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今回はディーゼルエンジンを搭載するワゴンというテーマで2台をそろえた。「アテンザワゴン」は装備が充実した最上級グレード「XD Lパッケージ」。対する「BMW 320dツーリング」は、スポーティーに装った内外装が特徴の「スポーツ」仕様を連れ出した。
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「アテンザ」の内装は2014年11月のマイナーチェンジで大幅に改良された。インパネが高さを抑えた新デザインとなり、センターコンソールは電動パーキングブレーキの採用に伴いすっきりとしたものとなった。「マツダ モノ造り革新」の土台となる「一括企画」(5~10年のスパンで今後どのような商品や技術が必要になるかを予測する)があればこそ、こうした大規模かつ時宜を得た改良が可能になるわけだ。
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「アテンザ」の2.2リッター4気筒ディーゼルターボエンジンは175psと42.8kgmを発生する。JC08モード燃費は19.6km/リッター。
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「アテンザワゴン」のボディーの外寸は全長4805×全幅1840×全高1480mm。「320dツーリング」より順に180×40×20mm大きい。
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「アテンザ」は新構造の前後ダンパーを採用したり、フロントロワアームのブッシュ形状を最適化したりすることにより、よりスムーズ、かつフラット感の高い乗り心地を目指した。
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「アテンザワゴン」の前席。「Lパッケージ」グレードにはピュアホワイト(写真)かブラックのレザーシートが装着される。
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「アテンザワゴン」の後席。「Lパッケージ」グレードにはマツダ初採用の後席シートヒーターが付いている。
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「アテンザセダン」のタイヤサイズは225/45R19。「BMW 320dツーリング」(225/50R17)より大きなサイズを履く。
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「BMW 320dツーリング」には「スポーツ」「モダン」「ラグジュアリー」の3つのデザインラインが用意される。スポーツ仕様のフロントマスクの特徴はキドニーグリルの桟(さん)が黒になること。スポーツ専用のフロントエプロンと併せ、顔つきが精悍(せいかん)になる。
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「320dツーリング スポーツ」の室内。試乗車は黒の内装色に、ブラッシュドアルミのトリムを組み合わせている。また走行モード切り替え機構に「スポーツ・プラス」が追加され、シフトセレクターの形状がスポーティーになるオプション「8段スポーツ・オートマチック・トランスミッション」が選択されている。
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「320dツーリング スポーツ」の前席。オプションの「ダコタ・レザー」シートが装着されている。
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「320dツーリング スポーツ」の後席。背もたれは「アテンザ」が40:60の2分割可倒であるのに対し、こちらは40:20:40の3分割で倒すことができる。
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「320dツーリング」には184psと38.7kgmを発生する2リッター4気筒ディーゼルターボエンジンが搭載される。JC08モード燃費は19.4km/リッター。
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ワインディングロードを行く「アテンザワゴンXD Lパッケージ」。バランスのいいロールを伴いながら、優雅にコーナーを駆け抜ける。
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「320dツーリング スポーツ」は、よりソリッドで塊感に満ちたフットワークが身上。
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「アテンザワゴン」のラゲッジルーム。ボディーが大きいぶん、荷室も広い。後席を立てた状態でのフロア寸法は、長さ109×幅100(ホイールハウス間)/155(最大幅)cm。後席を倒すと178cm以上のフロア長がとれる(いずれもwebCG実測値)。(クリックすると荷室のバリエーションが見られます)
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「320dツーリング」のラゲッジルームのフロア寸法は、長さ97×幅96(ホイールハウス間)/124(最大幅)cm。後席を倒せば160cm以上のフロア長がとれる(いずれもwebCG実測値)。(クリックすると荷室のバリエーションが見られます)
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マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ
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BMW 320dツーリング スポーツ
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