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1/9ホンダが2021年の上海モーターショーに出展した「SUV e:プロトタイプ」。中国では初となるホンダブランドのEVのプロトタイプであり、今回発表された「e:NS1」と「e:NP1」の前身にあたるモデルだ。
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2/9ホンダは2024年にGM製のEVプラットフォームを用いた新型車「プロローグ」を上市し、2020年代後半に自社開発のプラットフォームを用いたEVを導入するとしている。主要マーケットである米国と中国で、全く異なる戦略を立てているのだ。
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3/9広州ホンダ初のプラグインハイブリッド車として、2021年の上海モーターショーに出展された「ブリーズPHEV」。ホンダは中国において、2つの環境規制によるクレジットの支払いが大きな負担となっており、NEVのラインナップ拡充を急いでいる。
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4/9「e:NS1」と「e:NP1」に採用される「e:NアーキテクチャーF」は、前輪駆動ベースのEV専用プラットフォームである。フロア形状を見ると、センタータンクレイアウトの前席下フロアが盛り上がった設計を踏襲していることが分かる。この盛り上がった部分に厚めに電池を配置する。(写真:ホンダの発表動画より抜粋)
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5/92019年に広州ホンダが発売した「理念VE-1」。写真の通り、先代「ヴェゼル」をベースとしたEVである。
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6/9ホンダが今後中国で商品化するとしている、3車種のEVのコンセプトカー。「e:NS1」や「e:NP1」より、車体がひと回り大きい。
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7/9今回の戦略発表動画で登場した「e:Nアーキテクチャー W」。駆動モーターの形状やサスペンション形式など、設計はかなり細部まで煮詰まっているようだ。(写真:ホンダの発表動画より抜粋)
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8/9「ホンダe」と3車種のEVコンセプトカーはともに後輪駆動(ないし後輪駆動ベースの4WD)という駆動方式を採っているが、両車はボディーサイズが大きく異なるうえに、見たところモーターの形状も大きく異なる。コンポーネンツの共用はなさそうだ。
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9/9駆動用モーターに関しては、ホンダは日立製作所との関係が深い。2017年には日立の自動車機器グループから分社化した日立オートモティブシステムズと、電動車両用モーターの開発・製造・販売を行う合弁会社、日立オートモティブ電動機システムズ(現日立Astemo電動機システムズ)を設立している。

鶴原 吉郎
オートインサイト代表/技術ジャーナリスト・編集者。自動車メーカーへの就職を目指して某私立大学工学部機械学科に入学したものの、尊敬する担当教授の「自動車メーカーなんかやめとけ」の一言であっさり方向を転換し、技術系出版社に入社。30年近く技術専門誌の記者として経験を積んで独立。現在はフリーの技術ジャーナリストとして活動している。クルマのミライに思いをはせつつも、好きなのは「フィアット126」「フィアット・パンダ(初代)」「メッサーシュミットKR200」「BMWイセッタ」「スバル360」「マツダR360クーペ」など、もっぱら古い小さなクルマ。
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