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【ニューモデル情報】いま生産されている「Gクラス」の約60%! 新しい「メルセデスAMG G63」のすべてを紹介

サクセスストーリーは続く! 2024.04.18 アウトビルトジャパン AUTO BILD 編集部 「メルセデス・ベンツGクラス」の6年ぶりのフェイスリフトに伴って「メルセデスAMG G63」もV8を搭載する唯一の本物としてフェイスリフトを受けた。その詳細を解説する。

※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
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現在製造されている「Gクラス」の60%を占めるのが「メルセデスAMG G63」である。
現在製造されている「Gクラス」の60%を占めるのが「メルセデスAMG G63」である。拡大

メルセデスAMG G63はベストセラーである。サッカー選手もラッパーも、ビジネスマンもビジネスレディーも、このエッジの効いた独創的なモデルを愛してやまない。だから、販売されるGクラスの5台に3台がメルセデスAMGモデルというのも不思議ではない!

フルチェンジからおよそ6年の時を経て、ベストセラーモデルもまたフェイスリフトを果たした!

ホイールのデザインが変わった。「G63」では20インチが標準で22インチはオプションだ。
ホイールのデザインが変わった。「G63」では20インチが標準で22インチはオプションだ。拡大

走るステータスシンボル

直近のG63の価格は、少なくとも理論上は18万7247ユーロ(約3000万円)だった。しかし実際には、G63を定価で手に入れることはほとんど不可能だった。走るステータスシンボルの納期は1年をはるかに超えていた。それでもG63は飛ぶように売れた。

このような背景から、メルセデスAMGがフェイスリフトによって価格を引き上げることはほとんど無関係である。それはG63の成功を損なうものではないはずだ!

AMGロゴがボンネットに

Gクラスのフェイスリフトの一環として、G63も6年ぶりにフェイスリフトされる。しかし、その外観はおとなしい兄弟車よりも、さらに控えめだ。フロントエプロンのデザイン変更、20~22インチの新デザインのホイール(標準は20インチ)、ボンネットのAMGロゴなどに限られる。特に印象的なカラーが好きな人は、新外装色「ハイパーブルーマグノ」のG63を注文できる。

ミラーキャップ、アンダーライドガード、スペアホイールカバー、ダークドヘッドライト、ラジエーターグリル(ダーククローム)からなる「カーボンパッケージ」も新しく、「ナイトパッケージ」とよく調和している。Aピラーパネルが改良され、ルーフトリムのスポイラーリップと相まって、風切り音が大幅に低減されるはずだ。Gクラスで180km/h以上で走行したことのある人なら、私が何を言っているのか分かるだろう。

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V8エンジンはG63専用に

スピードといえば、新しい「AMGパフォーマンスパッケージ(旧名:AMGドライバーズパッケージ)」をオーダーした場合、G63でも最高240km/hが可能だ。そうでない場合は、エレクトロニクスの制御が220km/hで介入する。

そして、テクノロジーの話題のついでに、4リッターV8ツインターボは、角張ったボンネットの下で生き続けることができる。なぜこのように明確に強調するのか? それは、フェイスリフトによって「G500」がV8から直列6気筒エンジンに切り替わったからだ。

V8ツインターボの電動化

V8でGクラスに乗りたいすべての人にとって、今後G63を避けて通ることはできないだろう。メルセデスAMGの万能兵器「M177」は、依然として最高出力585PSと最大トルク850N・mを発生する。しかし、アファルターバッハでも電動化を避けることはできず、G63は48Vの電動システムとISGを備えたマイルドハイブリッドとなったが、さらに20PSと200N・mが追加されている。この2640kgのオフローダーは、0-100km/h加速が4.3秒(AMGパフォーマンスパッケージ装着時)と、従来よりも0.2秒速くなった。

「G63」の新しいエクステリアカラー「ハイパーブルーマグノ」は内向的な人のためのものではない。
「G63」の新しいエクステリアカラー「ハイパーブルーマグノ」は内向的な人のためのものではない。拡大

新しいアクティブサスペンション

G63専用のオプションとして、「メルセデスAMG GT」や「メルセデスAMG SL」でおなじみの「AMGアクティブライドコントロールサスペンション」を用意している。機械式スタビライザーの代わりにアクティブ油圧エレメントを採用し、ボディーロールを補正する。このオプションのサスペンションは、快適性とスポーティーさを両立するように設計されている。

理屈上は期待できそうだが、このサスペンションが路上やオフロードで説得力を持つかどうかは、近いうちに行われる最初のテストで確かめてみたい。

12.3インチタッチスクリーンを備えた最新世代の「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」、新世代のステアリングホイール(AMGではおなじみのディスプレイボタン)、改良されたアシスタンスシステムなども付いた。

「AMGオフロードパッケージPro」のオプションも

G63に素朴な外観を残したい人は、「AMGオフロードパッケージPro」を注文することができる。このパッケージには、「AMGトラクションPro」と「AMGバランスコントロール」という2つの走行モードが追加されている。

結論
今回のフェイスリフトでG63は実験的なことはせず、むしろ控えめなリデザインには好感がもてる。走りについては、新しいAMGアクティブライドコントロールサスペンションは刺激的だ。G500のV8廃止に伴い、G63の需要はさらに高まるだろう。サクセスストーリーは続く!

(Text=Jan Götze/Photos=Mercedes-Benz Group AG)

記事提供:AUTO BILD JAPAN Web(アウトビルトジャパン)

「AMGオフロードパッケージPro」を注文すれば「G63」はより素朴な外観になる。
「AMGオフロードパッケージPro」を注文すれば「G63」はより素朴な外観になる。拡大
AUTO BILD 編集部

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