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2/25新世代「トヨタ・クラウン」シリーズの第3弾として、2023年11月に発表・発売された新型「クラウン セダン」。ショーファーカーとしての使用も想定した、フォーマルな大型セダンだ。(写真:向後一宏)
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3/25インテリアでは、厚さを抑えた横基調のダッシュボードと、太くて嵩(かさ)のあるセンターコンソールが織りなす“T字”のレイアウトが特徴。3ゾーンオートエアコンにプレミアムオーディオ等々、快適装備は非常に充実している。(写真:向後一宏)
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4/25パワーユニットには2.5リッターハイブリッドと水素燃料電池システムの2種類を用意。“エンジン縦置き+後輪駆動”ベースのプラットフォームは、FCEVの2代目「ミライ」をベースとしたものだ。(写真:山本佳吾)
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5/252022年7月の、新型「トヨタ・クラウン」発表会の様子。エンジン縦置きのFRプラットフォームをベースとし、電動のセダンの車形を守る「クラウン セダン」は、4車種を擁するクラウンファミリーのなかでも異色の存在となっている。
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6/25パワーユニットには2種類用意されるものの、グレードは「Z」のみ、駆動方式は後輪駆動のみ……と、新型「クラウン セダン」のバリエーションは非常にシンプルだ。(写真:向後一宏)
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7/25車体の各部がブラックでコーディネートされる「ブラックパッケージ」の装着車。同オプションを選択すると、ホイールも19インチから20インチにサイズアップする。
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8/25標準仕様の19インチアルミホイールと「ブラックパッケージ」の20インチアルミホイール。タイヤサイズは、前者が235/55R19、後者が245/45ZR20だ。(写真:向後一宏)
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9/25インテリアでは、各部に杢目(もくめ)調やサテンメッキの装飾を採用。64種類の色を選べるLED照明も備わっている。内装色は「ブラック」と「ミッドブラウン」の2種類だ。
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10/25販売の主力と目される2.5リッターハイブリッド車のパワートレイン。ハイブリッドシステムには4段の有段変速機構を組み合わせた「マルチステージハイブリッド」を採用しているが、この機構と2.5リッターエンジンの組み合わせは、じつはこれが初となる。
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11/25FCEVのパワートレイン。FCスタックの最高出力は128kWで、高付加走行時には、回生エネルギーで充電される駆動用バッテリーからも、モーターに電力が供給される。
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12/25HEV、FCEVともにAC100V・1500Wの非常時給電システム付きアクセサリーコンセントを2個装備。FCEVにはDC9kWの外部給電アウトレットも備わっている。一般家庭の電力消費量(400W/1時間と想定)に換算すると、HEVならガソリン満タンの状態から約6日分、FCEVなら水素満充てんの状態から約4日分の電気を供給できる。(写真:山本佳吾)
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13/25サスペンションは前後ともにマルチリンク式で、走行状態や路面状況に加え、カーナビの地図情報も参照して減衰力を自動調整する電子制御ダンパー「NAVI・AI-AVS」が標準で装備される。
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14/25「クラウン セダン」のフロントマスク。薄型のヘッドランプと台形の大きなフロントグリルは、「クラウン クロスオーバー/スポーツ」などと共通するモチーフだ。
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15/25「クラウン セダン」と「クラウン クロスオーバー」のサイドビュー。エンジン縦置きのフラットフォームをベースとする前者は、ロングノーズでホイールベースも長い。
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16/25サイドのガラスエリアは、Cピラーにもリアクオーターウィンドウを備えた、いわゆる“6ライト”。「クラウン」といえば太いCピラーに王冠エンブレム……というのがお約束だったが、その伝統は14代目を最後に失われた。
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17/25カラーバリエーションは全6種類で、すべての色で「ブラックパッケージ」の選択が可能。「プレシャスホワイトパール」(左上)と「プレシャスシルバー」(左中)、「プレシャスブラックパール」(左下)は、5万5000円の有償色となる。
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18/25シート表皮は全車共通でプレミアムナッパレザー。運転席・助手席、後ろ左右席には、3段階の温度調整機能付きシートヒーターや、ベンチレーション機能が備わる。(写真:向後一宏)
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19/25後ろの左右席には電動リクライニング機構を採用。先述のヒーター/ベンチレーションに加え、マッサージ機能や降車時のリクライニングサポート機能なども備わる。サンシェードはリアドアウィンドウとリアウィンドウに備わり、後者は電動開閉式となる。(写真:向後一宏)
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20/25リアのセンターアームレストには、各種快適装備・機能を操作するマルチオペレーションパネルが搭載される。(写真:向後一宏)
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21/25ショーファーカーとしての使用も想定される「クラウン セダン」。助手席のヘッドレストは可倒式で、また後席側から助手席のリクライニング/スライド機構を操作できるよう、「肩口パワーシートスイッチ」も装備されている。(写真:向後一宏)
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22/25走行時にエンジンが音を発するHEVには、スピーカーから逆位相の音を出してノイズを打ち消すアクティブノイズコントロール機能が搭載される。(写真:向後一宏)
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23/25先進運転支援システムは充実しており、リスクを先読みしてドライバーの安全運転を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」をはじめ、渋滞時のハンズオフ走行機能やドライバー異常検知システムなどが、標準で装備されている。(写真:山本佳吾)
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24/25ユーティリティー関連でのHEVとFCEVのちがいとしては、トランクルームの形状が挙げられる。前者は容量が450リッターで9.5インチゴルフバッグを3個積めるとされているのに対し、後者の容量は400リッターで、ゴルフバッグは2個しか積めないとされる。(写真:山本佳吾)
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25/25水素社会の実現へ向けた取り組みはまだ始まったばかり。水素ステーションの数も十分とはいえないが、「そんなものは苦にならない」「偶然にも近所にステーションがある」という人にとっては、走ってよしで補助金ももらえるFCEVは、魅力的な選択肢となるかもしれない。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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