第779回:【ボルボEX30買いました】サブスクの契約から納車までの流れはどうなっている?
2024.04.02 エディターから一言EV2台持ち生活がスタート
2023年のデビュー以来、ずっと気になっていたボルボのコンパクトSUV型電気自動車(EV)の「EX30」。日本でもつい最近デリバリーがスタートし、メディア向け試乗会も開催されました。私もこのイベントに参加し、webCGにリポートを書きましたが、実は試乗した翌週、「モスイエロー」のEX30が納車になりました。
わが家には、すでにEVの「フォルクスワーゲンID.4」があります。今回は買い換えではなく増車ということで、夢の“EV2台持ち”生活がスタート! 勢いでEX30を買ってしまいましたが、冷静に考えると、そんな自分にあきれてしまいます(笑)。
そもそもなぜこんなことになったかというと、2023年8月にボルボ・カー・ジャパンがEX30を国内発表した際に、月額9万5000円でEX30が利用できる“サブスクリプション(サブスク)”を用意したから。その内容を確認すると、契約期間は最長24カ月と限定的ながら、3カ月前に申し出れば違約金なしで解約できるという使い勝手のよいプランでした。
EVを購入する場合、申請により「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」を受けることができますが、そのかわり4年間はクルマを手放すことができません。他社のサブスクも基本的には4年以上の契約が一般的で、途中解約には高額の違約金が発生することがほとんどです。
それに対してEX30のサブスクは、ボルボのEVを“お試し”で使ってもらうのが目的であるため、利用のハードルがとても低いのです。24カ月乗り続けたあとに、その車両を買い取ることはできませんが、気に入れば新車に買い換えればいいわけですし、また、欲しいグレードが追加された時点でサブスクを解約して新車を購入するという手もあります。
私の場合は、これまで所有したことがなかったボルボが新車で手軽に乗れるという誘惑に加えて、最新技術を手に入れたEX30の実力をじっくり試せることや、ID.4との違いを体感できることに魅力を感じて、このサブスクに申し込みました。
申し込みから納車まで5カ月
ボルボ・カー・ジャパンでは、過去に「C40リチャージ」のデビューに合わせて“お試し”のサブスクを募集したことがあります(第1弾と第2弾あり)。EX30のサブスクは2回目ということになりますが、今回はボディーカラーごとに2回にわたり募集が行われました。2023年10月2日の第1弾ではモスイエローが100台、10月16日の第2弾は「クラウドブルー」が200台です。グレードは「EX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」です。
サブスクの申し込みは先着順で、特設サイトで受け付けが行われました。なんとしても申し込みたい私としては、「ブルーよりもイエローを選ぶ人のほうが少ないだろう」と考えて、第1弾の募集が始まる10月2日12時に、指定の特設サイトからプレエントリーの手続きを開始しました。
ここからは時系列で。
- 12時00分:プレエントリーの手続き開始
- 12時06分:プレエントリー完了のメールが届く
- 12時06分:ボルボ・カー・ファイナンス指定のサイトで審査申し込み
- 12時18分:申し込み受け付け完了のメールが届く
この時点で私の申し込み順は14人目。先着100人に余裕で入りました。あとは審査に無事通過すれば、晴れてEX30のオーナーになることができます。
翌日には審査結果が届き、無事通過。その後、ボルボ・カスタマーリレーションセンターから電話連絡があり、今後担当するボルボディーラーの確認がありました。本契約はネットではなく、実店舗で行うためです。そして12月上旬、担当のボルボ・カー江戸川へ。プライベートでボルボディーラーに行くのはこれが初めて(笑)。ここでサブスクの契約を正式に行いました。そして、後日、車庫証明の取得や登録に必要な書類をディーラーに送り、あとは納車を待つだけになりました。
ところで、当初、EX30の納車は2023年内に始まるはずでしたが、その後、2024年1月以降に延期になり、最終的には3月にまでずれ込むことに。その理由についてボルボ・カー・ジャパンに尋ねると、車両に搭載されるソフトウエアの最終調整に時間がかかり、世界的に納車が遅れたためということでした。実際、一番早いヨーロッパでの納車が2024年1月で、そこから2カ月ほどで日本でも納車が始まるというのは、かなり頑張った結果といえます。
そして、申し込みから5カ月あまりを経た2024年3月11日、ついにEX30がわが家にやってくることになりました。
(続く)
(文と写真=生方 聡/編集=藤沢 勝)

生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
-
