2024年は内燃機関車が充実 フォルクスワーゲンが新製品の投入計画を発表
2024.02.21 自動車ニュース![]() |
フォルクスワーゲン ジャパンは2024年2月21日、東京都内でプレスカンファレンスを開催し、2023年の業績を報告するとともに2024年の事業計画を発表した。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ゴルフにとっては記念の年
フォルクスワーゲン ジャパンのブランドディレクターであるアンドレア・カルカーニ氏は会の冒頭、「フォルクスワーゲンは2023年、前年比6.7%増しとなる487万台を生産。そのうち電気自動車(EV)は39万4000台と、前年より21.1%増加しました」と切り出した。
同氏によれば、日本市場も安定したパフォーマンスを発揮したとのことで、2023年の年間販売台数は、2022年(3万2091台)とほぼ変わらない3万1809台を記録。なかでも、「Tロック」が輸入SUVの販売台数第1位となり、「Tクロス」が同2位にランクインするなどSUVが健闘を見せ、(一押しの電動SUVである)「ID.4」も1600台以上を販売することができたという。
2024年については、同ブランドの顔である「ゴルフ」が誕生から50周年を迎える記念すべき年になるため、5月に開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースや、7月のGTIミーティングなど、ドイツ本社の広報活動も活性化するとのこと。日本でもゴルフ50周年を大々的にアピールしたいとのことだった。
同ブランドは、そのゴルフをはじめとする内燃機関車とID.4に象徴されるEVとをビジネスの2本柱としているが、2024年の日本市場は特に前者について、さまざまな新プロダクト投入が予定されている。具体的な販売予定車種とそのハイライトは以下のとおり。
【改良型Tクロス】
- エクステリアデザインの変更により従来とは異なるイメージを演出。
- インテリアの質感を向上させるとともに、デジタル化による操作性の改善を実施。
【新型ティグアン】
- 新たなエクステリアで空力性能を高めるとともに力強さをアピール。
- パワフルさとサステイナビリティーを高次元で両立させるエンジンラインナップを計画。
【新型パサートヴァリアント】
- ボディーサイズを拡大し、ワゴンとしての積載性およびユーティリティーを向上。
- 空力性能を追求したクリーンなエクステリアを実現。
このほか、“8.5世代”と呼ばれる改良型ゴルフの詳しい情報を、2024年の後半にはリリースするとのこと。
もうひとつの柱であるEVについては、かねて導入計画がアナウンスされていた「ID.Buzz」に言及。2024年の第3四半期にはグレード構成や価格などの情報を開示し、翌2025年の早い時期にデリバリーを開始するという見通しを示した。
(webCG)
関連キーワード:
Tクロス,
Tロック,
ゴルフ,
ティグアン,
パサートヴァリアント,
ID.4,
ID. Buzz,
フォルクスワーゲン, 自動車ニュース