次の100年を見据えて
「2026年までにすべてのラインナップを電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)に移行し、2030年までには、それをBEVのみとする……」。そんな施策を骨子としたベントレーの脱炭素化に向けた経営戦略が、2020年に発表された「ビヨンド100」だ。100年余の歴史を持つこのメーカーが、次の100年もラグジュアリーブランドとしてのクルマづくりを持続させるために盛り込まれた各種の取り組みは、2022年には早くもアップデート。現在は、前出の2030年というタイミングを2035年に後ろ倒ししながらも、「それ以降はピュアなBEVのみを提供」とあらためて強調する「ビヨンド100+」のプロジェクトを提唱している。
実際、20年以上にわたり10万基以上もつくり続けた、ベントレー車のアイコン的存在である6リッターのW型12気筒エンジンは、すでに生産を終了。そのポジションは、パワフルなツインターボ付きの4リッターV型8気筒エンジンにモーター技術を組み合わせ、W12をしのぐ性能を実現させたハイブリッドユニットへと置き換わっている。電動化への取り組みがあまりに早急だったことから、多くの欧州メーカーが戦略の見直しを迫られているなかでも、ベントレーは、差し当たっては着実にビヨンド100+のロードマップ上をまい進する姿勢を示している。
そうした状況のただなかで2024年に発表されたのが、2013年に登場した3代目よりコンポーネンツの68%を刷新したと伝えられる第4世代の「コンチネンタルGT/GTC」だ。今回取り上げるのは、その現行4代目に2025年に加えられ、日本では同年10月に導入されたアズールグレードである。
設立は1919年と、100年を超える歴史を持つ英国の名門、ベントレー。「コンチネンタルGT」は2003年に登場した同ブランドのラグジュアリークーペで、現行型は2024年6月に発表された4代目となる。
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細部までレザーで覆われた上質な車内空間。「アズール」にはオープンポア・クラウンカット・ウォールナットのウッドトリムが用いられる。
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パワーユニットは4リッターV8ターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド。トランスミッションは8段DCTで、駆動システムはフルタイム4WDとなる。
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今日における「コンチネンタルGT」のラインナップは、スタンダードグレードに、今回試乗した「アズール」、動力性能を高めた「スピード」、最上級仕様の「マリナー」の4種類で構成される。
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