンパクトSUV「LBX」が登場。「高級車の概念をブレイクスルーする」ことを目指して開発された新時代のプレミアムカーを、デザインやカラーバリエーション、価格や装備、グレード構成など、多角的な視点で徹底解剖する。
-
【徹底解説】新型トヨタ・クラウン セダン 2024.1.29 SUV系のモデルを含め、4車種で構成される新しい「トヨタ・クラウン」シリーズ。そのなかでも、伝統の4ドアセダンの車形を採るのが「クラウン セダン」だ。ショーファーカーにも使えるフォーマルな一台を、価格や燃費、装備、デザインと、多角的な視点で解説する。
-
【徹底解説】新型ホンダN-BOX 2023.12.16 軽自動車はもちろん、登録車(いわゆる普通車)を含む全国内販売車種のなかでもNo.1の人気を誇る「ホンダN-BOX」。今どきのニッポンの国民車は、新型となってどのような進化を遂げたのか? デザインや燃費、装備、価格……と、多角的な視点で徹底検証する。
-
【徹底解説】新型トヨタ・アルファード/ヴェルファイア 2023.10.14 強力なライバルを打ち倒し、今や高級ミニバン界の頂点に君臨しているトヨタの「アルファード/ヴェルファイア」。従来型から全面刷新された新型を、燃費や価格、装備、グレード構成、パワートレインの設定と、多角的な視点で徹底解剖する。
-
【徹底解説】新型レクサスRX 2023.8.9 レクサスのクロスオーバーモデルのなかでも、最上位に位置する「RX」。2022年に登場した新型は、先代からどう進化し、ライバルに対してどんなアドバンテージをもっているのか? レクサスの屋台骨を支える一台を、装備や燃費、価格など、多角的な見地で徹底解剖!
-
NEW
第844回:「ホンダらしさ」はここで生まれる ホンダの四輪開発拠点を見学
2025.9.17エディターから一言栃木県にあるホンダの四輪開発センターに潜入。屋内全天候型全方位衝突実験施設と四輪ダイナミクス性能評価用のドライビングシミュレーターで、現代の自動車開発の最先端と、ホンダらしいクルマが生まれる現場を体験した。 -
NEW
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】
2025.9.17試乗記最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。 -
NEW
第85回:ステランティスの3兄弟を総括する(その3) ―「ジープ・アベンジャー」にただよう“コレジャナイ感”の正体―
2025.9.17カーデザイン曼荼羅ステランティスの将来を占う、コンパクトSUV 3兄弟のデザインを大考察! 最終回のお題は「ジープ・アベンジャー」だ。3兄弟のなかでもとくに影が薄いと言わざるを得ない一台だが、それはなぜか? ただよう“コレジャナイ感”の正体とは? 有識者と考えた。 -
NEW
トランプも真っ青の最高税率40% 日本に輸入車関税があった時代
2025.9.17デイリーコラムトランプ大統領の就任以来、世間を騒がせている関税だが、かつては日本も輸入車に関税を課していた。しかも小型車では最高40%という高い税率だったのだ。当時の具体的な車両価格や輸入車関税撤廃(1978年)までの一連を紹介する。 -
内燃機関を持たないEVに必要な「冷やす技術」とは何か?
2025.9.16あの多田哲哉のクルマQ&Aエンジンが搭載されていない電気自動車でも、冷却のメカニズムが必要なのはなぜか? どんなところをどのような仕組みで冷やすのか、元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんに聞いた。 -
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】
2025.9.16試乗記人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。