ホンダ・アコードe:HEV(後編)
2025.01.23 あの多田哲哉の自動車放談 「ユーザーがさらに高みを目指せる一台」とホンダが推す、11代目「アコード」の魅力とは何か? 気になる点も含め、トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんが語る。トライする意欲が伝わってくる
ホンダのフラッグシップにして、現在は日本市場唯一の4ドアセダンでもある最新のアコードについて、多田さんは「日本で売れるとは思えません」としつつも、クルマ自体のデキは高く評価する。
「インテリアもシンプルでいいと思います。装備やデザインも、EV時代を見据えて、新技術を積極的に入れていこう、いろんなトライをしていこうという感じがよくわかります。そもそも、このインテリアデザイン自体が、EV時代を見据えた実験車の気がします。ヘッドアップディスプレイも見やすく、このセンターダイヤルも非常に使いやすいです」
多田さんのいうセンターダイヤルとは、ご想像のとおり、エアコンやオーディオ、照明などの操作を一元化した「エクスペリエンスセレクションダイヤル」のことで、従来のエアコン調整パネルのど真ん中に据えられる。
「このダイヤルは、操作した時のリアクションが、即座に大きな画面に出てくるところに感心します。すごく見やすいです」
「なるべく視線移動せずに確実に操作してもらうには、結局は、こうしたダイヤル式にまさるものはありません。あのBMWが使っているダイヤルも長い歴史があって、一時はレクサスなども対抗しようといろいろな機構を試してみましたが、ダイヤル式にかなうものはできませんでした」
BMWでおなじみのダイヤル式「iDrive」は1999年の「Z9コンセプト」で原型が初公開されて、2001年に4代目「7シリーズ」で実用化された。つまり、すでに約25年という歴史を持つ。
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