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2/26マイナーチェンジにより、フロントマスクを中心に意匠が変更された「フリード/フリード+」。試乗車はSUVライクなスタイルが魅力の新グレード「クロスター」である。
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3/26専用デザインのフロントグリルや、アンダーガードを思わせる装飾付きの前後バンパー、サイドシルガーニッシュ、ルーフレール(写真)などが、外観における「クロスター」の特徴だ。
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4/26装飾パネルの意匠の変更などを除くと、インテリアについては大きく変わっていない。低くフラットなダッシュボードや左右のクオーターウィンドウなどにより、広々とした視界が確保されている。
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5/26「クロスター」には新色の「シーグラスブルー・パール」(写真)と「プレミアムクリスタルオレンジ・メタリックII」を含む、全7色のボディーカラーが用意されている。
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6/26グレードやパワートレインにかかわらず、「フリード/フリード+」の4WD車の最低地上高は150mm、車高は1735mmとなっている。FF車と比べると、前者は15mm、後者は25mm高い。
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7/26「クロスター」専用の、ファブリックとプライムスムース(合成皮革)のコンビシート。シート表皮やドアトリムなど、各所にオレンジのアクセントが施されている。
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8/26「フリード+」に備わる3:2分割可倒式のリアシート。「フリード」とフリード+の両方で選べる「クロスター」だが、唯一、フリードの3列7人乗り仕様には設定がない。
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9/26「クロスター」専用の、積層柄のローズウッド調パネル。標準モデルの装飾パネルは、ブラウンもしくはブラックのウオールナット調となる。
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10/26「フリード+」の特徴である、広々とした積載スペース。耐荷重200kg(!)のユーティリティーボードが備わっており、上下2段に分けて使用できる。
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11/26ダブルフォールディング式のリアシートをたたみ、背もたれに備わるボードでシートとユーティリティーボードの隙間を埋めると、車中泊にも使えるフラットで広大な空間が得られる。
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12/264WD車のリアの足まわり。FF車と同じトーションビーム式のサスペンションに、リアデファレンシャルとドライブシャフトを追加したものとなっている。
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13/264WD車の乗り心地はFF車とほぼ同じ。リアタイヤのバタつきなどといった、4WD化の弊害は感じられなかった。
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14/26豊富なバリエーションは、ライバルにはない「フリード」ならではの魅力。4WDもシートレイアウトやパワーユニットの種類を問わず用意されているので、「2列シートのハイブリッド4WD」という、今回の試乗車のようなマニアックな仕様も選ぶことができる。
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15/26「i-DCD」はシングルモーター式のハイブリッドシステムで、モーターはデュアルクラッチ式ATの奇数段のギアとつながるメインシャフトに接続。クラッチのつなぎ方によって、EVモードやエンジン走行モード、ハイブリッドモード、そしてブレーキエネルギー回生を切り替えることができる。
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16/26薄い横基調のメーターパネル。全体が一枚のモニターとなっているのではなく、黒いパネルの上に、速度計やパワーフローメーターなど、各機能を担う小さなモニターを配したものとなっている。
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17/262013年の導入当初と比べ、劇的な進化を遂げた今日の「i-DCD」。低速走行時にもギクシャク感はなく、すっかり洗練されたパワートレインとなっていた。
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18/26今回の試乗は、東京から山梨・西湖の往復と、富士山麓のワインディングロードを中心に行った。
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19/26「クロスター」専用デザインの、ツートンの15インチアルミホイール。タイヤサイズは標準車と同じ185/65R15で、テスト車にはヨコハマの低燃費タイヤが装着されていた。
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20/26足まわり関連では、電動パワーステアリングの制御を変更。低速走行時の操作のしやすさはそのままに、外乱に強く、レーンチェンジも安心して行える安定した操舵性を実現している。
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21/26ぜいたくなリアサスペンションの設計も「フリード/フリード+」の特徴。試乗車は4WDだったこともあってか、荒れた山坂道でも安定した走りを披露した。
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22/26今回のマイナーチェンジでは、ハイブリッド車の燃費性能も向上。JC08モード計測値は、従来モデルの25.2-27.2km/リッターから26.0-28.0km/リッターに改善した。
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23/26ステアリングホイールに備わるアダプティブクルーズコントロール(ACC)の操作スイッチ。ACCについては、加減速時のフィーリングの改善と、前走車がいなくなった際の加速への移行時間の短縮が図られている。
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24/26センターコンソールに備わるシフトセレクター。予防安全装備については、後方誤発進抑制制御機能が追加されたほか、交通標識の認識機能を英語併記の「止まれ/STOP」の標識に対応させた。
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25/26「最高にちょうどいいホンダ」というキャッチフレーズとともに、2008年に誕生した「フリード」。今やホンダの登録車の販売をけん引する、基幹車種となっている。
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26/26ホンダ・フリード+ ハイブリッド クロスターHonda SENSING

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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