-
1/15俯瞰(ふかん)した「オートモビル カウンシル2016」の会場風景。
-
2/15日産の展示テーマは、ちょうど50年前の1966年8月に日産とプリンスが合併したことにちなんで、「日産とプリンスの融合50年」。展示車両は64年の第2回日本グランプリのGT-IIレースで2位に入賞した「プリンス・スカイラインGT」(写真手前、レプリカ)、66年の第3回日本グランプリの優勝車である「プリンスR380-AⅠ」(右奥)、72年「日産スカイライン ハードトップ2000GT-R」、そして2017年モデルの「日産GT-R」。
-
3/15ホンダのテーマは「マイクロスポーツ」。1962年の東京モーターショーに出展されたが、市販化されることなく幻の軽スポーツとなった「スポーツ360」(写真右手前、レプリカ)、64年「S600」(右奥)、そして最新の「S660」(左)の3台を展示。
-
4/15「デザインのヘリテージ」をテーマに掲げたマツダは、同社デザインの過去から現在、そして未来までを年代ごとにゾーニング。国内初披露となる「MX-5 RF」を含め、メーカーとしては最多の7台を展示した。これは「1960年 デザイン創成期」の展示で、手前から69年「ルーチェ ロータリークーペ」、60年「R360クーペ」、そして67年「コスモスポーツ」。
-
5/15
メルセデス・ベンツもブースを出展。展示テーマは「SLの系譜」で、手前から1963年「190SL」(W121)、1984年「380SL」(R107)、1990年「500SL」(R129)、そして2016年「SL400」(R231)の4世代のSLを展示した。
-
6/15ヘリテージカー専売店が並んだ一角。手前のアウトニーズでは、展示した「シトロエンSM」と3台の「シトロエンDS」がすべて売れたという。
-
7/151977年「プジョー104」。72年のデビュー当初は独立したトランクを持っていたが、76年のマイナーチェンジでテールゲート付きの5ドアとなる。ベーシックモデルのエンジンは954cc直4で、1.1リッター/1.2リッター/1.4リッターもラインナップされていた。
-
8/151971年「メルセデス・ベンツ300SEL 6.3」をベースとする「AMG300SEL 6.8レーサーレプリカ」。V8エンジンはオリジナルの6.3リッターから6.8リッターに拡大、AMGのハイリフトカムなどでチューン。6段MTはポーランドにある、その種の特注ギアボックス製作を行う会社に作らせたそうだ。
-
9/15右端の吉田 茂元首相が愛用した1937年「ロールス・ロイス25/30Hpフーパー製スポーツサルーン」をはじめ、希少なロールス・ロイス/ベントレーを展示したワクイミュージアムのミュージアム部門。
-
10/15ワクイミュージアムの販売/ファクトリー部門では、近代ロールス・ロイス/ベントレーの祖となる「ロールス・ロイス・シルバーシャドウ」および双子車の「ベントレーT」のレストア事業に力を入れている。右のシルバーシャドウはフルレストア済みで、価格は1500万円。期間中に2台注文が入ったという。
-
11/15フランス語で「市場」という意味のマルシェには、自動車関連書籍、モデルカー、ウエアやオートモビリア、アートなどの専門店の出店が並んだ。
-
12/151956年に設立された日本クラシックカークラブ(CCCJ)のブース。壁面に貼られた、クラブの歴史と世相をシンクロさせた年表がすばらしかった。展示車両は、3代目会長を務めた『CAR GRAPHIC』名誉編集長の小林彰太郎氏が所有していたこともある、希少な日本フォード製の1931年「フォードA型」。
-
13/15ブガッティ・クラブ・ジャパンのブース。展示された1926年「ブガッティT23モディフィエ」は戦前に輸入された個体。長らくシャシーだけの状態で放置されていたものを、76年に小林彰太郎氏が入手してレストア。その後、彼のドライブで欧州各地のクラシックカーラリーに参戦したヒストリーを持つ。
-
14/15宮川秀之氏(中央)をゲストに迎えたキーノート&トークセッション。宮川氏は1960年代初頭にイタリアに渡り、60年代後半にジウジアーロと共にイタルデザインを設立。彼がいなかったら、日本、ひいては世界の自動車産業は現在とは違った形になっていたに違いないという重要人物である。トークのお題は「イタルデザイン誕生秘話」。
-
15/151964年の第2回日本グランプリで優勝した「ポルシェ・カレラGTS」(写真手前)と、2位になった「プリンス・スカイラインGT」(奥、レプリカ)。日本レース史に語り継がれる対決を演じた2台が、通路を挟んで主催者コーナーと日産ブースに展示され、対峙(たいじ)していた。この配置は偶然か、それとも意図したものなのか?

