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1/142021年9月に発売されたブリヂストンの新しいフラッグシップスタッドレスタイヤ「ブリザックVRX3」。今回は冬の北海道・旭川の市街地と北海道最高峰の旭岳へと向かう郊外のルートで、その実力を確かめた。
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2/14誕生から34年におよぶ歴史を有するブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザック」。最新世代の「ブリザックVRX3」は、「断トツの氷上性能向上に加え、ライフ性能、効き持ちの向上を実現した新次元のプレミアムブリザック」をコンセプトに開発された。
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3/14北海道・旭川の市街を行く「ブリザックVRX3」を装着した「アウディQ5」。同市内の幹線道路は通行量も多く、発進・停止が繰り返される交差点付近はアイスバーン化していた。
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4/14旭川市内から旭岳まで試走を行った「アウディQ5」では、235/55R19サイズの「ブリザックVRX3」が19インチの純正ホイールに装着されていた。
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5/14市街地における加速や制動シーンでは、「ブリザックVRX3」のしっかりとしたグリップ感が印象的だった。トラクションコントロールやABSの介入タイミングが予想よりも遅く、さらに作動も少なかったのは、優れたスノー&アイス性能を有していることの証しといえそうだ。
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6/14市街地を行く速度レベルでは、あえてラフなアクセルやステアリング操作を試みても、「ブリザックVRX3」の頼もしい接地感に変わりはなかった。
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7/14「ブリザックVRX3」のサイドウォールには、冬用タイヤとしての証しである「スノーフレークマーク」が刻印されている。左右非対称のサイド形状を採用し、ふらつきの抑制と高い直進安定性を実現したという。
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8/14「L字ブロック」や「端止めサイプ」などを用いた新トレッドパターンを採用。ブロックごとに密度と方向を最適化したというサイプの配置も「ブリザックVRX3」の特徴だ。
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9/14雪道の路面コンディションは一定ではない。一度溶け出した雪が再度凍結し、断続的に氷の凸凹が現れるような路面でも、安心してハンドルを握ることができた。
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10/14ブリヂストンの独自技術である発泡ゴムは「フレキシブル発泡ゴム」に進化。氷上の水膜を除去する発泡の形状を従来の球状から楕円(だえん)形に変更し、毛細管現象により吸水力を向上させている。
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11/14235/55R19サイズの「ブリザックVRX3」が装着された「メルセデス・ベンツGLC」。忠別湖から旭岳ロープウェイ山麓駅へと続く道道1160号線のワインディングロードを試走した。
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12/14SUV用として2022年10月に追加設定された225/65R17サイズの「ブリザックVRX3」を履く「トヨタ・ハリアー」。「使用開始から4年たっても従来型の新品時以上」という効き持ち性能もセリングポイントとしてアナウンスされている。
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13/14今回試走用に用意されていた「トヨタ・ヤリス クロス」は、205/65R16サイズの「ブリザックVRX3」を装着。コンパクトSUVへのマッチングも確認できた。
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14/14「ブリザックVRX3」のサイズ展開は135/80R12から225/45R21の全127種類で、価格は1万0175円から12万5180円。サイズに応じて3つのトレッドパターンが用意されている。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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