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2/20世界初のガソリン自動車である「パテント・モトール・ヴァーゲン」。
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3/201894年に登場したベンツの「ヴェロ」。世界初の量産車であり、1898年までに1200台が製造された。
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4/20世界で初めて100km/hの壁を越えた「ジャメ・コンタント号」。動力にモーターを用いた電気自動車だった。
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5/201900年に行われた、マンハイム-プフォルツハイム往復レースで優勝した、フリッツ・ヘルドとマティアス・ベンダーの「ベンツ16PS」。車両にウィンドウはなく、ドライバーはゴーグルで目を守っていた。
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6/201905年に、ドイツのゲルンスバッハとバーデン・バーデンをつなぐ路線に登場したバス。キャビンの窓にガラスが使われているのが分かる。
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7/201908年に登場した「T型フォード」には、板ガラスでできたフロントウィンドウが用意されていた。
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8/20キャデラックの商品ラインナップは1948年モデルから“戦後型”に移行。曲面ガラスやサッシュレスドア、テールフィンなど、デザイン上でもさまざまな挑戦が試みられていた。写真は1949年製「シリーズ62 クーペ・ド・ヴィル」。
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9/20合わせガラスは当初は軍用として普及。まずは第1次世界大戦でガスマスクのゴーグルに用いられた。
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10/201946年に登場したボルボの「PV444」。パッシブセーフティー(衝突安全性)を設計に盛り込んだ最初期のモデルで、ボルボ=安全なクルマというイメージを広く発信した。1958年には改良モデル「PV544」に進化している。
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11/20合わせガラスが用いられた、「ボルボPV444」のフロントウィンドウ。
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12/20「ボルボPV444」には、フロントウィンドウ用のデフロスターも装備された。
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13/20「ボルボ122(アマゾン)」に装備されたフロントウィンドウウオッシャー。
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14/20今日の自動車に用いられているUV&IRカットガラスの仕組み。2枚のガラスの間に挟み込まれている中間膜が、紫外線(UV)と赤外線(IR)を吸収する。
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15/20太陽光にさらされた際の、乗員の日焼けや内装部品の劣化、車内温度上昇などを抑制するUV&IRカットガラスは、今では幅広い車種に用いられている。
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16/20ウィンドウの曇りを抑えるために取り入れられた三角窓。開ける角度によって簡単に外気の導入量を調節できることから重宝されたが、カーエアコンの普及に伴い廃れていった。
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17/20ラジオやETC車載器のアンテナなど、今日ではウィンドウにさまざまな機器が装着される。フロントウィンドウの上部に、運転支援システムのカメラが備えられるケースも多い。
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18/20降雨時の視界を確保するための道具として、ワイパーは早くから自動車に採用されてきたが、本格的に普及するのは機構が電動化されてからだった。写真はトヨタ博物館に収蔵される「オースチン・セブン」(1924年製)のワイパー。
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19/20GLMの電動スポーツカー「トミーカイラZZ」に装備された樹脂製のフロントウィンドウ。帝人が開発したもので、ガラス製と比べて3割軽いうえに、強度が高くピラーを省略できるため、より広い視界の確保にも貢献するという。
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20/202019年の東京モーターショーに出展された東レのコンセプトカー「I toP」。巨大なサイドウィンドウを含め、ボディーの47%が樹脂でできており、大幅な軽量化を実現している。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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