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2/21現在、新規オーダーが可能な「エキシージ」は「スポーツ350」「スポーツ410」「カップ430」の3グレード。今回試乗したスポーツ410は、“公道向け”の上級モデルにあたる。
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3/21インテリアの仕様はシンプルそのもの。ドアパネルやセンターコンソールの表皮はアルカンターラが標準で、オプションでレザーにもできる。
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4/21高いホールド性を持つカーボン製のスポーツシート。表皮には、アルカンターラとレザーのコンビ(写真)や、フルレザー、タータンチェックのファブリックとレザーのコンビが用意される。
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5/21エンジンルーム内の様相は、水冷式インタークーラーの採用によって「380」以前のモデルとは全く異なっている。
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6/21エンジンはトヨタ製の3.5リッターV6にハロップ製のスーパーチャージャーを組み合わせたもので、「スポーツ410」のものは416psの最高出力と410Nmの最大トルクを発生する。
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7/21ルームミラーに映る景色に注目。水冷式インタークーラーの搭載により、もともとよくはなかった後方視界は、ほぼ絶望的なものとなった。しかし、スーパーチャージャーのアクチュエーターが右足とリンクして動く様子が見られるところは、趣味性にあふれている。
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8/21足まわりではタイヤサイズの変更も大きなポイント。前:215/45ZR17、後ろ:285/30ZR18というサイズは、サーキット走行を重視する「カップ」シリーズと同じで、前身にあたる「スポーツ380」より、リアタイヤが2cmワイド化されている。
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9/21足まわりの仕様は、ナイトロン製の3段階調整式ダンパーとコイルスプリング、アイバッハ製の調整式アンチロールバーの組み合わせ。従来モデルから刷新されている。
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10/21空力性能などの向上を図るべく採用された、新デザインのフロントマスク。左右の開口部の端には、ホイールハウス内へと空気を送るエアインテークが追加された。
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11/21複雑な形状をしたハイマウント型のリアウイング。テールゲートパネルともども、軽量なカーボン製となっている。
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12/21ボディー下部の空気の流れを整えるアルミ製のディフューザー。センター出しのエキゾーストシステムには、オプションで10kgの軽量化を実現するチタン製のものも用意される。
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13/21「スポーツ410」の車両重量は、カタログ値で1110kg。車検証記載値でも1160kgと、400psオーバーの高出力モデルとしては異例の軽さである。
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14/212011年9月のフランクフルトショーで初公開された現行型「ロータス・エキシージ」。市販モデルの生産開始は2012年夏のことで、今年(2019年)でモデルライフは満7年となる。
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15/21今や貴重な存在となりつつある、機械式の2眼メーター。赤い単色の液晶モニターは、時間や走行距離、残り燃料などを表示するのみで、今はやりのマルチインフォメーションディスプレイなどは装備されない。
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16/21「エキシージ」にはモード切り替え機能付きのESPが標準装備されており、「Drive」「Sport」「Race」「Off」の4種類から、状況に応じて最適な制御を選択できる。
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17/21動力性能については、0-100km/h加速が3.4秒、最高速が290km/hと、「スポーツ380」(0-100km/h加速が3.7秒、最高速が286km/h)よりさらに向上している。
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18/21「スポーツ410」のトランスミッションは6段MTのみで、「350」シリーズや「エヴォーラ」などに見られるようなATの設定はなし。写真の通り、内部機構が“むき出し”となっている。
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19/21飾り気のない武骨なABCペダル。足元スペースは非常にタイトで、ソールの張り出した革靴などでは、到底自由なペダルワークは望めない。
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20/21最新の「エキシージ」は、磐石の走行安定性とパワフルかつ洗練されたエンジン特性が魅力のモデルだったが、このシャシーに直4エンジンを搭載した、より軽量でプリミティブなモデルも見たくなってしまった。
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21/21ロータス・エキシージ スポーツ410

山田 弘樹
ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦経験をもつ、実践派のモータージャーナリスト。動力性能や運動性能、およびそれに関連するメカニズムの批評を得意とする。愛車は1995年式「ポルシェ911カレラ」と1986年式の「トヨタ・スプリンター トレノ」(AE86)。
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