-
1/21
-
2/212022年6月に日本導入が発表されたテスラの新型EV「モデルY」。クーペライクなSUVフォルムが特徴で、先に登場したSUV「モデルX」よりもひとまわりコンパクトなサイズになっている。
-
3/21「テスラ・モデルY」は、シングルモーターの後輪駆動モデル「RWD」と、前後アクスルにモーターを1基ずつ搭載する四輪駆動モデル「パフォーマンス」の2タイプが導入される。今回試乗したのは後者で、車両本体価格は833万3000円。
-
4/21セダンの「モデル3」と75%のコンポーネンツを共有するという「モデルY」。シンプルなインテリアデザインや一度に2台のスマートフォンが充電できるといった装備類も、最新モデル間では基本的に共通となっている。テスラはモデル3からヴィーガンレザーの採用を本格的に開始し、現在のインテリアはシートも含め100%動物性レザーフリーとなる。
-
5/21運転席の目前にはメーターやそれを覆うナセルなどもなく、とてもシンプル。シフトセレクターとウインカーレバー以外には、ステアリングホイール上に2つのジョグダイヤルスイッチが備わるのみ。
-
テスラ モデルY の中古車webCG中古車検索
-
6/21ボディーカラーは、12万6000円の有償色「ディープブルーメタリック」(写真)を含む全5種類をラインナップしている。ドアハンドルはボディー埋め込み型のフラットデザイン。幅広の部分を押し、飛び出してきたレバーを引いてドアを開ける。
-
7/21今回の試乗車では、ブラック/ホワイトのコンビネーションカラーで構成される 12万6000円の有償オプション「プレミアムインテリア」が選択されていた。
-
8/21シートは100%動物性レザーフリーのヴィーガンレザーで仕立てられている。手ざわりが良く、上質な印象だ。後席の背もたれには、荷室のスイッチ操作で前方に倒せる「電動フォールドフラットリリース機能」が標準で備わる。
-
9/21今回の試乗車両は、標準装備となるつや消しブラックの「21インチウーバータービンホイール」に、フロント:255/35R21、リア:275/35R21サイズの「ピレリPゼロELECT」タイヤが組み合わされていた。
-
10/21「モデルYパフォーマンス」の走行モードは「スポーツ」と「チル」の2種類。チルモード選択時は加速能力が制限され、快適な乗り心地でゆったりと運転することができる。スポーツモードでは通常レベルのパワフルな加速性能を提供するという。
-
11/21ダッシュボード中央に取り付けられた15インチサイズのタッチディスプレイ。灯火やアウターミラー、ドアロックといった各種車両設定のほか、エアコンの操作や外部エンターテインメントへの接続まで、このディスプレイでコントロールできる。
-
12/21Bピラーに取り付けられたカメラ。ボディーの外周やフロントウィンドウ上部に取り付けられた計8個のカメラを用いて、アクティブセーフティー機能をコントロールしている。
-
13/21「モデルYパフォーマンス」の荷室床面を外した様子。容量は5人乗車の通常使用時で854リッター、後部座席を折りたたんだ状態では2041リッターとなる。
-
14/21「モデルYパフォーマンス」のボディーサイズは4751×1921×1624mm、ホイールベース=2890mm。兄弟車である「モデル3」よりもホイールベースが15mm長い。
-
15/21「モデルYパフォーマンス」は0-100km/h加速が3.7秒、最高速度が250km/hという走行性能を誇る。一充電あたりの航続距離は、WLTCモード値で595kmと発表されている。
-
16/21フロントフードを開けた様子。オーバーハング部分に容量117リッターの荷室が用意される。ウインドウオッシャー液の補充口もフロントフード下に備わる。
-
17/21赤外線と紫外線を効果的に遮断するという広大な面積のガラスルーフを標準で装備。ただし、内側にシェード類は用意されていない。
-
18/21現在地から一番近い「テスラスーパーチャージャー」を検索。今回は17km先、時間にして18分の距離に設置されていることがわかった。到着時間に合わせて電池温度を上げる制御が入るので、テスラスーパーチャージャーのスタンドに到着後は即座に大電流充電がはじめられる。
-
19/21「テスラスーパーチャージャー」で充電する様子。充電口は左リアフェンダーの上部に設置されている。バッテリー残量が半分以下だった今回の試乗車両も、わずか20分ほどで充電完了(充電上限80%に設定)となった。
-
20/21テスラ・モデルYパフォーマンス
-
21/21

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
テスラ モデルY の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】 2025.9.19 プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。
-
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】 2025.9.17 最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。
-
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.16 人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
ランボルギーニ・ウルスSE(前編)
2025.9.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「ランボルギーニ・ウルスSE」に試乗。時代の要請を受け、ブランド史上最大のヒットモデルをプラグインハイブリッド車に仕立て直した最新モデルだ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT ABS(6AT)【レビュー】
2025.9.20試乗記日本のモーターサイクルのなかでも、屈指のハイテクマシンである「ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT」に試乗。高度な運転支援システムに、電子制御トランスミッション「Y-AMT」まで備えた先進のスポーツツアラーは、ライダーを旅へといざなう一台に仕上がっていた。 -
あの多田哲哉の自動車放談――ポルシェ911カレラGTS編
2025.9.19webCG Moviesトヨタ在籍時から、「ポルシェ911」には敬意を持って接してきたというエンジニアの多田哲哉さん。では、ハイブリッド化した911にどんなことを思ったか? 試乗した印象を存分に語ってもらった。 -
メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ
2025.9.19画像・写真2025年9月19日に国内での受注が始まった「メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ」は、販売台数5台限定、価格は5700万円という高級サルーン。その特別仕立ての外装・内装を写真で紹介する。 -
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか?
2025.9.19デイリーコラム中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか? -
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.9.19試乗記プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。