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2/22試乗車のグレードは「P90D」。グレード名の“P”はパフォーマンスで、モーター出力が強化されていることを表す。“90”は走行用バッテリーの容量(90kWh)を示している。末尾の“D”はデュアルの意味で、前後それぞれの車軸にモーターが備わる4WD車であることを意味する。
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3/22後席用のドアには「ファルコンウイングドア」と呼ばれる跳ね上げ式のドアを採用する。3つのセンサーが内蔵されており、開閉中に壁や天井などの障害物を感知すると自動的に止まる。
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4/22物理的なスイッチがほとんど備わらず、シンプルにまとめられたインストゥルメントパネルまわり。室内には医療用にも用いられるほど強力な空気清浄システムを装備しており、「外気循環」「内気循環」に加えて「対生物兵器モード」も選択できる。試乗車は左ハンドル仕様だったが、現在販売中の車両はすべてハンドル位置が右となる。
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5/22インパネの中央に設置された、タッチパネル式の17インチスクリーン。ナビやオーディオはもちろん、シートの調整(後席も)、サイドミラーの調整など、車両のほとんどの部分を操作できる。(写真をクリックすると、さまざまな操作画面が見られます)
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6/22ボディーサイズは全長×全幅×全高=5037×2070×1680mm。例えばメルセデス・ベンツで最も大きいSUV「GLS」と比較すると、約10cm短く、9cm幅広く、17cm低い。
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7/22試乗車はウルトラホワイトのレザーシートを装着していた。汚れの付着や表皮の劣化が少なくなるという、ステインレジスタントコーティングが施されている。
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8/22試乗車は6人乗り仕様のため、2列目シートが2席となる。2列目シートは、フロアと1本のフレームでつながる「モノポスト構造」を採用しており、一見すると普通のイスのように見える形状となっている。
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9/223列目には2席が用意される。写真は身長178cmの筆者が、2列目に快適に座れる状態に合わせた上で、3列目に乗車したところ。
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10/22リアゲートに備わるアクティブスポイラーが空力性能を高めている。ゲートを開くと自動的に収納される。
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11/22荷室の容量は標準で357リッター。6人乗り仕様の場合は3列目のみ倒すことができ、最大で2002リッターまで拡大できる。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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12/22荷室の床板の下にも収納スペースが設けられ、給電ケーブルなどを収納できる。
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13/22ボンネット下には、フロントトランク=「フランク」と呼ばれる、容量187リッターの荷室が用意される。正面衝突時に衝撃を吸収して乗員を守る、クランプルゾーンとしても機能する。
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14/22「P90D」のシステム総合出力は、最高出力470ps、最大トルク830Nm。最高速度は250km/hで、0-100km/h加速を3.9秒でこなす。
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15/22充電ソケットは左のリアコンビランプの前方に隠されている。専用の給電ケーブルを近づけると、ふたが自動的に開く。
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16/22ガラスが前席の頭上まで広がる「パノラミックウインドシールド」が、室内に開放感を与えている。サンバイザーは折りたたんで、Aピラーと水平に収納できる。
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17/22試乗車のタイヤは、2017年2月に発売されたばかりの「グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック3」。サイズは265/35R22。
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18/22メーターパネルはフル液晶タイプ。画面中央には、カメラやセンサーなどで検知した、先行車や道路の白線など、自車の周囲の交通状況が表示される。
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19/22ステアリングコラムに備わるアダプティブクルーズコントロールの操作スティック。手前に引くとスイッチオン、もう1度引くと「オートパイロット」機能がオンになる。
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20/22キーは車両をかたどった形状になっており、ボンネットの部分をダブルクリックすると、車両のボンネットが開閉する。ドアやリアゲートなども同様に操作できる。
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21/22テスラ・モデルX P90D
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22/22

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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