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
エディターから一言の新着記事
-
第849回:新しい「RZ」と「ES」の新機能をいち早く 「SENSES - 五感で感じるLEXUS体験」に参加して 2025.10.15 レクサスがラグジュアリーブランドとしての現在地を示すメディア向けイベントを開催。レクサスの最新の取り組みとその成果を、新しい「RZ」と「ES」の機能を通じて体験した。
-
第848回:全国を巡回中のピンクの「ジープ・ラングラー」 茨城県つくば市でその姿を見た 2025.10.3 頭上にアヒルを載せたピンクの「ジープ・ラングラー」が全国を巡る「ピンクラングラーキャラバン 見て、走って、体感しよう!」が2025年12月24日まで開催されている。茨城県つくば市のディーラーにやってきたときの模様をリポートする。
-
第847回:走りにも妥協なし ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」を試す 2025.10.3 2025年9月に登場したミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」と「クロスクライメート3スポーツ」。本格的なウインターシーズンを前に、ウエット路面や雪道での走行性能を引き上げたという全天候型タイヤの実力をクローズドコースで試した。
-
第846回:氷上性能にさらなる磨きをかけた横浜ゴムの最新スタッドレスタイヤ「アイスガード8」を試す 2025.10.1 横浜ゴムが2025年9月に発売した新型スタッドレスタイヤ「アイスガード8」は、冬用タイヤの新技術コンセプト「冬テック」を用いた氷上性能の向上が注目のポイント。革新的と紹介されるその実力を、ひと足先に冬の北海道で確かめた。
-
第845回:「ノイエクラッセ」を名乗るだけある 新型「iX3」はBMWの歴史的転換点だ 2025.9.18 BMWがドイツ国際モーターショー(IAA)で新型「iX3」を披露した。ざっくりといえば新型のSUVタイプの電気自動車だが、豪華なブースをしつらえたほか、関係者の鼻息も妙に荒い。BMWにとっての「ノイエクラッセ」の重要度とはいかほどのものなのだろうか。
新着記事
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
NEW
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。 -
進化したオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2」の走りを体感
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>欧州・北米に続き、ネクセンの最新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2(エヌブルー4シーズン2)」が日本にも上陸。進化したその性能は、いかなるものなのか。「ルノー・カングー」に装着したオーナーのロングドライブに同行し、リアルな評価を聞いた。 -
ウインターライフが変わる・広がる ダンロップ「シンクロウェザー」の真価
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>あらゆる路面にシンクロし、四季を通して高い性能を発揮する、ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。そのウインター性能はどれほどのものか? 横浜、河口湖、八ヶ岳の3拠点生活を送る自動車ヘビーユーザーが、冬の八ヶ岳でその真価に触れた。 -
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。
注目のキーワード
注目の記事
-
圧巻のタフネスとキャパシティー。MTBのトップライダーを支える「ディフェンダー130」の活躍に迫る。 特集
-
ルノーは燃費だけのハイブリッドはつくらない。最新の「ルーテシア」をドライブした。 特集
-
クルマ好きなら試してみたい旬のタイヤとアクセサリー。webCGのイチオシはこれだ! 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング総合
関連キーワード