第14回:クリーンディーゼルモデルが大人気!
インポーターに聞きました~プジョー&シトロエン&DS編~
2017.04.14
JAIA輸入車試乗会2017
2016年はプジョー、シトロエン、DSの各ブランドにクリーンディーゼルエンジン搭載モデルを一挙導入し、高い販売効果をあげたプジョー・シトロエン・ジャポン。その一年を振り返ってもらうとともに、気になる2017年のニューモデルについて話を聞いた。
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――昨年度(2016年)の日本市場をどうとらえていますか?
大きく2つのトレンドが現れたと考えています。
ひとつはSUVです。力強く、安全性が高く、洗練されたデザインを持つSUVへのニーズが高まり、各メーカーも平均より小売価格が高いSUVの市場へと、力を入れてきました。弊社ではプジョーから「2008」を投入し、本年予定している、2台の新SUVモデル導入への布石としました。またシトロエンとDSでも、2017年のSUVマーケットに向けて商品企画を整えてきました。
もうひとつはディーゼルです。トルクフルで低燃費という、大きな2つのメリットを持つディーゼルモデルのマーケットは、前年比で約2倍にまで成長しました。PSAグループはディーゼルのパイオニアであると自負しており、昨年はプジョーに6台、シトロエンに2台、DSに3台の、計11車種のディーゼルモデルを発売、7月の導入から約半年間で合計1400台以上を販売しました。
――現在、販売をけん引している車種を教えてください。
プジョーでは「308アリュールBlueHDi」と、ステーションワゴンの「308SW GT BlueHDi」が人気を集めています。どちらもディーゼルエンジン搭載モデルですね。
シトロエンでは「C4ピカソBlueHDi」が人気で、こちらもディーゼルエンジン搭載モデルとなります。
DSは「DS 3」や「DS 4クロスバック」「DS 5 BlueHDi」など、全体に大きな偏りがなくセールスをあげています。どれもがんばってくれています。
――今年導入を予定している車種、注目の車種はありますか。可能ならば大まかな導入時期も教えてください。
プジョーからは、3月にミドルクラスSUVの新型「3008」を発売します。また、3列シートで7人が乗れる「5008」も導入します。こちらは夏ごろになるかと思います。(編集部注:その後、秋ごろの導入と正式発表されました)
シトロエンからは、先進安全装備を追加したC4ピカソを2月中に発売します。注目度の高い新型「C3」は、夏ごろに発売する予定です。楽しみにしてください。
DSでは、フランス本社から新型SUVの「DS 7クロスバック」が発表されます。DSブランドとして一から開発された初めてのSUVで、エクステリアもインテリアも、パリのラグジュアリーを感じさせる特別なデザインです。
――全国のwebCG読者へ向けて、2017年の活動をアピールしてください。
プジョーはSUVの年になります! 3008はその戦略を代表するモデルです。デザインの面でもテクノロジーの面でも、今までのクルマ業界では成し得なかったモデルですので、注目してください。
シトロエンをヒトコトでアピールするなら、「今年は“新しい”シトロエンをお届けします!」ですね。新型C3の導入と、ショールームの新CI(コーポレートアイデンティティー)展開で、全く新しいブランド体験を日本のマーケットに提供します。
DSは、待望の専用ショールームであるDSストア6店舗を、戦略的に立ち上げます。パリのラグジュアリーさを体現するブランディングを、強いネットワークとユニークなモデルラインナップ、さらに際立ったコミュニケーション戦略で実現していきます。
(インタビューとまとめ=webCG 藤沢 勝/写真=峰 昌宏、プジョー・シトロエン・ジャポン、webCG)

藤沢 勝
webCG編集部。会社員人生の振り出しはタバコの煙が立ち込める競馬専門紙の編集部。30代半ばにwebCG編集部へ。思い出の競走馬は2000年の皐月賞4着だったジョウテンブレーヴと、2011年、2012年と読売マイラーズカップを連覇したシルポート。
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