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2/232022年6月に発売された日産の新型電気自動車「サクラ」。デビュー後の初期受注は約3週間で1万1000台を超え、第1四半期決算時点で累計受注台数は約2万3000台に達したという。今回は車両本体価格294万0300円の最上級グレード「G」に試乗した。
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3/23最上級グレードの「サクラG」には、高速道路単一車線での運転支援技術「プロパイロット」が標準で装備されている。本革巻きステアリングホイールは、4万4000円の有償オプションとなる「プレミアムインテリアパッケージ」に含まれるアイテム。
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4/232つの液晶ディスプレイを水平方向にレイアウトしたインストゥルメントパネル。「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」と呼ばれるメーターパネルは7インチ、ダッシュボードセンターに置かれた「NissanConnectナビゲーションシステム」のパネルは9インチサイズとなる。
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5/23「サクラG」のボディーサイズは全長×全幅×全高=3395×1475×1655mm、ホイールベースは2495mm。車重は1080kg(カタログ値)と発表されている。
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6/23「サクラG」の走行シーン。荒っぽいアクセル操作をしても無粋なショックがまるでなく、日産が市販EVを10年以上手がけてきた経験はダテではないと感じさせる。
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7/23フロントボンネット下に収まる駆動用モーター。最高出力は軽の自主規制値に合わせた64PSだが、最大トルクは2リッターガソリンエンジン級の195N・mを発生する。
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8/23今回の試乗車では、合皮とトリコットのコンビネーションシート表皮や本革巻きステアリングホイール、インテリアライティングなどがセットとなる「プレミアムインテリアパッケージ」が選択されていた。
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9/23後席のポジションを最も後方にスライドさせた様子。トリコットの後席ドアトリムクロスも「プレミアムインテリアパッケージ」に含まれるオプションアイテムとなる。
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10/23「シーズンカラー」と呼ばれる「ブロッサムピンク/ブラック 2トーン」のボディーカラーは6万6000円の有償オプション。シーズンカラーには、ピンクゴールドのルーフサイドステッカーが付く。
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11/23バイワイヤ式のシフトセレクターレバー右側に、アクセルオフでの減速度を高める「e-Pedal」とオプションの「プロパイロットパーキング」の作動スイッチが配置されている。
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12/23助手席前のダッシュボードには、インストスライドボックス(写真上)やグローブボックス(写真下)が組み込まれている。多彩な収納アイテムが用意されているのも「サクラ」の特徴だ。車検証入れは、助手席側ドアトリム下部に独立して設置されている。
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13/23ドライブモードやハンドル支援のオン/オフ切り替えスイッチなどが、ダッシュボード右下に配置されている。当初、ドライブモードの切り替え機能を「サクラ」に搭載する予定がなかったため、最終的にこの位置に落ち着いたという。
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14/23今回の試乗車両は、日本の美意識を感じさせるという水引デザインが採用された15インチアルミホイール(オプション)に、165/55R15サイズの「ブリヂストン・エコピアEP150」を装着していた。
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15/23「サクラG」のラゲッジスペース。写真は後席を最も後方にスライドさせた様子で、この状態での荷室容量は107リッターとなる。床下にラゲッジアンダーボックスも設置されている。
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16/23後席を最も前方にスライドさせたラゲッジスペースの様子。後席の背もたれには、50:50の分割可倒機構が備わっている。
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17/237インチサイズのメーターパネル。ハンドル左側にあるスイッチを押すと、ホーム(速度計とパワーメーターをメインで表示)、EVグループ、エコグループ、走行支援グループ、オーディオ情報、などの順で表示項目が切り替わる。
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18/23「サクラG」には、先行車や対向車の妨げにならないよう自動的にハイビーム(上向き)の照射範囲を切り替えるアダプティブLEDヘッドランプが標準で装備される。フロントグリルは光沢のある、「クリアブラックシールド」と呼ばれるGグレード専用のパネルデザインが採用される。
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19/23充電ポートは車体の右リアフェンダー部に配置されている。普通充電用のキャップには「SAKURA」のロゴが、急速充電用のキャップにはホイールと同じ日本伝統の水引模様が描かれている。
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20/23後部座席を最も前方にスライドさせ、背もたれをすべて前方に倒した様子。倒した後席背もたれと床面に多少の段差は生じるが、広々とした空間が出現する。
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21/23「サクラ」の一充電あたりの走行距離は、WLTCモードのカタログ値で180km。エアコンをかけながら一般的な使用を想定しつつドライブすると、電欠のストレスを感じずに走れるのは100km前後と考えられる。
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22/23日産サクラG
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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