-
1/29
-
2/292022年11月16日に世界初公開された新型「トヨタ・プリウス」。国内における発売時期はハイブリッドモデル(HEV)が今冬、プラグインハイブリッドモデル(PHEV)が2023年春ごろとされている。今回は前者のプロトタイプに試乗した。
-
3/29新型「プリウス」の開発コンセプトは「Hybrid Reborn」。「デザインと運転感覚の両面でエモーショナルなモデル」となることが目指された。
-
4/29ボディーサイズは全長×全幅×全高=4600×1780×1430mm。先代と比べた場合25mm長く、20mm幅広く、40mm低くなっている。ホイールベースは+50mmの2750mm。
-
5/29インテリアのコンセプトは、水平基調のシンプルなダッシュボードにセンターディスプレイとメーターパネルを配置する「アイランドアーキテクチャー」。イルミネーションは運転支援システムと連動しており、危険が迫った際には点滅することでドライバーに注意を促す。
-
トヨタ の中古車webCG中古車検索
-
6/29上級グレードのフロントシート。フロントサイドウィンドウの輪郭からもわかるとおり、Aピラーは大きく傾斜しているものの、窮屈さは感じない。
-
7/29スポーツカーを思わせるシャープなルーフラインを描く新型「プリウス」だが、空気抵抗係数では先代モデルに一歩ゆずる。
-
8/292リッターモデルに組み合わされる19インチアルミホイール。4WDモデルであることを示す「E-Four」のエンブレムは、写真のように、助手席側フロントドアの下方にだけ添えられる。
-
9/29新型「プリウス」のパワートレインは3種類。ハイブリッド車には1.8リッターと2リッターの2種類が用意され、プラグインハイブリッド車にはより高出力な2リッターユニットが搭載される。
-
10/29後席は60:40の分割可倒式で、中央席の背もたれは左右席のアームレストを兼ねている。運転席からの後方視界は、良好とは言いがたい。
-
11/295人乗車時の荷室の様子。先代ではフロア下に収納されていたバッテリーを後席下に移設することで、積載容量の拡大が図られた。
-
12/29富士スピードウェイのショートサーキットで新型「プリウス」に試乗する。先代に勝る加速感もさることながら、アクセルやブレーキの操作に対するリニアな反応や、足まわりの動きのよさも印象的だった。
-
13/29シフトセレクターやパーキングブレーキは電子式。その隣(助手席側)に見える溝は、スマートフォンを縦に挿入して使う非接触充電スロットである。
-
14/29メーターパネルは、ステアリングホイールのリムより上方に見るデザイン。メーターバイザーは備わらない。
-
15/29サーキットを駆け抜ける姿は、まるでスポーツカーのよう。リアアクスルに独立型モーターを持つ4WD車では、後輪が路面を蹴るさまが如実に体感できた。
-
16/291.8リッターの試乗車には、特徴的なタービン型の17インチホイールが組み合わされていた。
-
17/29システム最高出力190PSの2リッターモデルは、乗用車としては明らかに「速い」部類に入る。そのキビキビとした走りには、新型ならではの魅力がある。
-
18/29新型「プリウス」のサイドミラー周辺部。ミラーの前方には、空力性能を高める小さなフィンが備わる。
-
19/29ステアリングホイールのスポーク部には、アダプティブクルーズコントロールの操作スイッチが並ぶ。
-
20/29荷室の側面に備わる外部給電用コンセント。後席用のセンターコンソールにも設置されている。
-
21/29ボディーカラーは、写真手前の「アッシュ」を含む全8色がラインナップされる。
-
22/29トヨタ・プリウス プロトタイプ(1.8リッターFF車)
-
23/29カップホルダーやトレーが備わるセンターコンソール。USBのコネクターはタイプC。(写真は展示車両のもの)
-
24/29トヨタ・プリウス プロトタイプ(1.8リッター4WD車)
-
25/29後席の背もたれを前方に倒し、荷室を最大化した様子。ハッチバックの「プリウス」は開口部も大きく、荷物の積み下ろし性に優れる。(写真は展示車両のもの)
-
26/29トヨタ・プリウス プロトタイプ(2リッターFF車)
-
27/29真一文字のデザインが印象的なリアコンビランプ。その下方には、ハイブリッドモデル専用の「HEV」エンブレムが装着される。
-
28/29トヨタ・プリウス プロトタイプ(2リッター4WD車)
-
29/29エンジンルームの前方には、「PRIUS」ロゴに加えて、「HYBRID REBORN」の文字が刻まれている。

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
トヨタ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】 2025.9.17 最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。
-
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.16 人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
-
トヨタGRヤリスRZ“ハイパフォーマンス”【試乗記】 2025.9.12 レースやラリーで鍛えられた4WDスポーツ「トヨタGRヤリス」が、2025年モデルに進化。強化されたシャシーや新しいパワートレイン制御、新設定のエアロパーツは、その走りにどのような変化をもたらしたのか? クローズドコースで遠慮なく確かめた。
新着記事
-
NEW
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか?
2025.9.19デイリーコラム中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか? -
NEW
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.9.19試乗記プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。 -
ロレンツォ視点の「IAAモビリティー2025」 ―未来と不安、ふたつミュンヘンにあり―
2025.9.18画像・写真欧州在住のコラムニスト、大矢アキオが、ドイツの自動車ショー「IAAモビリティー」を写真でリポート。注目の展示車両や盛況な会場内はもちろんのこと、会場の外にも、欧州の今を感じさせる興味深い景色が広がっていた。 -
第845回:「ノイエクラッセ」を名乗るだけある 新型「iX3」はBMWの歴史的転換点だ
2025.9.18エディターから一言BMWがドイツ国際モーターショー(IAA)で新型「iX3」を披露した。ざっくりといえば新型のSUVタイプの電気自動車だが、豪華なブースをしつらえたほか、関係者の鼻息も妙に荒い。BMWにとっての「ノイエクラッセ」の重要度とはいかほどのものなのだろうか。 -
建て替えから一転 ホンダの東京・八重洲への本社移転で旧・青山本社ビル跡地はどうなる?
2025.9.18デイリーコラム本田技研工業は東京・青山一丁目の本社ビル建て替え計画を変更し、東京・八重洲への本社移転を発表した。計画変更に至った背景と理由、そして多くのファンに親しまれた「Hondaウエルカムプラザ青山」の今後を考えてみた。 -
第4回:個性派「ゴアン クラシック350」で“バイク本来の楽しさ”を満喫する
2025.9.18ロイヤルエンフィールド日常劇場ROYAL ENFIELD(ロイヤルエンフィールド)の注目車種をピックアップし、“ふだん乗り”のなかで、その走りや使い勝手を検証する4回シリーズ。ラストに登場するのは、発売されたばかりの中排気量モデル「ゴアン クラシック350」だ。