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2/14ショーカー然としたウエッジシェイプのスタイリングが衝撃的だった「ランボルギーニ・カウンタック」。1974年から1990年まで、16年にわたり生産された。写真は最初期モデルの「LP400」。
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3/14「シザースドアを装備し、V12エンジンをミドシップ搭載する」という伝統は、今日のランボルギーニの旗艦モデルにも受け継がれている。
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4/14「カウンタックLP400/LP400S」に搭載された3.9リッターV12エンジン。高出力の多気筒エンジンは、スーパーカーの大きな魅力だった。
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5/1412気筒エンジンをミドシップ搭載した「フェラーリ365GT4BB」。日本のスーパーカーブームと時代が重なるのは、むしろ改良モデルの「512BB」のほうで、1981年にはエンジンをインジェクション化した「512BBi」に進化する。
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6/14ロータスのミドシップスポーツカー「ヨーロッパ」。軽量・小型・低重心なモデルで、高い運動性能を誇った。
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7/14V8エンジンをミドシップ搭載した「マセラティ・ボーラ」。「メラク」は同車とコンポーネンツを共有する、4座のV6ミドシップスポーツカーである。
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8/14WRCへの投入を念頭に開発された「ランチア・ストラトス」。同車の活躍により、ランチアは1974年から1976年までWRCの王者に君臨した。
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9/14イタリアとアメリカのコラボレーションで登場した「デ・トマソ・パンテーラ」。コストパフォーマンスのよさで人気を博すが、品質問題とオイルショックでつまずくこととなった。
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10/141973年に登場した「ポルシェ911カレラRS 2.7」。グループ4のホモロゲーションモデルで、今ではポルシェ随一のコレクターズアイテムとなっている。
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11/14スーパーカーブームのもとではさまざまな商品が人気を博した。写真は当時流行したスーパーカー消しゴム。
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12/14世界初のスーパーカーとされる「ランボルギーニ・ミウラ」のデビューは1966年。欧米におけるスーパーカーブームの始まりは、日本より10年ほど早く、1970年代中盤には早くも下火になりつつあった。
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13/14「ミウラ」に搭載される3.9リッターV12エンジン。1965年のトリノショーでミドシップのベアシャシーが発表されたとき、人々は「ランボルギーニもついにレースに参戦するのでは」とうわさしたという。
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14/14デビュー当時、ランボルギーニは「ミウラ」の最高速を265km/hと公称していた。今日では、これより高性能なモデルも少なくはないが、それでも往年のスーパーカーが輝きを失うことはない。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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