-
1/14
-
2/14往年のオフロードモデルのスタイルを今日によみがえらせた“スクランブラー”は、輸入車を中心に今はやりのジャンル。なかでもトライアンフのそれは、本格的なアドベンチャーモデルと比べてもそん色のない性能を備えているのが特徴だ。
-
3/14エンジンは「ボンネビルT120」由来の1.2リッター水冷2気筒SOHC 4バルブ(1シリンダーあたり)をベースに、独自のチューニングを施したもの。90PSの最高出力と110N・mの最大トルクを発生する。
-
4/14グレードは「XE」と「XC」の2種類。今回試乗したXCは、よりデュアルパーパスとしての性格を重視したモデルで、サスペンションのトラベル量は前後ともに200mm(XEは250mm)となっている。
-
5/14オフロードモデルらしく、フロントには21インチの大径タイヤを装備。ブレーキは前後ともにブレンボ製だ。
-
トライアンフ の中古車webCG中古車検索
-
6/14サスペンションは前がショーワ製φ45mm倒立フォーク、後ろがピギーバック式のリザーバータンクを備えたオーリンズ製ツインショックとなっている。
-
7/14クラシックなデザインの一助となっているリアの2本ショックは、性能も上々。動きはスムーズでダンピングもしっかりしており、乗り心地も悪くない。
-
8/14上級モデル「XE」ほどではないにせよ、オフロード性能は十分。いわゆる“アシの短さ”も、重心の低さや足つき性のよさといった、扱いやすさにつながっている。
-
9/14「スクランブラー1200」はスロットルの調律具合も秀逸。ライディングモードによっては、テールをスライドさせての豪快なライディングも楽しめる。
-
10/14ライディングモードは「ロード」「オフロード」「レイン」「スポーツ」、そしてカスタマイズモードにあたる「ライダー」の5種類。
-
11/14「トライアンフ・スクランブラー」シリーズの伝統ともいえるアップマフラー。カバー付きとはいえ、エンジンの横を通る排気管がライダーの足に触れるので、薄着でのライディングは禁物である。
-
12/14「スクランブラー1200XC」は、ストリートで映えるビッグバイクとしても、悪路を楽しむオフロードモデルとしても、高い完成度を誇る一台だった。
-
13/14トライアンフ・スクランブラー1200XC
-
14/14

後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
トライアンフ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
日産エクストレイルNISMOアドバンストパッケージe-4ORCE(4WD)【試乗記】 2025.12.3 「日産エクストレイル」に追加設定された「NISMO」は、専用のアイテムでコーディネートしたスポーティーな内外装と、レース由来の技術を用いて磨きをかけたホットな走りがセリングポイント。モータースポーツ直系ブランドが手がけた走りの印象を報告する。
-
アウディA6アバントe-tronパフォーマンス(RWD)【試乗記】 2025.12.2 「アウディA6アバントe-tron」は最新の電気自動車専用プラットフォームに大容量の駆動用バッテリーを搭載し、700km超の航続可能距離をうたう新時代のステーションワゴンだ。300km余りをドライブし、最新の充電設備を利用した印象をリポートする。
-
ドゥカティXディアベルV4(6MT)【レビュー】 2025.12.1 ドゥカティから新型クルーザー「XディアベルV4」が登場。スーパースポーツ由来のV4エンジンを得たボローニャの“悪魔(DIAVEL)”は、いかなるマシンに仕上がっているのか? スポーティーで優雅でフレンドリーな、多面的な魅力をリポートする。
-
ランボルギーニ・テメラリオ(4WD/8AT)【試乗記】 2025.11.29 「ランボルギーニ・テメラリオ」に試乗。建て付けとしては「ウラカン」の後継ということになるが、アクセルを踏み込んでみれば、そういう枠組みを大きく超えた存在であることが即座に分かる。ランボルギーニが切り開いた未来は、これまで誰も見たことのない世界だ。
-
アルピーヌA110アニバーサリー/A110 GTS/A110 R70【試乗記】 2025.11.27 ライトウェイトスポーツカーの金字塔である「アルピーヌA110」の生産終了が発表された。残された時間が短ければ、台数(生産枠)も少ない。記事を読み終えた方は、金策に走るなり、奥方を説き伏せるなりと、速やかに行動していただければ幸いである。
新着記事
-
NEW
トヨタ・アクアZ(FF/CVT)【試乗記】
2025.12.6試乗記マイナーチェンジした「トヨタ・アクア」はフロントデザインがガラリと変わり、“小さなプリウス風”に生まれ変わった。機能や装備面も強化され、まさにトヨタらしいかゆいところに手が届く進化を遂げている。最上級グレード「Z」の仕上がりをリポートする。 -
NEW
レクサスLFAコンセプト
2025.12.5画像・写真トヨタ自動車が、BEVスポーツカーの新たなコンセプトモデル「レクサスLFAコンセプト」を世界初公開。2025年12月5日に開催された発表会での、展示車両の姿を写真で紹介する。 -
NEW
トヨタGR GT/GR GT3
2025.12.5画像・写真2025年12月5日、TOYOTA GAZOO Racingが開発を進める新型スーパースポーツモデル「GR GT」と、同モデルをベースとする競技用マシン「GR GT3」が世界初公開された。発表会場における展示車両の外装・内装を写真で紹介する。 -
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―
2025.12.5デイリーコラムハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。 -
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。













