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2/21全長×全幅×全高=5210×1930×1505mmと、標準ボディーでも堂々としたサイズを誇る新型「Sクラス」。シンプルなその意匠は、「Sensual Purity(官能的純粋)」と呼ばれるデザインコンセプトにのっとったものだ。
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3/21機械式スイッチを極力排したインテリア。エアコンやインフォテインメントシステムなどの操作は、いずれもタッチスクリーンや音声入力システムが担うかたちとなった。
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4/21エンジンは3リッター直6ガソリンターボと、2.9リッター直6ディーゼルターボ(写真)の2種類。後者にはディーゼルパティキュレートフィルターと2つのSCR触媒を備えた、最新の排ガス浄化システムが組み合わされる。
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5/21駆動方式は全車共通でフルタイム4WD。今のところFRの設定はない。
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6/21燃費は「S500 4MATIC」が11.2km/リッター、「S400d 4MATIC」が12.5km/リッターと公称されている(いずれもWLTCモード、標準ボディーの数値)。
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7/21ボディーシェルの一部に遮音発泡材を採用したり、ダッシュパネルまわりの遮音材をAピラーの側面やフロア部まで延長したりと、新型「Sクラス」では静粛性のさらなる向上も図られている。
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8/21足まわりについては、リア・アクスルステアの採用により、大柄なボディーや4WDシステムの採用に伴う取りまわし性の悪化を解消。同時に、高速走行時の走行安定性も高めている。
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9/21ADASも従来モデルより進化しており、アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援機能の精度が向上したほか、自動緊急ブレーキや衝突回避支援システムといった、予防安全装置の危機検知機能も強化されている。
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10/21開発に際しては、再生プラスチック製のケーブルダクトや再生ナイロン糸でつくられたフロアカーペットを採用するなど、サスティナビリティーにも配慮。生産設備の省エネルギー化も図っている。
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11/21奥行き感のある表示が特徴の「3Dコックピットディスプレイ」。「ジェントル」「スポーティー」「エクスクルーシブ」「クラシック」の4つの表示デザインが用意されるほか、モニター全体にナビゲーションと連動した地図画面や、ドライビングアシストの作動状態を表示することもできる。
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12/21車載されるほとんどの機能のインターフェイスとなっている、12.8インチの縦型有機EL(OLED)ディスプレイ。「3Dコックピットディスプレイ」の表示を切り替えると、こちらのデザインも連動して変化する。
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13/21今回の試乗車は標準ボディーの「S400d 4MATIC」。現時点における新型「Sクラス」のラインナップの中で、最も廉価なモデルとなる。
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14/21「AMGライン」に含まれる20インチのフィンホイール。タイヤサイズは標準仕様が前・後ろともに255/50R18であるのに対し、AMGライン装着車は前:255/40R20、後ろ:285/35R20となる。
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15/21「ダイナミックセレクト」に用意される走行モードは「エコ」「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」「インディビジュアル」の5種類。選択されたモードに応じて、エンジンやトランスミッション、サスペンション、ステアリングアシストなどの制御が切り替わる。
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16/21新型「Sクラス」には、顔や指紋、声、あるいはPINコードによる認証機能が備わっており、乗員に応じてシートやステアリング、ドアミラーのポジション、コックピットディスプレイの表示スタイル、ペアリングした携帯情報端末、ナビゲーションのお気に入り設定などが自動で読み込まれる。
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17/21試乗車にはクロスステッチ入りのナッパレザーシートや、ブルメスターの3Dサラウンドサウンドシステムなどからなる「レザーエクスクルーシブパッケージ」が採用されていた。
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18/21「S400d 4MATIC」のトランクルーム容量は505リッター。後席には長尺物の積載に便利な、スルーローディング機能が備わっている。
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19/21メルセデス・ベンツ車として初めて採用された、格納式のアウタードアハンドル。リモコンキーを持った人が近づくと、自動でせり出してくる。
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20/21よりコンフォート寄りとなった乗り味や、デジタル化が一気に進んだユーザーインターフェイスなど、従来モデルから大きく変化・進化した新型だが、乗ればすぐに「Sクラス」だと分かる空気感は健在だった。
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21/21メルセデス・ベンツS400d 4MATIC

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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