-
1/30
-
2/30全長・全幅の割に全高が高い「フィアット500e」。床下にバッテリーを積むためにフロア高や着座位置も高めだ。
-
3/30インストゥルメントパネルまわりの意匠は、従来型の「フィアット500」とは全く異なる。シフトはダッシュボード中央のスイッチで操作。ドアのオープンも電気式のボタンで行う。
-
4/30「アイコン」と「オープン」に装備されるリサイクルレザーのシート。エントリーグレード「ポップ」のファブリックシートも、表皮はリサイクル素材でできている。
-
5/30ダッシュボードには短冊切りのレザーを編みこんだイントレチャートのトリムを使用。インテリアの各所に「500」や「FIAT」のロゴ、“ヌオーバ500”のアイコンなどが隠れている。
-
フィアット 500e の中古車webCG中古車検索
-
6/30「フィアット500e」の走りは“EVらしさ”を前面に押し出したもの。大トルクかつトルク変動のないモーターの特性を生かし、軽快に走る。
-
7/30インフォテインメントシステム「Uconnect」にはEV向けの各種機能を追加。タッチスクリーンは10.25インチと大型で、ナビゲーションシステムも搭載されている。
-
8/30「フィアット500e」のセンターコンソール。ドライブモードの切り替えスイッチが助手席側に付いているのは、左ハンドルの国のクルマのご愛敬(あいきょう)か?
-
9/30走行モードは3種類。「シェルパ」はエコドライブに特化したモードで、車速は80km/h以下に抑えられ、エアコンやシートヒーターも停止する。(手動で再始動可能)
-
10/30「フィアット500eアイコン」の車両重量は1330kgと、EVとしては非常に軽量。「ホンダeアドバンス」は1540kgなので、フィアットのほうが実に210kgも軽いのだ。
-
11/30タイヤサイズは205/45R17。試乗車にはグッドイヤーのコンフォートタイヤが装着されていた。
-
12/30メーターに代えて装備される、7インチのTFTマルチファンクションディスプレイ。表示はわかりやすく、車速やバッテリー残量、走行可能距離などがひと目で確認できる。
-
13/30最新のモデルらしく運転支援システムも充実。アダプティブクルーズコントロールには、制限速度に応じてスピードを自動調整する機能も備わっている。
-
14/30EVとしての性能は、「フィアット500e」は電力消費率が128Wh/km、一充電走行距離が335km。「ホンダeアドバンス」は電力消費率が138Wh/km、一充電走行距離が259kmとなっている。(いずれもWLTCモード)
-
15/30「フィアット500e」は、普通充電に加えてCHAdeMOの急速充電にも対応。ただし使用には専用のアダプターが必要となる。
-
16/30「ホンダe」の充電口は普通充電、急速充電ともにフロントに装備。「常日ごろ触れるところだから、質感の高いものにしたかった」という開発者のこだわりから、リッドは手触りのよいガラス製となっている。
-
17/30「ホンダe」のセンターコンソール。操作ミスを防ぐため、シフトセレクターはボタンごとに操作方法や押す向き、ボタンの形状が異なっている。
-
18/30「ホンダe」の乗り心地は、フィアットのそれより落ち着きのあるもの。加速の特性についても、わかりやすいEVらしさよりリニアな操作性や運転のしやすさを重視したものとなっている。
-
19/30「フィアット500e」のリアシート。ちなみに本国仕様には、片側観音開きドアを備えた「500 3+1」もラインナップされている。
-
20/30ラゲッジスペースは限られているが、2分割式の後席を倒して拡張できる。
-
21/30「ホンダe」のリアシート。空間的には“必要十分”といった感じだが、リアドアがあるので乗降性は良好。サイドウィンドウは開閉するし、USBジャックも2つ設けられている。
-
22/30「ホンダe」の荷室は、後席を倒せば565リッターまで容量を拡張可能。ただし可倒機構は左右一体型なので、“3人乗車+やや大荷物”といった使い方はできない。
-
23/30FWDの「フィアット500e」は、モーターやパワーコントロールユニットなどがまとめてフロントに搭載される。モーターの出力/トルクは「ホンダe」より低めだが、それを目いっぱい引き出す制御がスポーティーだ。
-
24/30RWDの恩恵により、「ホンダe」は4.3mという最小回転半径を実現。街なかでも、抜群に取り回しがしやすい。
-
25/30フィアット同様、各所に開発者の遊び心がみられる「ホンダe」だが、それらの演出もいかにも親切というか日本的。音声操作を試みるとセンターディスプレイにマスコットが登場し、システムの作動状態をドライバーに知らせてくれる。
-
26/30同じ都市型EVコミューターでありながら、全く異なるクルマに仕上がっていた「フィアット500e」(右手前)と「ホンダe」(左奥)。EVが普及しても、自動車の“選べる幸せ”は不滅に違いない。
-
27/30フィアット500eアイコン
-
28/30
-
29/30ホンダeアドバンス
-
30/30

今尾 直樹
1960年岐阜県生まれ。1983年秋、就職活動中にCG誌で、「新雑誌創刊につき編集部員募集」を知り、郵送では間に合わなかったため、締め切り日に水道橋にあった二玄社まで履歴書を持参する。筆記試験の会場は忘れたけれど、監督官のひとりが下野康史さんで、もうひとりの見知らぬひとが鈴木正文さんだった。合格通知が届いたのは11月23日勤労感謝の日。あれからはや幾年。少年老い易く学成り難し。つづく。
フィアット 500e の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】 2025.12.17 「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
新着記事
-
NEW
ホンダ・プレリュード(後編)
2025.12.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「ホンダ・プレリュード」に試乗。前編ではパワートレインの制御を絶賛した山野だが、シャシーやハンドリング性能はどう見ているのだろうか。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
フォルクスワーゲンTロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル(4WD/7AT)【試乗記】
2025.12.20試乗記冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。 -
失敗できない新型「CX-5」 勝手な心配を全部聞き尽くす!(後編)
2025.12.20小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージによる新型「マツダCX-5」の開発主査へのインタビュー(後編)。賛否両論のタッチ操作主体のインストゥルメントパネルや気になる価格、「CX-60」との微妙な関係について鋭く切り込みました。 -
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。
注目の記事
-
フルモデルチェンジで全方位に進化した人気のコンパクトカー「MINIクーパー5ドア」の魅力に迫る。 特集 -
品質の高さと確かな保証でカーライフに寄り添う「レクサス認定中古車CPO」。その魅力を探る。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング500e






























