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1/13「レクサスRX」に装着された「ミシュランX-ICE SNOW SUV」。
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2/132020年6月30日に発表された「ミシュランX-ICE SNOW」。「X-ICE 3+」の後継を担うスタッドレスタイヤで、従来品の特徴だったトータルパフォーマンスのさらなる向上と、摩耗しても高いパフォーマンスを保ち続ける性能維持性の改善が図られている。
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3/13試走会は北海道・士別のテストコースと、その周辺の一般道で実施。日本は、世界的に見ても冬の路面環境が厳しい国として知られており、ミシュランも冬用タイヤの開発を日本で行っている。
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4/13テストコースに並べられた試走車。今回のテストは、主に従来品である「X-ICE 3+」との比較という形で行われた。
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5/13説明会の会場に展示された「X-ICE SNOW」(左)と、SUV用の「X-ICE SNOW SUV」(右)。
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6/13「X-ICE SNOW」のトレッド面。「EverWinterGripコンパウンド」はトレッドの底部まで使われており、摩耗しても高い雪上性能が保たれるという。
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7/13Vシェイプ型のトレッドパターンは、効率よく雪や水を排出するための、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤではおなじみのもの。サイプの内部は隣り合うブロックがかみ合うようなギザギザの形状をしており、接地時のブロックの倒れ込みを抑制している。
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8/13トレッドパターンの模型。写真奥側は新品状態、手前側は50%摩耗した状態を模しており、タイヤが摩耗してもミゾがしっかり残っていることが分かる。
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9/13試走会当日の士別の気温は-10℃。時間が経過しても雪のコンディションが変わらない、理想的な状況でタイヤをチェックすることができた。
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10/13プレゼンテーションや配布された資料によると、氷上性能や雪上性能に加え、ウエットグリップ性能も「X-ICE 3+」より向上しているという。
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11/13今回のイベントでは公道での試走も実施。短時間ではあるが、ワインディングロードでのハンドリングも確かめることができた。
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12/13屋内試験場での、氷盤路における加速・制動性能の比較の様子。「X-ICE SNOW」は従来品よりトラクションコントロールの介入時間が短く、また静止寸前での減速Gが高かった。
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13/13ミシュランのスタッドレスタイヤとしては久々の完全新設計となった「X-ICE SNOW」。サイズラインナップは全84種類となっている。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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