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1/14「フィアット・パンダ4×4」と、コンチネンタルタイヤの新製品「エココンタクト6」。
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2/14コンチネンタルの最新エコタイヤ「エココンタクト6」。日本では2019年3月に発売された。(写真=webCG)
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3/14低転がり抵抗性能だけでなく、ウエットグリップ性能やコンフォート性能にも配慮したという「エココンタクト6」。多くのサイズで獲得したという欧州タイヤラベリング制度での「A/A」という評価は、日本のラベリング制度に当てはめると低転がり抵抗性能、ウエット性能ともに最高評価の「AAA/a」にあたる。
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4/14今回、テストの“相方”を務めた「フィアット・パンダ4×4」。長年にわたりwebCG編集部の社用車として活躍した個体で、今は編集部員のマイカーとなっている。
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5/14「エココンタクト6」では、低転がり抵抗性能と並んで経済性や環境負荷の低減に寄与するロングライフ性能も追求。ポリマーに高い柔軟性を持たせることで、カットや磨耗に強いタイヤを実現したという。
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6/14試乗してまず感じられたのが、直進安定性の高さと乗り心地のよさ。新開発の添加剤を用いることで、ブレーキ性能も向上している。
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7/14コーナーで大きくロールする「フィアット・パンダ4×4」。同車は都会的なクロスオーバーモデルとは異なり、かなり本格的な悪路走破性を有している。足まわりについても、サスペンションのストロークは長く、減衰力もソフトに調律されている。
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8/14箱根のワインディングロードで「エココンタクト6」を試す筆者。今回の試走は、東京から御殿場へ向かい、小田原をまわって東京へ戻るルートで行った。
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9/14「エココンタクト6」では、リブの左右でエッジの形状が異なっている。内側(写真向かって左)のエッジが角の立った形状となっているのに対し、外側(同右)のエッジは丸みを帯びている。コーナーでクルマが踏ん張った際に、エッジが巻き込んでしまうのを防いでいるのだ。
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10/14発表会にて展示されていたタイヤのトレッドパターンのアップ。細かなサイプでも、要所要所でエッジの面取りがなされているのが分かる。(写真=webCG)
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11/14従来製品から全方位的な進化を果たした「エココンタクト6」。低転がり抵抗性能は15%、ウエットブレーキ性能は6%、ドライブレーキ性能は2%、ハンドリング性能は17%、耐磨耗性能は20%の向上を果たしている。
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12/14テストスタート時のタイヤの空気圧は4輪ともに220kPa。「フィアット・パンダ4×4」の指定空気圧は前が220kPa、後ろが210kPaなので、ほぼそれに近い状態での試走となった。
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13/14省燃費性能を重視する昨今のタイヤは、タイヤの変形を嫌うあまり、ドライバーに伝わるインフォメーションが希薄になる傾向がみられる。
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14/14省燃費性能やウエットグリップ性能、耐磨耗性能などに加え、今後はドライバビリティーのよさも重視されるようになると思われる。アウトバーンの国、ドイツのタイヤメーカーがどのような製品開発を行うか、非常に興味深い。

山田 弘樹
ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦経験をもつ、実践派のモータージャーナリスト。動力性能や運動性能、およびそれに関連するメカニズムの批評を得意とする。愛車は1995年式「ポルシェ911カレラ」と1986年式の「トヨタ・スプリンター トレノ」(AE86)。
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