第865回:ブリヂストンが新タイヤブランド「フィネッサ」を発表 どんなクルマに最適なのか? 2026.3.13 ブリヂストンが2026年1月に発表した「FINESSA(フィネッサ)」は、同社最新の商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」を搭載する乗用車用の新タイヤブランドである。高いウエットグリップ性能と快適な車内空間の実現がうたわれるフィネッサの特徴や走行時の印象を報告する。
-
第864回:冬の北海道で「CR-V/ZR-V/ヴェゼル」にイッキ乗り! ホンダ製4WDの実力に迫る 2026.3.9 氷雪に覆われた冬の北海道で、新型「CR-V」をはじめとするホンダのSUV 3兄弟に試乗。かつては実力を疑われたこともあるというホンダ製4WDだが、今日における仕上がりはどれほどのものか? 厳しい環境のもとで、そのコントロール性を確かめた。
-
第863回:3モーター式4WDの実力やいかに!? 「ランボルギーニ・テメラリオ」で雪道を目指す 2026.3.3 電動化に向けて大きく舵を切ったランボルギーニは、「ウラカン」の後継たる「テメラリオ」をプラグインハイブリッド車としてリリースした。前に2基、リアに1基のモーターを積む4WDシステムの実力を試すべく、北の大地へと向かったのだが……。
-
第862回:北極圏の氷上コースでマクラーレンの走りを堪能 「Pure McLaren Arctic Experience」に参加して 2026.2.25 マクラーレンがフィンランド北部で「Pure McLaren Arctic Experience」を開催。ほかでは得られない、北極圏のドライビングエクスペリエンスならではの特別な体験とは? 氷上の広大な特設コースで、スーパースポーツ「アルトゥーラ」の秘めた実力に触れた。
-
第861回:冬道性能やいかに ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」を北の大地で試す 2026.2.18 2025年9月に日本ミシュランタイヤが発表した最新のオールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」と「クロスクライメート3スポーツ」の冬道性能を確かめるために、北海道に飛んだ。ドライやウエット路面に続き、ウインターシーンでの印象を報告する。
-
NEW
レクサスIS300h“Fスポーツ”(FR/CVT)【試乗記】
2026.4.15試乗記「レクサスIS」のビッグマイナーチェンジモデルが登場。もはや何度目か分からないほどの改良だが、長年にわたってコツコツとネガをつぶし続けてきただけあって、スポーツセダンとしてひとつの完成形といえるレベルに達している。“Fスポーツ”の仕上がりをリポートする。 -
NEW
第109回:礼賛! 世界のベーシックカー ―でかいタイヤが象徴する“足し算のカーデザイン”に物申す!―
2026.4.15カーデザイン曼荼羅ルーマニアのダチアやインドのマルチ・スズキなど、日本では見かけない世界のベーシックカーに大注目! カーデザインの識者が見いだした、飾り気のない姿に宿る“素のカッコよさ”の源泉とは? 日欧にはびこる足し算のカーデザインに今、警鐘を鳴らす! -
NEW
トヨタとホンダのライバル車が同時期に国内デビュー 新型の「RAV4」と「CR-V」を比べてみる
2026.4.15デイリーコラム「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」の新型(どちらも6代目)の国内での販売がほぼ同時期にスタートした。いずれも売れ筋サイズの最新モデルだけに、どちらにすべきか迷っている人も多いことだろう。それぞれの長所・短所に加えて、最新の納期事情などもリポートする。 -
“マイナーチェンジ”の最大のねらいはどこにある?
2026.4.14あの多田哲哉のクルマQ&A1年または数年ごとに実施される製品改良(マイナーチェンジ)は、どこに重点を置いて実施されるのだろうか? 一般的に、最も大きな変更が加えられるポイントについて、トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
モーガン・スーパースポーツ(FR/8AT)【試乗記】
2026.4.14試乗記職人の手になるスポーツカーづくりを今に伝える、英国の老舗モーガン。その最新モデルがこの「スーパースポーツ」だ。モダンながらひと目でモーガンとわかる造形に、最新のシャシーがかなえるハイレベルな走り。粋人の要望に応える英国製ロードスターを試す。 -
第333回:毛が生えようが、ハゲようが
2026.4.13カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。「ジープ・アベンジャー」に追加設定された4WDモデル「アベンジャー4xeハイブリッド」で夜の首都高に出撃した。ステランティスで広く使われるマイルドハイブリッドパワートレインと4WDの組み合わせやいかに。


































